4/29/2009

4月22日~29日

一通り考えたが結局物事はあるバランスの上で除々に変化していくので,劇的な解決法というのは無いのだな。民主主義の良さというのは,ドラマティックな進行ではなく,除々にバランスを取りながら変化をもたらすことなのでしょう。

短期的な躍進と長期的なバランスについて,どうやって民主主義の中で解決していくべきなのかは,歴史に学ぶ必要がある。アメリカの選択とフランスの選択の歴史は,我々の世代において学ぶ必要がある。品の無い発言を酒の場でしてしまったが,反省。


21日学生実験の授業と建築学教室の会議。なんか,自分でいっておいてなんだが,「べき論」で語る未来っておもしろくないね。好きなことだけでもよいような気がしてきた。なにしろ,べき論って,モチベーションあがんないもんな。大学が楽しそうに見えること,そういうスタイルはやはり大事だな。

22日ALA協会への昨年度プロジェクト報告。好評でした。可視化できる,っていうのはやはり手っ取り早い。人工軽量骨材内部の挙動を「見た」っていうのは我々のグループが初ですね。その後は,東大へ。JCIのランドマークセッションの話。

23日出張。島根原発の建設サイトの見学に行く。23日はホテルで論文を書いていたら,集合に遅れた。
まさか,待っているとはおもわなかったんで,大変失礼してしまった。24日に本番の見学。その後,松江市内の見学で,松江城,八雲記念館などを見学。県庁舎が丹下健三っぽいので,質問したら,普通に国の設計だった。飛行機が無かったので,25日の昼に名古屋に戻る。体調が悪くなった。気候の変動が大きすぎたんかな。風呂に入って回復を計る。

26日特になし。

27日某決定が下り,急遽,対策に入る。すでに,施設部の方では計画案を練っていたが,我々の方の方向性も決定しないといけない。AIJ中性子委員会があったのだが,申し訳ないが,欠席させてもらった。

28日Brukerと打ち合わせ。既にご存じの人も多いとおもうが,TOPASが12月にアップデートして,非晶質も結晶構造を仮定して定量するようになった。すでにセメント会社さんの方で試用が始まっているらしい。高炉の定量性は未水和のケースについて実績が日本でも蓄えられつつあるとのこと。
品質管理用ですね。やはり。
ただし,高炉スラグ微粉末単体を抽出した波形データが必要なので,現場でのコンクリートの評価につかえるかどうかは微妙かも。我々も超高強度関連でシリカフュームサンプルは200サンプル以上あるし,選択溶解したデータもあるので,誤差検証が可能になる。うーむ。早く発注したいが,設置場所の問題をクリアしないと。家族が先行して東京行き。
学生実験でミニチュア梁の設計と作製を行った。なかなか好評(だったのではないか?)
夜,人工軽量骨材の論文を黄表紙に投稿した。
これから,若材齢ひび割れの論文執筆に入る。
セメント・コンクリート論文集は,高炉の若材齢の話を書こうかな。乾燥収縮データが材齢的にはギリギリなんだよな。

29日体調は回復基調。白湯を飲むと気分が良い。頭のリハビリをしながら,若材齢ひび割れプログラムを新しく開発開始。過去のプログラムの検証を兼ねる。

4/20/2009

4月14~21日

14日は名大コンクリート系の飲み会。というはずだったのだが,その前にGCOEの作戦会議。うーむ。みなさん,会議の前には申請書を読んで来ましょうね。お忙しいのはよくわかるんですけど。時間がもったいないので,冗長な会議はしたくないんですよ。生意気ですけどね。

15日 ALA協会への報告のために論文作成作業。世の中うまくいかないですねえ。面白い仮説が思いついたんですけど,生憎,実験的に否定されておりました。でも,空隙構造分布を間接的に水分量で見るという案は面白いですね。今まで,分布っていうものはわかっていなかったので。NRの使い道はまだまだあります。

16日 初ゼミ。研究室立ち上げのゼミです。今年は,中国留学生が博士に来たので,英語半分です。

17日 東京出張。外装材の委員会に出席。なかなか,同時並行的にいくので,情報を早めに流すのと戦略会議をこまめにやるのが重要かなあ。
午後は,住宅局の補助金事業のヒアリング。ズバ!っと質問されました。すがすがしいくらいであります。

18日 この日は,節句人形をもとめて,知多半島を越えて,その向こうまで行ってみた。正味は30分もいなかったんだけれども。まあ,どんなもんか,よくわかった。帰りはベビザラスに行ってきた。ここは,わりと高級感の有る奴というか有名どころがならんでいた。結局,帰ってから塾考の末,WEBで決めた。

19日 久しぶりの休日。家の掃除をして,午後からワインを飲んだ。明るい時から飲む酒はうまいなあ。

4/13/2009

4月1日~13日

新年度も忙しいですね。
・3日 初の単願特許の件。なんとなく方向性が見えてきた。うまくいくといいかな。
・JCIの編集委員会のメンバーになった。しかし,名大では授業・会議が多いので,多くは名大で宿題的にやることになりそう。

・3日 祝!科研(若手(A))があたりました。皆様方のおかげです。気合いを入れて,期待をかけてくれた審査員の方々にお応えしたいと思います。

・6日 Brukerと打ち合わせ。X線回折装置が購入できそう。やっと自前でリートベルトか!?

・午後は新入生ガイダンス。ご存じの方も多いと思いますが,今回の入試は,建設系(建築・土木)の希望者がのきなみ減りました。全体的に7がけくらい。名大建築も,ちょっと動揺しております。

・広報委員会で,副委員長に。ますます仕事ふえちゃうんだろうなあ・・・。今年もは編集します。

・8日 教授会。研究科長が替わったので,若干雰囲気が変化か。今年はどんな形になるのでしょうか。

・9日 名大土木チーム,大手ゼネコンチーム(土木),と私で意見交換会。繊維コンクリートなど。研究テーマができるといいんですが。

・10日 本日も大手ゼネコンの研究所さん(建築)と打ち合わせ。共同研究のための準備段階。なんとか,フレームワーク的に形を作りたい。やはり,現場再度だとスピード感と実益的にどこに落とすかという形の議論が重要視される。もうひとふんばりかな。
そういえば,この日,GCOEの予選突破の知らせ。うれしい限り。

・11日 阪田先生の退職パーティ。先生の最終講義で得るものが多かった。人も多くて300人越え。

・12日 AIJの締め切り。午前中は,住宅局の助成申請書をT村さんと電話ごしに共同作業。なんとか形になった。同時に学生の論文をチェック。なんであれだけいっているのにぎりぎりになるんだ。
結局,この日だけで,AIJ用のメールが50通以上。ファイルも一杯ついているし,やれやれです。
でも,まあ,なんとかなったかな。
インパクト重視,頭出し(陣取り),他の論文で必要だからここでパーツを出しておくか,っていう大体3つくらいに位置づけて論文を作成しています。ですので,時々なんでこんなのが出るんだろ,と思われる方がいるかもしれませんが,大体,一連の論文を通して見ていただけるとわかるかと思います。
そんなこと,期待しちゃいけないんだろうけれども。

・13日 査読者の方が斥力を反発力とかかれたので,すべてが合点がいった。いつのまにか滑らかに私は頭が移行しましたが,最初はたしかにそうですね。斥力っていうのは引張力で圧縮力じゃないんですよね。反発力って引張のように思いがちですが,そこで生じているのは圧縮だったりしませんか?人によってイメージしているものが違うでしょうけど。
というわけで,付録として,このあたりのことを大幅に加筆して,査読対応を行った。