1/04/2011

波乱なし


実験値ベースで解析をしてみた。(細孔構造から予測するものではなくて,という意味。)
水分伝導率はボルツマン変換を用いた実験から,化学ポテンシャル基準に直したもの。これはDw(温度一定)の値として与えた。この大きさは,含水率依存性を持つ。
温度勾配下における水分移動(DT)は,松本衛先生のALCで実測した実験データ,および,長尾氏らの黄表紙論文で長期材齢の温度勾配と含水率勾配を取得したものからDw/DTを算出したものを検討した。両者がおおよその合致を見たのでその値を用いた。(実験値は定常状態であると仮定した。)

その結果が上図である。

まあ,この計算が一番妥当な感じがする。波乱なし,という感じ。

今後はこれをベースに少し考察を重ねてみたい。

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