9/23/2013

連休

イタリア出張で9月のはじめの3連休がつぶれてしまったので,2回めの3連休は,子供と過ごすことにした。

初日は,伊賀に行ってみた。2歳時が忍者を理解するとはおもっていないが,4歳時ならそろそろ興味をもつだろうかと思って。

伊賀・甲賀,どちらでもよかったのだけれど,なんとなくウェブのヒット率から判断して伊賀にいってみた。忍者屋敷のからくりとか,忍者ショー,は子供は甚く感動したらしい。帰りの自動車の中では,ずっと口でチャンバラをやっていた。

イタリア出張 その2

震災に関連するものでは,組積造のモニタリングなどに参加させてもらい,ああだこうだと議論してきた。フィールドでの議論は,その場で頭のフル回転させること,その場に多種多様な人の考え方があることで,本当に勉強になる。

イタリアの調査チームは,構造,RC,材料で,それらの分野もかなり広い領域で網羅されているので,補完関係にあって,非常に良く出来たチームだと思う。いつも,勉強させてもらっている。

さて,イタリア調査の後半では,ベネチアのブラーノの塔屋およびそこでのレンガの劣化について調査した。ブラーノには地震がわるわけではなく,人工地盤の上の塔がただ傾いて,それは進行しているのか,あるいは修正の必要があるのかどうかを議論する課題だが,それとともに沿岸部にある構造物なのでさまざまな劣化をみて,材料的にそれを勉強しようというものである。

イタリア出張

ラクイラの復興について考えたこと

○復興のスピード,その順序,原理
ラクイラの復興は非常に遅い。東北地方との比較で考えれば雲泥の差である。2013年9月時点において復興が決まったものは,中心市街地における公共建物,特に,市庁舎,教会,大学関連施設,その他の公共施設である。個人の住宅は,手がついていない。
かれらの復興は,必ずしも,現状復帰ではない。中心部で必要不可欠な部分をまずなおし,その上で,経済の回転とともに,市場原理に則り,必要部分から手を入れることを期待しているようだ。
これは,すぐに現状復帰原則にもとづいて元に戻したとしても,失われた人,秩序,活気は元に戻らないと考えていないことを意味する。新しい復興には,その場で生じる経済の活動の動きが必要と考えており,それにのっとる復興は,時間はかかるが,継続的であるという点で至極まっとうな考えのように思われる。


9/01/2013

AIJ大会

日本建築学会大会に参加してきました。今年は,木曜,月曜日に学内の重要会議があるために初日入り,最終日出,でした。北海道なのに。札幌なのに。あんまりです。