2/10/2013

休暇と教育

2月末までにはなかなかいろいろ立て込んではおりますが,そうはいっても家庭は家庭でほっておくわけにもいかなく,また,子供の成長は確実に親が手をかけただけ成長することは間違いがないので,昨日は切り替えて休日を過ごしました。


2/05/2013

圧縮強度

なにかと問題になる圧縮強度ですが,我々もついにコンクリート物性全般に研究が拡大してきました。セメントペーストはかなりの部分わかってきたこともあり,コンクリート工学にもっていくには骨材との相互作用,そのあとのコンクリート物性評価が,やっぱりもとめられているところであります。

2/03/2013

研究近況


昨年度は、久しぶりに、研究面ではかがむ年でした。かなり重要な知見がぼろぼろとでてきたわけですが、その再現性確認試験を実施したり、別角度からの新しい分析にチャレンジするなどして、かなり研究技術的には飛躍の年でした。年末にラファージュの中央研究所で意見交換をしたほか、国内でも理学系の先生などと意見交換をするなどして、今回の研究がかなり良い線にいっている、ということを確認しました。
どこに論文投稿するかも悩みのたねで、結局、海外で直接勝負することにしました。コンクリート以外の人の意見も聞いてみたいような気もしたので。
ダイジェスト版については、セメント技術大会で5編、投稿しました。是非、いろいろ議論させていただければと思います。

乾燥、加熱、物性、メカニズム、アトミックスケール、ナノスケール、あたりがキーワードになります。

試験


1月は、試験のシーズンでもあります。今年もセンター試験の監督をしました。あの極度の緊張感はぜひ、みなさまにもしっていただきたいと思います。


既存不適格


例年1月から3月は、本当に忙しくて、周りを振り向く余力がなくなるのですが、びっくりすることに今年はすでに1ヶ月たってしまっておりました。恐るべしです。
1月に入って、一つ国の関連のお仕事に呼ばれて、出来る範囲で貢献をしています。

どこの分野でも難しいのですが、既存不適格の問題です。新しい技術があるのですから、安全・安心を確保すべきという観点では、間違いなく最新の知見、技術を用いて基準類は高度化すべきです。
一方で、難しいのは既存不適格で、この不適格が不安を生じさせるからとか、修正ができないからといって、逆に高度化を阻む慣性力が生じます。これは、日本独特の官僚文化によるものなのか、なんなのかわかりませんが、欧米でこういった問題は生じません。
原発の場合の安全強化も同じフレームワークで高度化が阻止されたことが民間の自己調査委員会で指摘されていますが、これはどうも、日本全般に渡って生じているもののようです。