http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20101213029.html
建築見学でいったことがあるところです。
東京ドームのモデルが、雪で屋根崩壊とのこと。
豪雨が豪雪にかわっちゃったら、こういう可能性はありますねえ。
建築に限って、構造最適化って意味をなさないんじゃないかと思う今日この頃
12/19/2010
12/12/2010
小論文:乾燥収縮に及ぼす骨材寸法に関する考察
今回はカジュアルな文面ながら,ブログで論文を公表するということを試みてみたい。査読付き無しの論文であれば,タイムリーに情報公開をした方がよいのではないかと思っている。特に最近委員会などでの,研究テーマのオリジナリティなどが曖昧になっている場合があって,不愉快な思いをしたこともあったりで,査読付き無しではあるが,論文のつもりで記載する。
幸いにして,ブログというのはタイムスタンプももたれるし,その時点から,世界中に発信される。英語で記載するほうが佳いのは論を待たないが,まずは国内へ,ということで。
なお,このような試みは,多田眞作博士がすでに,JCI(2009年3月号)に記載している。
乾燥収縮に及ぼす骨材寸法に関する考察
丸山一平
1.はじめに
最近,収縮と骨材の話を少しやっている。ペーストの力学挙動については,いろいろ外には出せていないデータも多いのだけれど,おおよそわかってきたから,そろそろコンクリートでやっていこうということである。引張クリープの湿度依存性もさんざんしっぱいしたけれども,やっと一系列データがとれつつある。いやあ,クリープってなんなのか,ということは改めて議論する必要があるとおもうんだけれども,挙動としてはこんなもんか,と。話がとんだ。
さて,骨材の話に戻ると,今年のAIJではおもしろい論文がいくつかあった。
一つは,北方建築総合研究所の松村さんらの論文で,細骨材率が小さいほど収縮は大きいという結果,である[1]。
2.骨材寸法と収縮影響について
竹本の斉藤さんと出したのは,私自身は複合則理論の成立根拠が不明で,ある条件で適用できるツールと認識していたので,その傾向をちゃんと把握するために,細骨材だけ,粗骨材だけといった系で乾燥収縮を測定した[2]。
たぶん,昔にはこういうことをやった人がいたと思われるのだが,文献は探せなかった。ACIでは強度やヤング率と骨材寸法の図はある。川上英男先生も博士論文でそういった検討をされていた。JCIにもたくさん論文がある[3]。乾燥収縮のデータ,きっと馬場先生はやっている思うんだが,見つからない。知っている人がいれば,是非,メールをください。
で,その結果が下図である。ここに示されるように,同一骨材量でもその収縮への影響は異なっている。
(なお,連名者のT先生は,当初本研究を否定されていたんだが,本研究がAsCOTのひび割れ委員会で実施が決定した論文なので,連名に入ってもらっている。)

図1 骨材寸法,骨材量とコンクリートの乾燥収縮ひずみの関係
そもそもの議論としては,2009年で猪飼さんが発表したように[4],完全に線形な関係が骨材・ペーストにあるのであれば,そしてひび割れがあったとしても,破壊エネルギーが一緒なのであれば,収縮の関係は一緒になる。骨材の寸法依存性はないはずである。

図2 乾燥による骨材周囲のひび割れに関する計算結果:骨材とセメントペーストは完全付着。骨材は完全弾性体として計算

図3 ペーストの収縮量とコンクリートの乾燥収縮の計算結果
3.骨材と遷移帯,体積変形に関する考察
このことから,考えるに,骨材周囲の遷移帯とかブリージングが重要な役割を果てしていると思われる。たぶん,流動性能から決定する水膜=遷移帯が,骨材抵抗のクッションになっている。遷移帯は,骨材寸法に依存せず一定になるがため,結果として,遷移帯/骨材直径比の関係から,見かけの剛性(あるいはペースト収縮に対応する剛性)が決定するというのが現在のところの仮説である。
なお,遷移帯というのは,難しい定義であって,ナノインデンテーションなどで実質的な計測がなされている。Monteiro先生の教科書などには[5],顕微鏡写真で特定できるというようなことも記載されているが,実際はグラデーションをもっていて,正確な定義は難しい。
我々の研究室では,中性子ラジオグラフィによって打設直後からの骨材周囲の挙動を評価した[6]。この際,水分分布からみれば,骨材周囲には遷移帯だけではなくて,0.5mmくらいの厚さで,水セメント比が周囲よりも大きい範囲が存在することがわかった。この領域は,乾燥収縮に対しても緩衝帯として働くに違いない。
図4 中性子ラジオグラフィによって確認した硬質砂岩周囲の水分子の存在比率の比較(材齢1時間と材齢24時間,水セメント比は0.25)
遷移帯は,目視で確認するよりも[7],こうした統計量で評価することが今後は重要かもしれない。加藤先生らが昔行われた,細骨材と遷移帯の量を統計的に処理する手法は,さまざまに応用が可能と考えられる[8]。ながらく,日本では遷移帯の研究というのは,欧米での着目具合に比べてずいぶんと少なかったように思うが,今後は,力学的にも,あるいは水分などの物質移動性を考える上でも,再度整理の必要な分野になると考えられる。
4.結語
乾燥収縮の問題はもとより,コンクリートをセメントペーストと骨材の複合材料として考えるのであれば,今後は,その相互依存性を評価することが重要である。すでにあまたの実験データはありつつも,まだ,コンクリート工学上の諸問題が解決されていないのは,メカニズムを評価するための実験が行われてこなかったからである。
こういった諸要素の解明を国内で効率的に行うことで,現象解明・性能評価・設計・材料選定が適切に行われるようになると考えられる。
参考文献
[1] 松村宇(北方建築総合研究所),桂修,吉野利幸:細骨材率の違いがコンクリートの乾燥収縮性状に及ぼす影響,日本建築学会学術講演梗概集,2010北陸,905-906,2010
[2] 齊藤和秀(竹本油脂),小林竜平,丸山一平,寺西浩司:骨材量と骨材寸法がコンクリートの乾燥収縮に与える影響,日本建築学会学術講演梗概集,2010北陸,915-916,2010
[3]http://data.jci-net.or.jp/data_html/13/013-01-1007.html
http://data.jci-net.or.jp/data_html/22/022-01-2089.html
http://data.jci-net.or.jp/data_html/25/025-01-1054.html
[4]猪飼陽子,寺本篤史,早野博幸,丸山一平:コンクリートの乾燥収縮予測における構成則構築のための基礎的考察,日本建築学会学術講演梗概集(東北),pp. 247-248, 2009.8.26
[5]P. Mehta, Paulo Monteiro:Concrete: Microstructure, Properties, and Materials,McGraw-Hill Professional; 3 edition (September 26, 2005)
http://www.amazon.com/Concrete-Microstructure-Properties-Materials-Mehta/dp/0071462899
[6]丸山一平,兼松学,寺本篤史,早野博幸,飯倉寛,野口貴文:中性子ラジオグラフィによる骨材とセメントペースト間における水分挙動評価,日本建築学会構造系論文集,Vol. 74,No. 645, pp. 1905-1912, 2009.11
[7]たとえば,羽原俊祐,平尾宙,内川浩:多量の鉱物質粉末で細骨材の一部を置換したコンクリートの組織形成と物性発現,コンクリート工学年次論文集,Vol. 17 No, 1,325-330,1995
http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/17/017-01-1055.pdf
[8]加藤佳孝,魚本健人:細骨材の量と比表面積が遷移帯形成に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,Vol. 20,No. 2,775-780,1998
http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/20/020-01-2130.pdf
幸いにして,ブログというのはタイムスタンプももたれるし,その時点から,世界中に発信される。英語で記載するほうが佳いのは論を待たないが,まずは国内へ,ということで。
なお,このような試みは,多田眞作博士がすでに,JCI(2009年3月号)に記載している。
乾燥収縮に及ぼす骨材寸法に関する考察
丸山一平
1.はじめに
最近,収縮と骨材の話を少しやっている。ペーストの力学挙動については,いろいろ外には出せていないデータも多いのだけれど,おおよそわかってきたから,そろそろコンクリートでやっていこうということである。引張クリープの湿度依存性もさんざんしっぱいしたけれども,やっと一系列データがとれつつある。いやあ,クリープってなんなのか,ということは改めて議論する必要があるとおもうんだけれども,挙動としてはこんなもんか,と。話がとんだ。
さて,骨材の話に戻ると,今年のAIJではおもしろい論文がいくつかあった。
一つは,北方建築総合研究所の松村さんらの論文で,細骨材率が小さいほど収縮は大きいという結果,である[1]。
2.骨材寸法と収縮影響について
竹本の斉藤さんと出したのは,私自身は複合則理論の成立根拠が不明で,ある条件で適用できるツールと認識していたので,その傾向をちゃんと把握するために,細骨材だけ,粗骨材だけといった系で乾燥収縮を測定した[2]。
たぶん,昔にはこういうことをやった人がいたと思われるのだが,文献は探せなかった。ACIでは強度やヤング率と骨材寸法の図はある。川上英男先生も博士論文でそういった検討をされていた。JCIにもたくさん論文がある[3]。乾燥収縮のデータ,きっと馬場先生はやっている思うんだが,見つからない。知っている人がいれば,是非,メールをください。
で,その結果が下図である。ここに示されるように,同一骨材量でもその収縮への影響は異なっている。
(なお,連名者のT先生は,当初本研究を否定されていたんだが,本研究がAsCOTのひび割れ委員会で実施が決定した論文なので,連名に入ってもらっている。)

図1 骨材寸法,骨材量とコンクリートの乾燥収縮ひずみの関係
そもそもの議論としては,2009年で猪飼さんが発表したように[4],完全に線形な関係が骨材・ペーストにあるのであれば,そしてひび割れがあったとしても,破壊エネルギーが一緒なのであれば,収縮の関係は一緒になる。骨材の寸法依存性はないはずである。

図2 乾燥による骨材周囲のひび割れに関する計算結果:骨材とセメントペーストは完全付着。骨材は完全弾性体として計算

図3 ペーストの収縮量とコンクリートの乾燥収縮の計算結果
3.骨材と遷移帯,体積変形に関する考察
このことから,考えるに,骨材周囲の遷移帯とかブリージングが重要な役割を果てしていると思われる。たぶん,流動性能から決定する水膜=遷移帯が,骨材抵抗のクッションになっている。遷移帯は,骨材寸法に依存せず一定になるがため,結果として,遷移帯/骨材直径比の関係から,見かけの剛性(あるいはペースト収縮に対応する剛性)が決定するというのが現在のところの仮説である。
なお,遷移帯というのは,難しい定義であって,ナノインデンテーションなどで実質的な計測がなされている。Monteiro先生の教科書などには[5],顕微鏡写真で特定できるというようなことも記載されているが,実際はグラデーションをもっていて,正確な定義は難しい。
我々の研究室では,中性子ラジオグラフィによって打設直後からの骨材周囲の挙動を評価した[6]。この際,水分分布からみれば,骨材周囲には遷移帯だけではなくて,0.5mmくらいの厚さで,水セメント比が周囲よりも大きい範囲が存在することがわかった。この領域は,乾燥収縮に対しても緩衝帯として働くに違いない。

遷移帯は,目視で確認するよりも[7],こうした統計量で評価することが今後は重要かもしれない。加藤先生らが昔行われた,細骨材と遷移帯の量を統計的に処理する手法は,さまざまに応用が可能と考えられる[8]。ながらく,日本では遷移帯の研究というのは,欧米での着目具合に比べてずいぶんと少なかったように思うが,今後は,力学的にも,あるいは水分などの物質移動性を考える上でも,再度整理の必要な分野になると考えられる。
4.結語
乾燥収縮の問題はもとより,コンクリートをセメントペーストと骨材の複合材料として考えるのであれば,今後は,その相互依存性を評価することが重要である。すでにあまたの実験データはありつつも,まだ,コンクリート工学上の諸問題が解決されていないのは,メカニズムを評価するための実験が行われてこなかったからである。
こういった諸要素の解明を国内で効率的に行うことで,現象解明・性能評価・設計・材料選定が適切に行われるようになると考えられる。
参考文献
[1] 松村宇(北方建築総合研究所),桂修,吉野利幸:細骨材率の違いがコンクリートの乾燥収縮性状に及ぼす影響,日本建築学会学術講演梗概集,2010北陸,905-906,2010
[2] 齊藤和秀(竹本油脂),小林竜平,丸山一平,寺西浩司:骨材量と骨材寸法がコンクリートの乾燥収縮に与える影響,日本建築学会学術講演梗概集,2010北陸,915-916,2010
[3]http://data.jci-net.or.jp/data_html/13/013-01-1007.html
http://data.jci-net.or.jp/data_html/22/022-01-2089.html
http://data.jci-net.or.jp/data_html/25/025-01-1054.html
[4]猪飼陽子,寺本篤史,早野博幸,丸山一平:コンクリートの乾燥収縮予測における構成則構築のための基礎的考察,日本建築学会学術講演梗概集(東北),pp. 247-248, 2009.8.26
[5]P. Mehta, Paulo Monteiro:Concrete: Microstructure, Properties, and Materials,McGraw-Hill Professional; 3 edition (September 26, 2005)
http://www.amazon.com/Concrete-Microstructure-Properties-Materials-Mehta/dp/0071462899
[6]丸山一平,兼松学,寺本篤史,早野博幸,飯倉寛,野口貴文:中性子ラジオグラフィによる骨材とセメントペースト間における水分挙動評価,日本建築学会構造系論文集,Vol. 74,No. 645, pp. 1905-1912, 2009.11
[7]たとえば,羽原俊祐,平尾宙,内川浩:多量の鉱物質粉末で細骨材の一部を置換したコンクリートの組織形成と物性発現,コンクリート工学年次論文集,Vol. 17 No, 1,325-330,1995
http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/17/017-01-1055.pdf
[8]加藤佳孝,魚本健人:細骨材の量と比表面積が遷移帯形成に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,Vol. 20,No. 2,775-780,1998
http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/20/020-01-2130.pdf
12/09/2010
Hempcrete
http://en.wikipedia.org/wiki/Hempcrete
大麻の入ったセメント系材料。
カーボンネガティブ
構造材にはならないが,温湿度調整材として機能するらしい。
ヨーロッパでそこそこ知名度のある建材らしいが,まったくしらなかった。
大麻の入ったセメント系材料。
カーボンネガティブ
構造材にはならないが,温湿度調整材として機能するらしい。
ヨーロッパでそこそこ知名度のある建材らしいが,まったくしらなかった。
12/05/2010
とある試験
とある試験が,3日,4日に行われました。私は面接を担当しましたが,非常にすばらしい方々で,是非とも皆に入ってもらいたいと思いました。
正直申し上げまして,前回担当したときとは全然違っていて,面接自体が楽しかったです。
こんなにすばらしい学生さん方に名大建築を志望していただいていて,非常にうれしかった。
残念ながら,今回の件では,人数は決まっていますが,是非,一般の入試の方でも,名大建築を受験してほしいと思います。心から,来年にお会いできることを楽しみにしています。
いやあ,本当にすばらしいかった。
正直申し上げまして,前回担当したときとは全然違っていて,面接自体が楽しかったです。
こんなにすばらしい学生さん方に名大建築を志望していただいていて,非常にうれしかった。
残念ながら,今回の件では,人数は決まっていますが,是非,一般の入試の方でも,名大建築を受験してほしいと思います。心から,来年にお会いできることを楽しみにしています。
いやあ,本当にすばらしいかった。
12/03/2010
しわす
12月になってしまいました。
1日は減災センターの立ち上げで,マスコミ各所に取り上げてもらえたようです。大学という学問追求の場で何をやるか,ということのプレゼンスが個人的には弱いかなあと思ったり。
2日は天気が最悪でした。豪雨の中,チャリンコで帰るのを久しぶりに体験。学生のころを思い出した。家族が相方側の実家に移動してしまったので,半年くらい一人ぐらしになります。健康管理に気をつけないと。
11月25日に,某所で実験の仕込みを行った。ずいぶん前から興味があって,やりたい実験だったので実験データ的に非常に楽しみ。モデリング上,実用的なデータがでるかなあ,と。
過去には,同様なトライアルは竹中さんとか,建築研究所などでも取り組みのある材料データなのではある。ただ,やっぱり,自分で確認したいということがあって,やってみることにした。模倣であっても,やってみることによって技術的知見はたまるでしょう,ということです。
Powersの論文を,たぶん3度目くらいだと思うけど,読み直している。他の論文でReferされているのを見て,そんなデータあったかしらんとおもって,再度見直しているところ。吸着等温線におけるアルカリの影響というのを定量化している,とReferされているんだけど,それっと読んだ記憶がなかった。あるいは自分で抹消してしまったのかも。
読めば読むほど,全部やっているんですよね,おっかないことです。
1日は減災センターの立ち上げで,マスコミ各所に取り上げてもらえたようです。大学という学問追求の場で何をやるか,ということのプレゼンスが個人的には弱いかなあと思ったり。
2日は天気が最悪でした。豪雨の中,チャリンコで帰るのを久しぶりに体験。学生のころを思い出した。家族が相方側の実家に移動してしまったので,半年くらい一人ぐらしになります。健康管理に気をつけないと。
11月25日に,某所で実験の仕込みを行った。ずいぶん前から興味があって,やりたい実験だったので実験データ的に非常に楽しみ。モデリング上,実用的なデータがでるかなあ,と。
過去には,同様なトライアルは竹中さんとか,建築研究所などでも取り組みのある材料データなのではある。ただ,やっぱり,自分で確認したいということがあって,やってみることにした。模倣であっても,やってみることによって技術的知見はたまるでしょう,ということです。
Powersの論文を,たぶん3度目くらいだと思うけど,読み直している。他の論文でReferされているのを見て,そんなデータあったかしらんとおもって,再度見直しているところ。吸着等温線におけるアルカリの影響というのを定量化している,とReferされているんだけど,それっと読んだ記憶がなかった。あるいは自分で抹消してしまったのかも。
読めば読むほど,全部やっているんですよね,おっかないことです。
11/30/2010
喪中
そういえば、今年というか年始は喪中であります。喪中はがきを書いて、知り合いの方にお送りさせていただきました。あの、届いていないからといって、お知り合いでないという意味では無いので、もしはがきが届いていないようでしたら、ご了承ください。
喪中はがきを書いていて、各種礼式の本などを読んだりもしたんだけど、喪中はがきを料金別納で送ると失礼だ、という人のコメントをみて思ったんですが、この人は、年賀状を切手貼ってだしているんですかね。年賀はがきをそのままだしていたら、やはり問題ではないでしょうか。
主旨は、手間を惜しんでいるので、無味乾燥の上失礼である、ということなんだろうけど(その心情なり、ベースとなるものはもちろんわかる。)、だけど普段していることとのギャップがあって、そういう矛盾を堂々と力説するのはなんなんだろうな、とも思ったり。
結局、喪中切手は売り切れで、仕方なく普通切手を購入して出したんですけどね。
世の中、よくよく考えると何が「適切」なのかは難しいですね、という話です。
喪中はがきを書いていて、各種礼式の本などを読んだりもしたんだけど、喪中はがきを料金別納で送ると失礼だ、という人のコメントをみて思ったんですが、この人は、年賀状を切手貼ってだしているんですかね。年賀はがきをそのままだしていたら、やはり問題ではないでしょうか。
主旨は、手間を惜しんでいるので、無味乾燥の上失礼である、ということなんだろうけど(その心情なり、ベースとなるものはもちろんわかる。)、だけど普段していることとのギャップがあって、そういう矛盾を堂々と力説するのはなんなんだろうな、とも思ったり。
結局、喪中切手は売り切れで、仕方なく普通切手を購入して出したんですけどね。
世の中、よくよく考えると何が「適切」なのかは難しいですね、という話です。
年末・年度末
年度末になってきて、だいぶん焦りだしてきた。比較的大型のプロジェクトの締めが2件ほどありこれらの実験も最後の追い上げ状況になってきたからだ。
こういうときに限って、種まき研究でとんでもなく将来性のあるデータが出てきて、そちらの方に頭が動いてしまう。できれば、こういうホットな時に論文の骨格くらいは書いておきたいのだが、その時間が今はないので、ノートに走り書きして、プロットだけを保存している。
年度末に向けて実験をすべきものもあって、一つは建築研究所で超高強度柱のせん断の実験をする予定である。仕込みをしつつあるが、あくまでもスタディ的な実験で一発で良い実験がでるとは思えないが何がしかの結果は出るだろう。
でも、こうやっているうちに大成さんが超高強度コンクリートで軸力だけ負担させるという構法を発表していて、そりゃこうなるよなあ、とかなんで今までこうやってこなかったんだろうかなあ、などと思いをはせたり・・・。
学内では、概算要求のシーズンであり、慌ただしくひっきりなしに会合が開かれている。個人的には良いものもあるし、あんまり、と思うものもある。
イメージというか、言葉尻が良くても、結局実行ができない組織になると後が困ったことになるのだが、執行部は執行部で、花火だけは打ち上げておきたいという現象があったりで、なかなか困ったものである。
個人的にコンサバな人間だからなんだろうが、もう少しじっくりやって実態のある成果を出すようにしていこうよ、とも思って提案をしたりもするのだが、こういうのはあまり好まれないらしい。
リーディング大学院とか、なんなんだよ、とも思ったり。
そういえば、中日新聞で報道されたように、減災関係の組織が名大でできる。これに建築もかなり深く関わることになる。これはかなりユニークで医学関係も組織に入っているので、本当に分野横断方でのアプローチが可能になる。
一方で、大学として防災のなにをやるんだ、というと,問題を洗い出して体系化できる部分をする、という環境学と同じような枠組みになぞらえざるを得ない。なにしろ、学問体系の無いところで、なにかディスプリンを作ろうという試みなんだから、学問的深みというのは最初は無いに決まっている。
マネジメントでもそうだが、結局、言葉にできなかったり、分野を超えていたり、諸現象が複雑に絡まってひもとけない社会の矛盾なりリスクなりに対して、問題解決方で、局所の問題を拾い上げて、お互いがまず問題を認識して、それにむかってアクションとっていきましょう、というのはやはり重要だろう。たこつぼで成果を出すのは今の時代、戦略さえあれば、かなり容易にできることであり、困難なことというのは、学問と学問、人と人との狭間にあるように思う。
個人的には、補正予算、来年度予算に関連して、研究申請案件についていろいろご提案をいただいていて、軌道にのりつつあるものが数件。いずれも大型案件だけども、今の研究組織でこれだけの拡張路線でよいのか、という自問自答を最近よくしている。
超高強度関係では、宝の山である実験データが積み上がっているが、これはまだ、論文化がほとんどすんでいないし、その他の水分関係のデータも公開していないデータが山ほどあって、これを消化しないで先にいってしまってよいわけがなく、これをどうやって裁くのか、いつ考えていくのかというマネジメントが自分に求められている。夜な夜な時間があれば、論文を読んでは、データを整理して仮説を検証するというプロセスを行っているけれども、なかなかエレガントな結果にはたどり着けず、頭が悪いのか、実験のプロットが悪いのかは不明だけど、やはりセメント・コンクリートは複雑怪奇で非常に魅惑される。そういえば、以前に熱伝導の論文を書く、と宣言したのだが、未だ3ページ以降が書けていないなあ。
そんなわけで、全然、各関係委員会に出られていないんですが、私は日々こんな生活をしております。申請書を書いたり、学内会議に出たり、個人的には引越の手続きをしたり、自転車を整備したり、本や報告書の分担を執筆したり。
こういうときに限って、種まき研究でとんでもなく将来性のあるデータが出てきて、そちらの方に頭が動いてしまう。できれば、こういうホットな時に論文の骨格くらいは書いておきたいのだが、その時間が今はないので、ノートに走り書きして、プロットだけを保存している。
年度末に向けて実験をすべきものもあって、一つは建築研究所で超高強度柱のせん断の実験をする予定である。仕込みをしつつあるが、あくまでもスタディ的な実験で一発で良い実験がでるとは思えないが何がしかの結果は出るだろう。
でも、こうやっているうちに大成さんが超高強度コンクリートで軸力だけ負担させるという構法を発表していて、そりゃこうなるよなあ、とかなんで今までこうやってこなかったんだろうかなあ、などと思いをはせたり・・・。
学内では、概算要求のシーズンであり、慌ただしくひっきりなしに会合が開かれている。個人的には良いものもあるし、あんまり、と思うものもある。
イメージというか、言葉尻が良くても、結局実行ができない組織になると後が困ったことになるのだが、執行部は執行部で、花火だけは打ち上げておきたいという現象があったりで、なかなか困ったものである。
個人的にコンサバな人間だからなんだろうが、もう少しじっくりやって実態のある成果を出すようにしていこうよ、とも思って提案をしたりもするのだが、こういうのはあまり好まれないらしい。
リーディング大学院とか、なんなんだよ、とも思ったり。
そういえば、中日新聞で報道されたように、減災関係の組織が名大でできる。これに建築もかなり深く関わることになる。これはかなりユニークで医学関係も組織に入っているので、本当に分野横断方でのアプローチが可能になる。
一方で、大学として防災のなにをやるんだ、というと,問題を洗い出して体系化できる部分をする、という環境学と同じような枠組みになぞらえざるを得ない。なにしろ、学問体系の無いところで、なにかディスプリンを作ろうという試みなんだから、学問的深みというのは最初は無いに決まっている。
マネジメントでもそうだが、結局、言葉にできなかったり、分野を超えていたり、諸現象が複雑に絡まってひもとけない社会の矛盾なりリスクなりに対して、問題解決方で、局所の問題を拾い上げて、お互いがまず問題を認識して、それにむかってアクションとっていきましょう、というのはやはり重要だろう。たこつぼで成果を出すのは今の時代、戦略さえあれば、かなり容易にできることであり、困難なことというのは、学問と学問、人と人との狭間にあるように思う。
個人的には、補正予算、来年度予算に関連して、研究申請案件についていろいろご提案をいただいていて、軌道にのりつつあるものが数件。いずれも大型案件だけども、今の研究組織でこれだけの拡張路線でよいのか、という自問自答を最近よくしている。
超高強度関係では、宝の山である実験データが積み上がっているが、これはまだ、論文化がほとんどすんでいないし、その他の水分関係のデータも公開していないデータが山ほどあって、これを消化しないで先にいってしまってよいわけがなく、これをどうやって裁くのか、いつ考えていくのかというマネジメントが自分に求められている。夜な夜な時間があれば、論文を読んでは、データを整理して仮説を検証するというプロセスを行っているけれども、なかなかエレガントな結果にはたどり着けず、頭が悪いのか、実験のプロットが悪いのかは不明だけど、やはりセメント・コンクリートは複雑怪奇で非常に魅惑される。そういえば、以前に熱伝導の論文を書く、と宣言したのだが、未だ3ページ以降が書けていないなあ。
そんなわけで、全然、各関係委員会に出られていないんですが、私は日々こんな生活をしております。申請書を書いたり、学内会議に出たり、個人的には引越の手続きをしたり、自転車を整備したり、本や報告書の分担を執筆したり。
11/16/2010
等温吸着線装置のメンテナンス
現在,研究室には,定容法と質量法の水蒸気吸着装置があって稼働している。質量法は,おもに処女脱着線用のデータをとるために活躍している。定容法は,測定が早いので水和の影響が少ないことなども含めて,おもに,C-S-Hの性状を評価する目的で実験を行っている。
定容法の装置は,とくにリークと低圧環境下における試料の巻き上げが,測定に影響を及ぼす。いずれも配管を掃除した後で,再調整するので,データをとるのに1日,それを調整するのに1日かかるので,2,3往復するとそれだけで,人員代だけでも相当な額になってしまう。初期費用が少ない点が有利ではあるが,年1回のメンテナンスで3,40万はみこんでおかないと少し怖い。あと,真空ポンプのオイルの交換,および窒素代金が主なメンテナンスコストである。
真空ポンプのオイルは,メンテナンス前に交換しておかないと,蒸気圧のキャリブレーションに影響を及ぼすので注意が必要。これは,自分達で配慮しておかないと,メンテナンス期間がそれだけ伸びてしまう。
また,窒素ポンプのレギュレーターについても,窒素量が少なくなってきたときには,メンテナンスをしない方が良いらしい。どうも,キャリブレーションに影響を及ぼしてしまうようだ。
また,メンテナンスをするのであれば,交換可能な部品は極力新しくしておいた方が無難である。車検と同じで。Oリングなどは,すべて交換する。劣化してなにかの拍子にずれるだけで,いきなり,値がとんでしまって,わけがわからなくなる。
すでにうちの装置は,3年が経過しているが,なかなか愛着がわくというか,手間のかかりようがある。
測定量だけでいえば,すでに500検体以上のデータがあるので,もとではとったといえるかもしれないけれど,まだ,ほとんどが論文化できていないので,完全な元を取った状態ではない。
質量法は,今年入ったものだが,いくつか試行をくりかえした。すでに30サンプルくらいはとってみたと思うが,いくつかの条件で想定通りの挙動をしていない。国内第一号の製品なので,なかなか,販売側もノウハウがたまっていないので,一緒に検討するような状況である。
ただ,消耗品は,窒素と水だけなので,それほど大変ではない。キャリブレーションも基本的には質量計のみに依存しているので,原理もわかりやすい。
あとは,機器の癖とか限界を理解して,そのぎりぎりで我々のやりたいことをやるしかないかな。こちらは,まだ,性能の限界を見極めていないので,おってまた,記載できればと思っている。
定容法の装置は,とくにリークと低圧環境下における試料の巻き上げが,測定に影響を及ぼす。いずれも配管を掃除した後で,再調整するので,データをとるのに1日,それを調整するのに1日かかるので,2,3往復するとそれだけで,人員代だけでも相当な額になってしまう。初期費用が少ない点が有利ではあるが,年1回のメンテナンスで3,40万はみこんでおかないと少し怖い。あと,真空ポンプのオイルの交換,および窒素代金が主なメンテナンスコストである。
真空ポンプのオイルは,メンテナンス前に交換しておかないと,蒸気圧のキャリブレーションに影響を及ぼすので注意が必要。これは,自分達で配慮しておかないと,メンテナンス期間がそれだけ伸びてしまう。
また,窒素ポンプのレギュレーターについても,窒素量が少なくなってきたときには,メンテナンスをしない方が良いらしい。どうも,キャリブレーションに影響を及ぼしてしまうようだ。
また,メンテナンスをするのであれば,交換可能な部品は極力新しくしておいた方が無難である。車検と同じで。Oリングなどは,すべて交換する。劣化してなにかの拍子にずれるだけで,いきなり,値がとんでしまって,わけがわからなくなる。
すでにうちの装置は,3年が経過しているが,なかなか愛着がわくというか,手間のかかりようがある。
測定量だけでいえば,すでに500検体以上のデータがあるので,もとではとったといえるかもしれないけれど,まだ,ほとんどが論文化できていないので,完全な元を取った状態ではない。
質量法は,今年入ったものだが,いくつか試行をくりかえした。すでに30サンプルくらいはとってみたと思うが,いくつかの条件で想定通りの挙動をしていない。国内第一号の製品なので,なかなか,販売側もノウハウがたまっていないので,一緒に検討するような状況である。
ただ,消耗品は,窒素と水だけなので,それほど大変ではない。キャリブレーションも基本的には質量計のみに依存しているので,原理もわかりやすい。
あとは,機器の癖とか限界を理解して,そのぎりぎりで我々のやりたいことをやるしかないかな。こちらは,まだ,性能の限界を見極めていないので,おってまた,記載できればと思っている。
11/11/2010
ICCC
今時分,締め切り間近なので,ICCCの論文を書かれている人も多いとおもうのだが,このTemplateに書かれているのが,ラテン語のLaelius on Friendship by Marcus Tullius Ciceroの一部であることに気づいた人もいるかもしれない。
しかし,そんなことに気づいたとしても,ちっとも原稿はすすんでいない。
しかし,そんなことに気づいたとしても,ちっとも原稿はすすんでいない。
10日
10日は,ラファージュのガートナー博士に来名いただきました。最近の収縮理論や線膨張の話を聞いていただき,収縮低減剤にも理論の応用が利くという点で非常にディスカッションが弾みました。
いくつか,今後の方向性についても,アドバイスをいただきました。が,C-S-Hのモデルができるまで棚上げになりそうです。
ラファージュで今後想定している研究で,アカデミックなものについていくつか伺いました。以前,これやったらいいんじゃないか,と某先生にいっていたデータ取りをまさしくやるといっていたので,本当か,と聞き返してしまいました。うまくいけば非常に新しいデータになると思われます。
セメントにかかわらず,研究をされているそうで,私ももう少し俯瞰的視野で研究を進めた方がよいかな,とインスパイアされました。
いくつか,今後の方向性についても,アドバイスをいただきました。が,C-S-Hのモデルができるまで棚上げになりそうです。
ラファージュで今後想定している研究で,アカデミックなものについていくつか伺いました。以前,これやったらいいんじゃないか,と某先生にいっていたデータ取りをまさしくやるといっていたので,本当か,と聞き返してしまいました。うまくいけば非常に新しいデータになると思われます。
セメントにかかわらず,研究をされているそうで,私ももう少し俯瞰的視野で研究を進めた方がよいかな,とインスパイアされました。
11/09/2010
病院
最近,家族のものが重大な症例で病院に通うことになったのだが,気づいた点,経験した点など。誰かの今後に役に立てば幸い。
1.セカンドオピニオン制度
日本のセカンドオピニオン制度は,第3者が意見を述べるだけであるが,そこに最初の診断で得られた診療結果の内容すべては伝達されない。加えて,セカンドオピニオンが最初の医者の先生と意見が対立した場合があっても,セカンドオピニオンの先生のところにかかることはできない。患者の横取りという形で見なされるので,日本の医療界では認められていない。
この場合,患者としてどうすればよいか,というとセカンドオピニオンとしてふさわしい人を自分で調べて見つけたならば,この先生に初診から受けるしかない。つまり,同時に複数箇所で診療を受けるしかない。
お金がかかって,(国の税金も!)しょうがないが,この方法でしか自衛できない。
注意しなくてはいけないのは,初診の先生のところにセカンドオピニオンの先生を推薦してもらってしまった場合,セカンドオピニオンの先生のところの診療を受けるということは難しくなる,という点である。つまり,横取りがすぐにわかってしまうので,なかなかやりにくいらしい。
むしろ推薦を受けない方が良いときがあるので,制度の利用には注意が必要である。
2.派閥の問題
セカンドオピニオンを受ける場合に,診療する先生の経歴,学閥は十分に注意が必要。特に同一の医師会に所属していて,かつ学閥が一緒であった場合,診断に第3者意見はもらえないと考えて良さそうだ。特に初診の先生が重鎮(50以上であれば,配慮が必要そうだ。)の場合,こういう傾向が見られるように思う。(あくまでも思う,です。)私の実家のY市において,特に脳関係は,非常にこのヒエラルキができいる。クリニック(人間ドックを受けるような場所)でさえもこの支配下にあって,客観的な意見をいわず,お金稼ぎのためのコメントが出ることがあることがわかった。非常に憤ったが,どうも,これは医師業界の全般の書物やエッセイを読むと,さまざまにあるので,憤ってもしょうがないらしい。
3.脳みそ
脳ドックを行っているのは日本だけらしい。(伝聞なのでデータなし。ただし,医師の人のコメントである。)人間だれしも欠陥はあるので,それといかに同居するべきか,というのが老後であるという意見がある。一方,出てきた欠陥は安心のためにも,すべて直さなくてはいけない,という意見もある。どちらにくみするかは,人それぞれではあるが,私は前者が正論ではないかと考えている。無理に直すコストも含めると,手を触れなくてもよい部分というのがあるのではないかと。
コンクリートも同じで,補修したら余計に錆が進行したなんてことは,よくあることだ。
ま,そういうわけで,脳みそを弄るのは,相当にいろんな人を意見を聞いてからの方が良いと,私は思う。
1.セカンドオピニオン制度
日本のセカンドオピニオン制度は,第3者が意見を述べるだけであるが,そこに最初の診断で得られた診療結果の内容すべては伝達されない。加えて,セカンドオピニオンが最初の医者の先生と意見が対立した場合があっても,セカンドオピニオンの先生のところにかかることはできない。患者の横取りという形で見なされるので,日本の医療界では認められていない。
この場合,患者としてどうすればよいか,というとセカンドオピニオンとしてふさわしい人を自分で調べて見つけたならば,この先生に初診から受けるしかない。つまり,同時に複数箇所で診療を受けるしかない。
お金がかかって,(国の税金も!)しょうがないが,この方法でしか自衛できない。
注意しなくてはいけないのは,初診の先生のところにセカンドオピニオンの先生を推薦してもらってしまった場合,セカンドオピニオンの先生のところの診療を受けるということは難しくなる,という点である。つまり,横取りがすぐにわかってしまうので,なかなかやりにくいらしい。
むしろ推薦を受けない方が良いときがあるので,制度の利用には注意が必要である。
2.派閥の問題
セカンドオピニオンを受ける場合に,診療する先生の経歴,学閥は十分に注意が必要。特に同一の医師会に所属していて,かつ学閥が一緒であった場合,診断に第3者意見はもらえないと考えて良さそうだ。特に初診の先生が重鎮(50以上であれば,配慮が必要そうだ。)の場合,こういう傾向が見られるように思う。(あくまでも思う,です。)私の実家のY市において,特に脳関係は,非常にこのヒエラルキができいる。クリニック(人間ドックを受けるような場所)でさえもこの支配下にあって,客観的な意見をいわず,お金稼ぎのためのコメントが出ることがあることがわかった。非常に憤ったが,どうも,これは医師業界の全般の書物やエッセイを読むと,さまざまにあるので,憤ってもしょうがないらしい。
3.脳みそ
脳ドックを行っているのは日本だけらしい。(伝聞なのでデータなし。ただし,医師の人のコメントである。)人間だれしも欠陥はあるので,それといかに同居するべきか,というのが老後であるという意見がある。一方,出てきた欠陥は安心のためにも,すべて直さなくてはいけない,という意見もある。どちらにくみするかは,人それぞれではあるが,私は前者が正論ではないかと考えている。無理に直すコストも含めると,手を触れなくてもよい部分というのがあるのではないかと。
コンクリートも同じで,補修したら余計に錆が進行したなんてことは,よくあることだ。
ま,そういうわけで,脳みそを弄るのは,相当にいろんな人を意見を聞いてからの方が良いと,私は思う。
11/08/2010
11/07/2010
11月1日~
最近の近況
論文・研究関係
セメント・コンクリートでは,4件,無事,すべて受理された。
・水和反応と水蒸気吸着による比表面積に関するもの
・セメント硬化体のヒステリシス現象に関するもの
・14Cの測定により中性化進行の評価を試みたもの
・高炉スラグ微粉末を混和した場合の水和圧曲線に関するもの
いずれも今後の評価や制御において,材料分野の人に貢献できるデータになるものと考えている。応用がちょっと難しいものも含まれているが。
なお,昨年度のものは当方の投稿時原稿をこちらに掲載したので,興味があるかたは見ていただきたい。高炉セメントを用いた場合にマスコンクリートでひび割れが生じやすくなる理由が,自己乾燥による線膨張係数の増大に起因するという発見的論文と,それを制御する手法の一例についての論文が閲覧可能になっている。これらは,昨年度のセメコン論文集のものである。
黄表紙関係では,最近4件の論文が受理された。1月号,2月号に掲載予定。
・アルミネート系水和物の水和反応速度によるもの。
・異なる温度で水和圧曲線の測定を試みたもの。
・乾燥によって,セメント硬化体の体積弾性率,ポアソン比,ヤング率が変化することを詳細に検討したもの。
・ゲルスペース比等の相組成データと,セメントの物理特性とを工学的に関連づけたもの。
などである。
これ以外に,現在,比表面積や吸着等温線などの論文投稿を検討している。
実のところ,以前検討していた熱伝導率の検討は中断している。水分移動が厳密に評価できない点が難しく,データとしては良いものとおもうのだが,(すでにJCIで公表している。)どうも理論の練り具合と実験との対応の完成度が高くならず,もう少し既往文献の調査から再構築している。
一方,懸案となっている異なる温度で測定した水分移動係数については,現在,既往文献との評価などを踏まえ,工学的なモデルに展開しつつある。水分容量との関係で,綺麗に整理できないかとも思っている。
もっとエレガントにとけるはずと思っていた仮説は見事に崩れた。現実はやはりそんなに甘くない。どうも,セメント硬化体の屈曲度とも言うべきパラメータは,相当に難物で,特に水セメント比が0.40を切ると挙動が切り替わる。これは,PowersやBentzが言及していることでもあり,パーコレーションの閾値の話である。これを統一的に評価しようと思った点が,現状の課題の難しさであるが,このあたりは,総空隙の関数として表す形で工学的に整理をして,まずはモデル化しようと考えている。
それなりの解析データを示さねばならないこともあるので,そことの両にらみである。
水和反応モデルは,最近簡易版を黄表紙に投稿した。(エーライトビーライト論文,今度掲載のアルミネート系の論文)。しかし,この後,さらなる簡易版で,パラメータを切り替えて,PLM関係の国際会議論文として投稿した。今後はこれをベースに議論していこうと考えている。未反応核モデルは難しすぎるし,変数が多すぎるので,今後は適宜利用する程度になると思われる。
速度論の表現は,実に多様で,理論が無いので,いかにハンドリングがしやすい工学的モデルに落とし込むか,ということになる。μicでは,もっと難しい理論で水和直後から表現しているが,それでも速度パラメータは3変数以上は必要になっている。
どこのレベルで利用していくか,という点を考えることが重要だが,コンクリート工学として利用するのであれば,全域でそれなりに水和実験を表現して,かつ,少ない変数でやれるものが良いだろう。
モデルの拡張性を踏まえながら,モデル化するという技量は,なかなかに難しい。ドンぴしゃの構成則があれば,それで良いが,現実はそうでもないので,水和関係のモデル化は,いったり,もどったり,になってしまっている。
プライベートでは,諸事情あって,今月末に引っ越しを急遽することになっててんやわんやとなっている。引越屋もさることがら,事務手続きが偉い大変で・・・。プライベートなんて,結局,国が介入したらなくなるんだから,早く,総背番号制にしてもらって,統一番号で一カ所かえたら,全部切り替わるようになってほしいところだ。
子供がもうすぐ2才になるが,勝手にiPadをあやつって,動画を見ているのはびっくりした。おそらく,横にいて使い方を学んだんだと思うが。iPadというのが直感的というのは本当かもしれない。
論文・研究関係
セメント・コンクリートでは,4件,無事,すべて受理された。
・水和反応と水蒸気吸着による比表面積に関するもの
・セメント硬化体のヒステリシス現象に関するもの
・14Cの測定により中性化進行の評価を試みたもの
・高炉スラグ微粉末を混和した場合の水和圧曲線に関するもの
いずれも今後の評価や制御において,材料分野の人に貢献できるデータになるものと考えている。応用がちょっと難しいものも含まれているが。
なお,昨年度のものは当方の投稿時原稿をこちらに掲載したので,興味があるかたは見ていただきたい。高炉セメントを用いた場合にマスコンクリートでひび割れが生じやすくなる理由が,自己乾燥による線膨張係数の増大に起因するという発見的論文と,それを制御する手法の一例についての論文が閲覧可能になっている。これらは,昨年度のセメコン論文集のものである。
黄表紙関係では,最近4件の論文が受理された。1月号,2月号に掲載予定。
・アルミネート系水和物の水和反応速度によるもの。
・異なる温度で水和圧曲線の測定を試みたもの。
・乾燥によって,セメント硬化体の体積弾性率,ポアソン比,ヤング率が変化することを詳細に検討したもの。
・ゲルスペース比等の相組成データと,セメントの物理特性とを工学的に関連づけたもの。
などである。
これ以外に,現在,比表面積や吸着等温線などの論文投稿を検討している。
実のところ,以前検討していた熱伝導率の検討は中断している。水分移動が厳密に評価できない点が難しく,データとしては良いものとおもうのだが,(すでにJCIで公表している。)どうも理論の練り具合と実験との対応の完成度が高くならず,もう少し既往文献の調査から再構築している。
一方,懸案となっている異なる温度で測定した水分移動係数については,現在,既往文献との評価などを踏まえ,工学的なモデルに展開しつつある。水分容量との関係で,綺麗に整理できないかとも思っている。
もっとエレガントにとけるはずと思っていた仮説は見事に崩れた。現実はやはりそんなに甘くない。どうも,セメント硬化体の屈曲度とも言うべきパラメータは,相当に難物で,特に水セメント比が0.40を切ると挙動が切り替わる。これは,PowersやBentzが言及していることでもあり,パーコレーションの閾値の話である。これを統一的に評価しようと思った点が,現状の課題の難しさであるが,このあたりは,総空隙の関数として表す形で工学的に整理をして,まずはモデル化しようと考えている。
それなりの解析データを示さねばならないこともあるので,そことの両にらみである。
水和反応モデルは,最近簡易版を黄表紙に投稿した。(エーライトビーライト論文,今度掲載のアルミネート系の論文)。しかし,この後,さらなる簡易版で,パラメータを切り替えて,PLM関係の国際会議論文として投稿した。今後はこれをベースに議論していこうと考えている。未反応核モデルは難しすぎるし,変数が多すぎるので,今後は適宜利用する程度になると思われる。
速度論の表現は,実に多様で,理論が無いので,いかにハンドリングがしやすい工学的モデルに落とし込むか,ということになる。μicでは,もっと難しい理論で水和直後から表現しているが,それでも速度パラメータは3変数以上は必要になっている。
どこのレベルで利用していくか,という点を考えることが重要だが,コンクリート工学として利用するのであれば,全域でそれなりに水和実験を表現して,かつ,少ない変数でやれるものが良いだろう。
モデルの拡張性を踏まえながら,モデル化するという技量は,なかなかに難しい。ドンぴしゃの構成則があれば,それで良いが,現実はそうでもないので,水和関係のモデル化は,いったり,もどったり,になってしまっている。
プライベートでは,諸事情あって,今月末に引っ越しを急遽することになっててんやわんやとなっている。引越屋もさることがら,事務手続きが偉い大変で・・・。プライベートなんて,結局,国が介入したらなくなるんだから,早く,総背番号制にしてもらって,統一番号で一カ所かえたら,全部切り替わるようになってほしいところだ。
子供がもうすぐ2才になるが,勝手にiPadをあやつって,動画を見ているのはびっくりした。おそらく,横にいて使い方を学んだんだと思うが。iPadというのが直感的というのは本当かもしれない。
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