3/31/2007

3月31日までの書籍

ユダヤ人 大富豪の教え I,II
友人がユダヤ系イタリア人と結婚しそうなので,読んでみた。かれが「ユダヤ人は不労所得のシステムを作るのがうまい」といっていたのが印象的だったが,そういうものかと思う。金を稼ぐというのは,システムをつくることだ。企業も一緒だけれども。

日経アーキテクチャ3/26号
プレキャスト構造の競輪場はなかなか,よかった。後は,相変わらず,情報が薄い。

Newsweek 3/14号
住めば住むほど得する住宅
アメリカの中古住宅市場に関するレポート

Newsweek 3/21号
萌える世界。従軍慰安婦問題に関して。
さすが,アサヒと組んでいるだけあって,客観性が無い記事だった。珍しく気分が悪くなった。
このhttp://kashiwara.exblog.jp/5300553/
背景も十分検証すべきであるが,日本だけではない問題で日本だけがたたかれる構造には納得がいかない。
世界の不動産バブルレポートも必見。

日経ビジネス 3.19
サントリー顧客原理主義。サントリーの好景気に関する記事。別件の水不足解決に関わる技術に関する記事が興味深かった。
また,環境報告2007も環境に関する経済評価記事で面白い。

Newsweek 4/4
ファンド嫌いが日本をダメにする。
最近の雑誌では,株を公開するしない,で企業防衛というような内容のものもある。一方で,企業の強さというのが経済的合理性とリスクに対する耐性で評価すべきであって,そのためには,株主の意見にも強くなるような企業がグローバルには生き残るという趣旨の内容。
個人的には,企業が生き残るには,どの規模で市場を勝ち抜く戦略をもっているか,長期存続のためのプランを立案するかにかかっているのであって,かならずしもグローバルに展開することだけが重要ではないような気がする。
当然,労働コスト,資源コストの変動を考慮すると,グローバルに展開する方がリスクは低減される。為替レートの影響を受けない体制も重要だとは思うのだけれども。

企業と国というのはあいまいな関係に成りつつある。




3/07/2007

3月6日までの書籍

前回から,購入した書籍の主なもの。
・独立行政法人 産業技術総合研究所編:産総研 技術開発カタログ 次のヒントはここにある,丸善プラネット株式会社 2004
-新しいことみつけられないかと。熱電セラミックは興味深い。

・加藤誠軌 : X線回折分析,内田老鶴圃,1990 
-X線回折装置が是非とも欲しい・・・

・田中誠之,飯田芳男: 機器分析,裳華房,1971
-機器分析の基礎くらいはわかっていないと・・・

・PRESIDENT 3.5号 思いつく発想
うーむ。ふつう。どうということもなく。ただ,経営の観点でのことは役に立ちそう。

・Newsweek 3.7号 こんなにあるニセ化学
結構まともなひとがひっかかっていそうなんだよね。これ。

・President 3.19号 情報の達人
ま,研究者としては基本だけど,横を広くどうやってつかむか,理解するかが今後の個人的な課題。

・週間アスキー 3.20号 ビスタ裏技
Vista興味ない。すべてのPCに登載するのだけはやめてほしい。もっとオプションを。軽快に動くなら2000でも文句はいわない。

・Newweek ??号 格差社会は良いことだ。
・ダイヤモンド ??号 格差社会のもたらす世界
うる覚えですが・・・。1週差で発行された雑誌で,全く別のことを書いていたので興味深かった。
片方は,自由競争社会でチャンスが平等にある方が良い社会で,富裕層のつくりだす新しいサービス業が発展し,アメリカでは60%がサービス業となっている実態が書かれている。アメリカ側の理論では,貧乏人は富裕層の税金増額は期待していない。なぜなら,自分が金持ちになったときに搾取されたくないから,というコメントが面白かった。ほんまかいな。

もう片方は,現状のサラリーマンに焦点をあて,マジョリティが貧乏になっていくのを,これでもかというくらい書き込んでいた。なかなか恐怖を覚える。
そんななか,以下にアイデアをもって,勝ち組になる必要があるか,ということが書かれている。Newweekとそれほど大きな差はないが,トーンが全然違う。

第二次産業,第一次産業のもたらすイノベーションというあたりに話がもっていけていない点で発想力が貧困。別に過信しているわけではないが,これからは,食料自給率の観点で戦略的な農業,国家保護的な観点で社会基盤・建築業は改革が生じる可能性が高いと思う。急激か,除々にかという議論は別にして。