10/11/2011

イタリア後

イタリア帰国後は,国内共同研究の打ち合わせとJCI膨張委員会のシンポジウムが行われた。国内共同研究については,研究室でとった実験データの報告したが,まったく理解ができない挙動があり,その理由を添加した物質に求めたが結局,わからずじまいで今後,当該現象を突き詰めていく方向で検討することになった。
しかし,この方法でいくと,先にとった実験パラメータってあまり適切ではなかったんだよな,と思いながらディスカッションしていたのだが,どうしたものか。
良いデータだけど,切り捨てるかなあ。本当に良いデータなんだけどな。

JCI膨張シンポは,台風の影響もあって参加人数は予定よりすくなかった(と思う。)膨張材の近年の動きを網羅した良い報告書と思うので,是非,研究をする学生にしても,利用を考えている人についても読んでいただきたいと思う。
膨張材は20℃の理想環境の話と実現場の乖離が時として大きくなる材料であるので,このあたりは今後,ちゃんとやらないといけない。
そもそも,なぜ,膨張圧が生じるかについては理解している人もいるとは思うけど,理解できていないので,原理的に理解するような実験をしてみたいところだ。
マンパワー的にはいつになるか,わからないけれども・・・。

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