12/13/2020

2020年末

 このブログから,いくつから記事を削除しました。しばらくFacebookで意見表面していたのですが,そういうものでないブログというのはあるのだろうか,と考えておりました。考え事というよりは備忘録として,メモを外に残すのも大事なのかもと思い,しばらく再開してみることにしました。2つの大学の研究室のウェブには,それぞれ関連するニュースも記載していますので,もしよろしければそちらも確認ください。

2020年はコロナで大変な時代になりました。後世に残るのでしょう。大学の教育もいろいろ考えることになりました。授業もリモートが中心になりました。良い悪いは別としてそれが必要なのだから,やるということでした。時代的にも,ぎりぎり日本の教育インフラもそれが支える時代になっていたわけですが,おそらく10年前ならこの状況はなかったと思います。そういう意味で,良くも悪くもあらゆる年代がデジタルになじまざるを得なくなったということは日本にとって,良い面だったのではないかと思います。

そして,それらのツールはいずれも国産のものでなく,いずれも海外のツールであり,日本にはデジタルインフラをサポートする体制が無いこと,教育までもがそれを支配されている状況なのだということは残念な状況です。

今の時代でも,標準化,ノウハウの横展開,属人的でないシステム,というのを構築することがまだできていない,ということを再確認した1年でした。大学自体がこれを認識していない(ところがある)といのは極めて残念なことです。

2019年から2つの大学で働くようになり,それぞれの良さと悪さを比較できる立場になったからこそ,横の批判ができるようになったわけです。

この立場だからこそできること,というものを前向きに取り組みたいと思います。