8/29/2013

8/4~8/29

月一ベースになってきました。書きたいことは結構あるんですが,どうも,素直にいろいろ記載するのに抵抗が出てきました。そんなブログに意味があるのか,という意見もありそうです。

さて,この間も波瀾万丈でした。ブログ上で大きかったのは,エルゼビアの契約問題についてスラッシュドットにリンクされたのでびっくりするくらいアクセスがあってなんじゃこりゃ,と思いました。なるほど大手サイトと関連するとこういうインパクトがあるのかと,奥の間であるはずの本ブログが表玄関にでちゃった感じで困惑しました。

大分沈静化してきたので,粛々とささやく日常にもどりたいかと。

8/05/2013

7/29~8/3

この期間は,海外出張でした。前半はオークリッジ国立研究所に,後半はボストンでの国際会議に出席してきました。

米国および関連諸国で実施されている放射線がコンクリートに及ぼす影響に関する研究動向について伺ってきましたが,あちらでは廃炉をベースに実験を実施する方向で検討がすすんでいます。チェコ工科大は,施設的にも研究上の経験的にもトップランナーですが,そこでの実験を中心的に進めている様子がわかりました。

コンクリートは,地産地消,さまざまな材料が利用されるので,平均化したデータというのはあまり意味がありません。結局は,遠回りのようであっても科学的立場での知見の集約が必要と考えています。日本側は,この方針にのっとり研究をすすめており,相互の知見交換は極めて相互補完的であり,安全評価の確立の上でも大きな実を作り出します。

今後は,US-JAPANでの知見交換会を拡大し,本研究分野を実施している各国の研究者が行う実質的な会合を半年に一回実施するという方向で,検討を進めることになりました。日本のプレゼンスはさまざまな部分で落ちつつありますが,コンクリート分野では引き続き,プレゼンスを示していけたらと思います。

7/21~7/28

7月22日
AIJの第二次提言と大会総合研究協議会に関する会合に,代理で出席しました。放射性物質の汚染と建築に関する問題に関して,報告書をとりまとめましたが,それと併せて材料施工委員会としての提言をとりまとめました。
このあたり,どういう方向性かという問題もあるのですが,科学技術的に問題を解決するというスタンスで望みたいと思っています。

その後,翌週に計画された海外出張のための打ち合わせを行いました。前期としては異例の忙しさで打ち合わせが入っているなあと実感しました。

23日
午前は,東京都市大におじゃましました。最寄り駅からあんなに離れているとは思わなかったよ・・・。友人宅があったので,学生のころは駅には時々行っていたんですが。
実験室などを見させてもらいました。
その後,大学に戻り,ゼミと授業,その後また,東京に出ました。
多田博士と吸着やら長さ変化に関する意見交換をさせてもらいました。

24日
午前は,国プロの委員として意見を申し上げてきました。今まで,SAはマネジメント対応ということと理解していましたが,今後は,設計としても組み込むような形で進むということが理解できました。コンクリート工学上は,いくつか明解にすべき課題があることがわかりました。

大学に戻った後,夕刻にゼネコン技研の後輩が訪ねて来てくれました。民間の大型研究について意見を述べました。大金をかけるのであれば,既往文献の精査,トップリサーチャーに対するヒアリング,実験パラメータの吟味などに1,2年はかけてもらいたいと思います。現状,コンクリート工学で新しいデータを確実にとるためには,それくらいのスタディが必要です。一度波にのれば,そんなに苦労することは無いですが,なにもないところから始めると,それなりの先行投資が必要です。

25日
午前中にも名大で同様の打ち合わせがありました。自分の研究テーマも含めると,おおよそ20弱の実験を見ていることになります。おかげさまで,知識はここ数年で飛躍的に伸びましたし,自分の直感力についてはかなり自信が持てるようになりました。足下すくわれないように謙虚じゃ無いと,コンクリートは正体を見せてくれない,ということも。

教室会議,50周年関連会議のあと,土木の中村先生のところと飲み会を実施しました。2年ほどまえまではかなり頻繁に実施していたのですが,最近ご無沙汰でした。加えて,国枝先生,上田先生が出て行ってしまい,人も変わってきたので,再度やりましょう,ということで。
本音がでる飲み会というのは楽しいです。

26日
午前,午後と学内の重要な会議でした。私自身はあまり活性化しませんでしたが・・・。
夕刻は,学生実験の打ち上げで3年生も含めて皆で飲みました。今年は(も?),マジシャンがいたり,うちの助教がはしゃぎすぎたりで,そこそこ盛り上がりました。