11/16/2014

11月3ー4日 ICMST-Kobe

ICMSTという日本保全学会の国際会議に11月3-4日と参加してきました。あまりコンクリート分野の人は入ってきたわけではないのですが,廃炉を用いた研究について国際的に議論が高まっており,特に先進的に実施しているスペインのZoritaプロジェクトについて議論することも目的の一つとして,CSICのC. Andrade教授に来日していただき,関係者で議論をしました。


湿度センサ

センシリオン社のSHT-75は,90~10%RHの領域で極めて精度が高く,海外でも,コンクリート中の湿度センサとして利用されています。私は,イリノイのLange先生からこのセンサを紹介を受けてしばらく使っていた時期があります。国内でも,センサの元締めや,このセンサチップをつかってセンサシステムを開発している企業などがあり,いくつかのルートで手に入りますし,自分自身でチップだけ購入して,学内の弱電系の技術員さんにお願いすれば比較的安価で利用することができます。


10月17日 カンタクローム社との打合せ

別に守秘契約を結んだわけでもなく,また,宣伝にもなるだろうと思うので,記載しようかと。誰かの参考になれば幸いです。

カンタークローム社のHydrosorb 1000の開発者さんが次世代機を開発して日本での販売が開始されたということで,打合せをさせていただきました。セメント系でカンタクローム社製品でデータを世界でもっとも多く取得して公開しているのはうちの研究室です。


10/11/2014

フィンランド出張:International Committe on Irradiated Concrete

10月7日から10月12日まで,海外出張に行ってきました。(というか,まだ,出張中です。)
米国出張との間は1日半しかありませんでした。まるで,ビジネスマンみたいです。

今回の出張は,FinlandのEspooで電力会社であるFortrumが会場です。
内容は,前回のBarcelonaに引き続き,International Committee on Irradiated concreteを立ち上げることが主要な目的です。本委員会は,米国のオークリッジ国立研究所(ORNL)の提案により,そもそもは日米国際知見交換会と,ORNLが個別に各国と行っていた知見交換を合流し,放射線によるコンクリートの変質を中心とした国際的な知見交換会を設立しようというものです。


米国出張:グランド・ステアケース・エスカランテ国立公園

9月25日から10月5日まで,米国に出張に行ってきました。
この出張は,フィールド調査で,いわゆる国際会議や研究打合せではありません。建築物のフィールド調査としては,ラクイラ,ベネチアを始めとする組積造調査について,名古屋市大の青木先生のプロジェクトに入れてもらっていて,時々報告してきました。
この調査は,私のあらたな研究フィールドである地質学に関するものです。

過去の少し触れましたが,名古屋大学博物館の吉田英一教授とは,炭素同位体を用いたコンクリートの劣化プロセスに関する研究をご一緒させていただきましたが,それが一段落(論文化はまだおわっていないんですが),カーボネーションのコンクリーション研究にご一緒させていただきました。球体状に炭酸カルシウムが濃集するメカニズムは,自然界においてまだ解明されていない現象の一つなのですが,それについて研究を一緒にさせていただき,現在論文が投稿寸前の状態になっています。

その後,コンクリーションつながりで,米国ユタ州で確認できる鉄コンクリーションに研究テーマがうつりました。Maeuq marbleとも呼ばれる鉄の球殻は,古くからメカニズムとして謎で,原住民のシャーマンなどが利用するような不思議な石として知られています。
ユタ州立大学は,この研究を20年近くにわたってきていますが,同じような現象が火星の表面に確認されるにあたり,NASAと共同研究をしており,国際的にもある分野では注目されるようになりました。


9/16/2014

AIJ年次大会に参加しました。

AIJの大会に参加してきました。大分,参加のスタイルというものも変わってきました。

・打合せが会議中に全部で6回というめまぐるしさで,初日午前の収縮・クリープと最終日の建物調査の一部,以外材料系のセッションには出られませんでした。

・発表は,お祭りなので良いのかもしれませんが,もう少し過去の論文を見るとか,世界でどういう議論がおこなわれて,どのへんまでが常識になっているとか気にしてほしいと思いました。学会での発表なので宗教的なのはやだなあ,と思いました。


9/01/2014

オスロ

オスロに2泊して帰ってきました。実験打合せのためです。打合せで顔をみせないとなぜいけないか、というのは打合せしてみていつもわかりますが、実験のディテールは、会って、データをみて、突っ込んで話を聞かないと出てこない話というのがありまして。
メールでは、決して、出てきません。

やはり、会うべき人には会わないといけない、という話です。

実験はおおまかにいえば、順調です。細かくいうと、なんかしら問題はあるんですが、最終目標の最終ラインはクリアしていると思われます。

昔のロシアの人の実験で、そんなことおきるんかいな、と思って読んでいた論文で関係する事柄がこちらの実験でも起きていて、ああ、あの文章にはこんな意味があったんだな、というのがトレースしてみて初めてわかります。

数値解析の論文も、実験の論文も、基本的に無駄なことは書いてないんですよね。必要だから、なにげないようにみえていても、書いてあるわけで、その意味を理解するのはやっぱり経験だったりするわけです。
いや、本当に物理的な現象をイメージできるなら、あるいは感度が高ければ理解できるのかもしれませんが。凡人には難しいです。