10/01/2007

10/01までの本 その3

日経アーキ 9/10 改正法対策まったなし
・法令変更による作業量見積もり,対策が各社やられている。
・生コンへの加水などを当事者を認める。正規のスランプでは施工困難という理由が多い。経済的制約がこういう状況を生んでいるのは確か。長野県生コン組合のデータ公表は評価したい。
・愛媛県松山に坂の上の雲ミュージアムができた。安藤忠雄氏作

日経アーキ 9/2 挑戦の家,その後
特に無し

日経アーキ 8/13 動かない建築確認で大混乱
・多摩美術大学付属図書館 (伊藤豊雄) 入ってみたい空間。

日経アーキ 7/23 飛躍の場は中東に
特になし

10/01までの本 その2

Newsweek 10/3 毒食品の嘘
・中国製品の基準違反は他国よりは少ない。大げさな報道という趣旨。まあ,アメリカの牛肉とかを見ているとそうかもしれないな,とも思う。今も月齢基準を撤廃希望とかいっているし。品質がクリアされている証拠が無いのに無理通しするのはヤクザと同じ。
・加えて基準値がどのように定められたか,という背景が無い報道には説得力が無いという記事。基準値自体安全率が入っているのでほとんど問題が無い製品も騒がれているとのこと。
・イスラエルの空爆記事,ブッシュの戦略解説。そういえば,中国は台湾独立を支援したら,日本侵略すると公言しましたね。ドキュメントを読んで。日本の政治家が何もいわないのはよくわからない。福田氏が首相というタイミングというのは何かあるのか。
・沖縄枯れ葉剤問題。既に事実書類・発言が出ているのに日本のマスコミで報道はあったか。米政府は認めていないが。
・中国経済,生産したものを国内で消化できない状況。巨額貿易黒字のうえ,資産バブルが生じて最後にはじける。

NewsWeek 9/5 サブプライム世界経済危機
・長年住んだ建築物の方が価値があがるという文化自体はすばらしいじゃないか。
・ローン地獄に関しての記事はわかりやすくてよかった。
・温暖化はでたらめだの真実 米国で地球温暖化はデータの解釈の違い等を組織ぐるみ(基本的に石油メジャーによる資金援助を受けた人たち)で行われているため,今でも過半数の人が温暖化は事実でないと信じている。(日本はずいぶんと浮かされやすいんで,すぐに真実だと飛びついたが・・・)
研究者・政治家がお金のために立場を変えて真実から目を背けるということ自体,すごいことだと思う。

DIME 10/2
物欲雑誌。最近物欲が無くなったので,ちょっとどうかしたのかと思って。
・コンパクト自転車を買おうかとおもった。ドライブで郊外に出てサイクリングは楽しいのでは。
・家族が出来たので,防災グッズは一通りそろえないといけないな。
・舛添要一氏のインタビューは厚生省就任まえだが,なかなか面白い。
・中華まん発売のタイミングデータは,ちょっと目を引いた。
・おてつだいネットワークスというサービスの紹介があった。あらかじめ登録してあるネットワークユーザーを対象に,超短期限定のアルバイト紹介をする,というもの。ベビーシッター送迎800円,何月何日何時から何時まで,どこどこで,というもの。GPS情報を持つ携帯からのチェックにより,近距離・近未来で労働者確保を可能とするもの。

BigTomorrow,10月号
読み物が無くて,広島からの帰りに買った。
・櫻井よしこ,インタビューは良かった。要約すると日本を愛せ,だ。
・あとは,ちょっと気持ち悪くて読めなかった。基本的に何故無しの理論,論説なしの記事が多い。

10/01 までの本(その1)

週間アスキー 10/2
注目製品
・FMV-BIBLO LOOX U50X/V:起動が遅いらしいので,もう少し待つ。
・PLCアダプター HN-VA40S:PLCアダプターは便利この上無いので興味があるのだが,一方で家電などが電圧ノイズでやられるとの報告もあっていまだ不安。
たましにやってみようと思うが,周波数に影響を受ける電磁系の家電は難しいかもしれない。たとえば,関東で使えても関西で使えない奴とか。
・HDD 大学のデータバックアップに外付けを買おうとおもってわすれていた。ついに単体で1TBなどもあるので,そろそろ買い時かもしれない。

週間アスキー 10/9
・FOMA定額は良いかも知れないが,出張は海外の時に困ることの方が多いので,あまり影響がないかな。
・デジカメ購入を検討している。27,8mmからで感度が高い奴。デジカメって室内を撮影することが多いのに何故か屋外のサンプルの方が多い。よくわからん。
・スタースイート そういえば,GOOGLEパックで導入されたんだった。使用するのを忘れていた。そろそろ大学もMS-WORDをテンプレートにするのじゃなくて,オープンファイルフォーマットをテンプレートにして欲しい。EXCELで書類の罫線引いて渡されるのも結構困る。そういえば,昔EXELで議事録とっている人がいたなあ。
・PhotoScapeというソフトは便利そうだ。写真加工,画像ファイル整理に。http://www.photoscape.org/ps/main/index.php
・DriveImageXMLというソフトは便利そうだ。バックアップ系。http://www.runtime.org/dixml.htm
・SSD,興味があったが,ベンチマークを見る限り買いたいとは思わないな。

PRESIDENT 9/3
お金の新常識
・北畑隆生の特別インタビュー,国は命をかけ外資から「鉄」を守る。国家戦略上の鉄の位置づけがわかる。市場拡大,EU市場への侵入を果たすためには需要確保を約束するためには相手方と手を組む必要も出てきている非常に難しい舵取り。しかし,資源的地位付けにある鉄鋼は日本では数少ない優位製品。
産業スパイ法案への言及というのは,大学についてもあることで,今後留学生を受け入れる際の厳密な法令整備が必要だろう。日本も論文を見ている限りオリジナリティの尊重をはじめとして,知的財産に対する認識が甘い人も多い。これは,小学生あたりから教育する必要もありそうだ。

・住宅着工数:予想通りというか,かけこみ需要のせいかもしれないが,7月着工数は大幅に少なかった。9月28日の報道資料によれば,8月は回復基調にあるといっているが,まだまだ無いといって良いと思う。GNP等の値も変わってしまうかも。

・博士フリーター急増:キャリアプランが見えないのは問題。大学側も工学分野はニーズ,現場への視点くらいは教育しないと。理学系・文学系についてはよくわからない。
・大前研一氏は相変わらず,論がわかりやすくて好きだ。
・運用,手数料,リスクと各論併記で検討してあるが,初心者向き。
・やっぱり,住宅をどうするかで,人生大きく変わってしまう。財産残すつもりで働くとつらい。


PRESIDENT 10/15
学歴格差大図鑑
・就職が良いということは,入社後にライバルが多いということ。ということは最終的に役員になれる,社内で上の方にいけるのは少数であり競争が生じるということ。あたりまえですが,このことを認識しない学生は多い。
・天下りと私企業の関連会社出向はどこが違うのか。天下りで問題なのは給与が多いことと,財源が税金であることか。それとも談合の温床になりうることか。談合を廃し,随意契約が無くなれば,天下りはありか。
・組織内の人員数ヒエラルキーを整合させるためには,給与体系(昇進することで給与があがるという従来の方式)が変化する必要がある。専門職にもそれなりに給与を。しかし,大阪府のように,道路整理の人に1千万円越えはひどすぎるとはおもうが。
・社長輩出率 名古屋28位 (名工大25位),役員輩出率29位(経済学部)16位(全体)
・弁理士に強い大学 9位
・一級建築士 欄外 (名工大23位) これは学部人数にもよるとは思うのだが。
・国家公務員17位
・公認会計士14位
・医師国家試験9位
・平均年収788万円 (東大 854万円,名工大752万円)
・年収1千万を超える確率1.6% (東大6.9%,私立では東京理科大と同じ)
・日本の上場企業にとって,偏差値63以上が一流大学, 55以下は三流大学 (p.63,個人的には大学じゃなくて結局人と思うが,これは当然のこと。)

その他
・五味前金融庁長官直撃 記事
・山中伸弥先生 記事 (研究者のインタラクションが少ない。施設共同利用が少ない。物より頭,アイデアという考えが無い。国として考えた方が良い時代に来ている。)

8/08/2007

加賀ハイテックとIDT、防水仕様のSDビデオカメラ

加賀ハイテックとIDT、防水仕様のSDビデオカメラ

スラッシュドットジャパンで取り上げられていた,防水仕様,軽量小型のビデオカメラ。機能の割り切りから高画像とか保存というのには適していないが,実験の様子や旅行の様子を保管するのには向いている。ラジコンヘリにGISとともに取り付けたら,なんかしら面白いことができそう。

ネットショップ スタイロ等
http://netshop.too.com/shop/index_netshop2.html

スチロールカッター
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/27so.com/g/SNZ-2334-109/index.shtml

実験準備室を20℃一定が可能なように5馬力のエアコンを入れた。ここでは,湿度調節が必要な実験で細かい作業を行わせる予定。窓,入り口の扉がアルミのものなので,スタイロで塞いで断熱にしようとおもう。今日,実験室にいったら,早速結露が生じていた。スタイロ,カッターともにお手製で十分。東大の時,完全拘束試験機の恒温室を市販のアルミ角材とスタイロで自作した。インバータ制御のエアコンを買ってきて,温度を拾う場所を調節し,24時間で±0.5,平均0.05℃/時間程度に温度変化を制御することができるようになった。当然,スターラーとして扇風機が2台入っている。
科研,広大S先生のお陰でスタートダッシュには成功した方だと思うが,逆に学生が自分で試験器や環境をつくる,ということをしないので,教育的には問題だと感じている。
まあ,研究者を目指す学生でなければ,ほかに教えることは沢山あるのだけれども。
無いなら無いなりに,解析なり手製の環境なりで研究ができないと問題。想像・創造力が試される。

化学発光
http://www12.ocn.ne.jp/~kon/jiten/hikari_kagaku.html
http://chem-sai.web.infoseek.co.jp/hakko.htm
とあるところで話題になって調べたので掲載。発光現象そのものに興味があったので,調べたのだが,廃棄物処理に手間がかかりそう。家庭で簡単に,というわけにはいかなそうだ。

7/30/2007

Potrace

CONCREEP8という国際会議を来年10月に企画しているが,そのパンフレットに企業ロゴを載せる必要がでた。あらかじめ,企業のロゴをデザイナーに委託して作成したところには,PSファイルやAIファイルで保存されており,常にロゴが適切に運用にされているようになっているが,すべての企業は必ずしもそうなってはない。

いただいた,ロゴの中にはgifやbitmapファイルになっているものがあったので,どうしたものかと途方にくれていたら,オートトレースソフトがいくつか存在することを知った。

・Portrace
http://potrace.sourceforge.net/
コマンドラインで実行するもので,GUIになれている人にはなんだかよくわからないかもしれないが,FAQ等をよめば,かならず実行できる。ZIPを解答して,そのフォルダのパスを通して,コマンドラインから実行すればよいだけ。ワイルドカードが使えるので,バッチ実行が可能になっていて,すごく便利。

あらかじめ,読み込むファイルをフォトショップなどでコントラストを挙げておくとか,白黒2値化しておくと精度があがる。

WinTopo Freeware
昨日紹介したソフトにもある。Pro版が存在し,Free版でもインストールされて,レジストリが汚れるといったデメリットがあるが,それでも便利なことには変わりない。GUIがお好きなひとはこちらを選択すると良いでしょう。

7/30までの雑誌類

・日経ビジネス7.9 置いてきぼりニッポン
韓国のFTAがちょっと前に話題になったが,日本がいかに票田のために国内を守り,結果として競争力の無い業界が多いか,ということを指摘している。たしかに,自給率維持というのは,リスク管理として大事だが,ここまで産業等がグローバル化してしまったら,食料輸入国を分散してリスク管理するとかするしかないのじゃないだろうか。農業にしても保護政策ばっかりで,生産力向上にまったく結びついていないのであるから,なんらかの業界としてのてこ入れが必要だろう。そういう意味では,近年の日本米中国輸出というのは画期的な事であるように思う。

日本は,ものつくり王国といっても良いのはよいが,そればっかりで,金融をおろそかにするのも問題。個人的に金融で資産が増えるという仕組み自体がなっとくいかない,というか生産能力と資金が独立して市場を形成していることに危うさを感じてはいるが,そうはいっても,それで国際政治が決まってしまう現在なのだから,強みは強みとして使い切るくらいのことをしなくてはいけない。

個人資産で金が余っている量が相当あるのであれば,それをてこに金融で儲けられるようにすればよい。英国を見習って欲しい。ものつくり自体もサービスありきで考え,高度なサービスとして金を払う市場を形成すれば,必然的にものつくりもうまくいくのではないか。何も戦力を一つに絞ることは無いし,強いところは,強さとして遠慮無く使い切って欲しいものだ。

大学の人間,工学の人間として金融ばかりになるのはいかがなものかと思うし,学生がそういった偽業的なものを喜ぶ価値観に偏るのは心配。良い物,システムを作るのはいずれの社会でも創造的行為なはずで,それを評価し,より発展させるというところに目を向けて欲しい。

・週間ダイヤモンド 7.14 派遣の裏側
派遣会社の評判,職種毎の相場を知りたかったので購入。大企業の丸投げとか,雇用問題の隠れ蓑にされている実態とは何かを知るために購入。
1級建築士をもってても,大して稼げないんですね。

・週間ダイヤモンド 7/7 営業入門
サービスの対価,信用獲得へのプロセス等々の勉強のために購入。どうということはなかった。

・週間東洋経済 7/28 日本と英国
GDPで日本を超えた英国の実態に関するレポート,サッチャーの自由主義経済とブレアの保護政策のバランスについて書かれている。日本の指導力の無さ,ビジョンの無さが浮き出る良いレポート。日本の政策というのは,何故理由とか,コストパフォーマンスとか,見通される結果とかをわかりやすく国民にレポートしないのだろうか。
選挙の演説でも何行っているのかよくわからないし,ためしに質問してみても,何のデータに関しても勉強していないし,具体性をもった議論,定量的な議論をしない。国民ももっとつっこまないといけない。

・日経ソフトウェア 2007.9 元気が出るテスト
デバッグについて書いてあるけど,特にどうということはない。あまり,読むべき点が無かった。

・CAD&CG 2007.9
こんなMagazineがあることを知らなかったので,立ち読みして,購入。昨日のリンクはこれを参考にした。内容は面白い視点で情報収集していると思うが,コストパフォーマンスに関しては疑問。まあ,日経ソフトウェアよりは読む人間の数が少ないのでしょうがないのかな。

・週間ダイヤモンド 6/16 金融商品の罠
株を始めたいと思って早数年経過したが,今もって納得いかない点が多い。投信にも興味があったが,これを読んで大分納得した。

7/28/2007

7月28日までの情報

・微小センサー関連
http://www.levex.co.jp/products/index.html

・3次元スケッチソフト(Google Sketch up はFree)
http://www.sketchupjapan.com/

・イエスマイハウス 間取りスタディソフト
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/pickup/pw4/pw004780.html

・あ!動く図面 JWCAD図面を3次元で表現
http://www.cg-system.com/Auz_home.jsp

・Metasequoia モデリングソフト
http://www.metaseq.net/

Parthenon Renderer  (レンダリング)
http://www.bee-www.com/parthenon/index.htm

・Kerkythea (レンダリング)
http://www.kerkythea.net/joomla/

・Wintopo Freeware (ラスターデータ → ベクターデータ)スゲー便利そう
http://www.softsoft.net/wintopo/dl-wintopo.htm

7/19/2007

ICCC雑感

12th international congress on cement chemistry (モントリオール)に参加してきた。
・近年の機器分析技術の発展により,推論されていた現象が実験的事実として確認されつつある。ただし,機器分析技術に対して,セメント,セメント水和物がそれでも複雑で,場合によっては実験データが誤判断されることがある。特に,試験機器の限界をわかっている研究者と,そうでない人の研究とでは,深みが全く異なっていて,検証データを積み重ねて蓄積しているところを見極めることが重要だと聞いた。(というのも,一緒に参加されていたセメント化学の方に教わった。)

・現状,コンクリート工学者が,その必要性からセメント化学のフィールドに乗り出すことも国内では多いが,やはり,その基礎は薄弱で見られたものではない研究も多いらしい。特に測定したらこうなった,こうなったから,おそらく多分こういうメカニズムが考えられるという形の論文が多く,本人は得意げらしいが,セメント化学からみると噴飯物の論文がまかり通っているとのこと。やはり餅は餅屋に頼むべく,セメント化学の方々との共同が必要なようだ。

・話は脱線するが,論文数で実績を評価するために,論文がインフレしている。1本あたりの価値が減っているし,査読する側の人間もお粗末になっているし,まったく哀しい状況だ。CCRであっても,間違っている論文をよく見かける。この間も腐食発生条件の論文で,破壊エネルギーの取り扱いが間違っている物があって驚いた。むしろ1本の価値を深く検討するような評価軸も取るべきである。当研究室の前任者であるT教授は,査読者を公開するシステムにすべきだ,との意見をおっしゃっていたが,まったくその通りである。査読者も執筆者と同等に扱えば,もっと真摯な対応が見られるのではないだろうか。

しかし,この議論も結局論文数主義が存在すれば救うことはできない。どこかの学部や学科で論文が出やすい体制を作ってしまえば,結局学内の政治に影響を及ぼす。土木や建築では,査読論文が年1本でれば良い方だが,化学などでは10本は軽く出るとも聞く。これで,論文1本を同列に評価されてしまえば,とても太刀打ち出来ない。

・水和のKineticsというのは,モデルと実験の両者から推論するしかないのが現状だと思う。平衡論で議論することは出来ないし,結果としての水和反応データは取得できる。そうすると仮定した物理法則の適合性を見極めるしか手法は無く,結果として東京大会での近藤連一先生のレベルを超えることは未だ難しい状況にあると言える。水和反応モデルの発表は,2編しかなく,そのうち一編は,あまりにもEngineeringな物だった。(断熱温度上昇式で評価するようなものに近い)。
一方,私の発表もEngineeringなアプリーチであったが,かなり複雑だったようだ。その場では質疑が無く,後でいくつかリアクションをいただいたが,いずれもアジアの方々だった。

・フレンチ料理をご馳走いただいた。フレンチ料理は,あまり良い印象がなかったのだが,まったく印象が変わった。オーベルジュ,ケベックフレンチ。ワインにうんちくがあると言うとちょっと,うさんくさく思っていたのだが,大した特技だと感心した。

7/01/2007

7月1日までの本 

Newsweek 6/27 快眠できる100の方法
夏に向かって睡眠確保のために買った。最近は,寝るために走ったりもしているが,昨年よりは睡眠が深くとれるようになった。それでも,ちょっとした音などでおきたりはしてしまうのだが。
あまり,特別な手法については書いてなかったが,睡眠空間が商売になる,というのは東京ではありうるな,と思った。大学内にもそういう施設を作って欲しい。

Newsweek 7/4 世界企業ランキング
以前から,この世界企業ランキングをみているのだけれども,この世界企業ランキングは,利益率,ブランド名だけでなく,環境対策を含めたCSR評価が入っている点で注目していた。日東電工のような企業はあたりまえとしても,東芝のように確たる環境関連製品を出していない企業でもCSRが適切に評価されている点は興味深い。

日経ビジネス 6/25 崖っぷち親子家計
今年前半の私の興味は,今後の人生(靱性)設計についてである。プライベートな部分の問題ももちろん興味がある(大学の先生の給料というのは,それはそれは哀しいのです。)。しかし,どちらかというと,今後の建築業界を考える上での興味の方が大きい。建築物というのは,大部分の日本人にとって,もっとも大きな財産であり,買い物である。これが,今後,日本人の懐具合に影響を受けるのであるから,こういったことはちゃんと考えておかないといけない。当然,ハウスメーカー各社やゼネコンは考えていることであろうけれども,大学人として今後の建築と日本人の関わり方,その時の建築物のあり方は考えておかないといけないだろう。

最近考えたこと
ミートホープ、NOVA、コムスン 3つの企業の挫折が物語ること
CSRもそうなんだけども,そもそも企業がグローバル化してしまうと,信用というもののメリットが少なく成ってしまう点に問題があるので,今後はそれは期待できないと思う。
木村建設(姉歯事件)の件でも考えたのだが,まず,一つに企業のあり方に2通りの存在理由ができてしまった。古くからの企業というのは,そもそも長期存続が第一義の目的であった。利益を上げるのはその次である。長期存続を考えるから,市場の飽和による利益低減・飽き等によるリスクを避ける目的で,利益を開発投資に回すようになる。企業が大企業,市場を拡大していく理由はここにあるといえる。ユニクロの利益率が最大だったころというのは,おそらく2000年前後だったろうが,しかし,日本市場における飽きやその後の利益を追求し,事業を継続する目的で,新しい方向性,新しい市場をもとめて商品開発,ブランドイメージ確立のためのCM,海外展開を行ったわけである。利益率至上主義ではこうならない。こうしたことは,市場との間で信頼が有効に機能する。信頼が損なわれ,ブランドイメージが傷つくと長期存続が出来なくなる。

最近のベンチャーに見られるように,この利益率至上主義が企業の第一義の目的になりうることがある。
これは,短期の利益であっても経営者が一生を過ごすだけの金銭を手に入れられるような市場規模が簡単に見つかるようになった(市場がグローバル化,単一化)したからだと考えられる。
建設会社というのは,往々にして地場の企業で信用が大事なはずであるが,日本全国に市場を持つようになり,いくつかの大型物件で(不正な)利益を上げれば一生を食っていけるだけの金が手に入れることが可能になった。
ベンチャーの,買収による短期利益を目的にすることに似ている。

経営者の目的が利益第一主義になっても,不都合が生じなくなった。これは既存の企業モデルを統制するための法律では統制できないと思う。

モラルを期待するには,モラルによる利益が無いといけないだろう。倫理性だけで議論するのは,そろそろ厳しいのではないか。

6/13/2007

6月12日までに考えたこと 今後の住宅市場に関して

平成19529日に環境省より示された,「21世紀環境立国戦略の策定に向けた提言」に強く謳われているように,今後の日本の各産業においては「低炭素社会(Low Carbon Society)」に向けた取り組みが求められる。住宅産業であってもそれは同様であり,従来から推進されている運営時の設備・環境エネルギー利用技術の改善のみならず,建設時,廃棄時におけるエネルギー問題と炭素消費量についても,可能な技術を積み上げて,住宅および建築物のライフサイクル全域にわたる低炭素化を推し進める時代となった。

現存する高度経済成長期に建設された個人住宅の多くが,当初の目論見よりも短い3040年の寿命を経て,建替えを控えている。むろん,それらのすべてが建替えをすることが環境や資産の運営の観点からみて必要なこととは考えられないが,「長期的な耐用年数を要求する社会資本としての住宅」,という価値観がなかった建物,特に個人住宅や集合住宅に関しては,スクラップアンドビルドを検討する必要がある。

こうした反省を踏まえた新規建築物の高品質化により,社会資産としての住宅が用意されることは,今後人口減少が控える日本経済の下支えとして中長期的には好ましいことである。日本の建設産業は官民の協力により,このような社会資本としての住宅整備を低炭素化の枠組みの中で押し進める必要がある。

ここまでの文章は,私が最近使う申請書のフォーマットの枕詞のようなものである。日本の住宅産業に建て替え需要があること,陳腐化した住宅でメンテナンス,コンバージョンを行ったとしても使途が見えてこない建築物は多々あること等は現実問題として依然残る。




既に,身の回りには酔っぱらった時の議論として良く話していることだが,

1.なぜ,一人一室政策のようなものが行われたのか。一人一室持てるほど国が富むようになるという目標はあっても,陳腐な住宅であっても人が持たなくてはいけないという脅迫観念,固定観念のようなものが定着してしまったのはなぜか。あながち,こうした政策に付随してできあがった住宅の多くが間取りも狭く,中長期的な利用に不向きであることが多い。

2.保証人問題。現在,多くの人間が退職金の多くをつぎ込んで住宅を購入する。これは,年寄りは賃貸の保証人になってもらえる人が(相対的に)少なく,結果として住宅を購入せざるを得ないからということも多い。こういう社会制度的な市場形成が,十分な資質を備える住宅の供給を阻んでいると考える。老人介護も大事だが,その前に賃貸市場の制度的な自由化が促進されれば,賃金の使途も拡大し,豊かな老後を迎えられるのではないか。

まずは,研究室で一人一室政策についてゼミでもやるかな。
東大・浅見先生の研究を参考に。
http://ua.t.u-tokyo.ac.jp/okabelab/asami/asami-cv-j.html




6/05/2007

6月5日までの本 Newsweek5/23

Newsweek5/23号は,環境ビジネス特集
・温暖化が人間にとって不適切な環境というのはあやまり。温暖化によってハッピーになる地域もでる。もちろん,不幸になる地域もある。インドネシアは2000/17000の島が沈む。
・氷河期であっても,-2℃くらいのものであることに注意が必要。人間は,生き延びることができる。死滅したりはしない。
・環境変化というのはビジネスチャンスである。既存の価値観が崩れる時には下克上がおきる。経済的にも。研究分野ももちろんそう。
・北の豊の地域はさらに豊になる。さらに,経済的裏付けから容易に新しい環境にシフトできる。南の地域は貧困がさらに貧困になる。お金がないので新しい環境にも対応できず,干ばつ,自然災害にさいなまされる。
・北海の氷が消えて,新しい航路ができるため経済活況というシナリオは,単純だけど感心した。


環境経済評価の実務 大野栄治 頸草書房
・環境について細かいことがわからないが,大きく経済的な支点でとらえるために購入。ゼミでもやるかな。
AHPとコンジョイント分析 木下栄蔵,大野栄治 現代数学者
・理科大のK先生に教わったので早速購入した。土木計画では一般的な概念らしいがパレート最適でくすぶっているよりは先進的だと思った。まだ,ざっとしか読んでいない。

5/31/2007

セメント技術大会の質疑応答に関して

前略 N先生
5月30日に行いました,セメント技術大会における質疑応答に関して,説明が不十分と思いましたので,以下に私の見解を申し上げます。率直な意見交換ができることに大変感謝しております。


姉歯の件ですが,姉歯の問題は結局いかに素晴らしい設計手法があったとしても,悪意のある人間の設計を防ぐことはできない,ということだと思います。施主,あるいは設計者に悪意があれば,どんな法律,管理も通じないのではないでしょうか。結局,経済行為の主体者が責任を取るという原理原則を達成するために,厳罰を持って処するということしか無いと考えています。
そもそも,悪意をもってマンションを立てるなどはテロ行為にも匹敵する社会悪であるはずです。

結局,解析のパラメータが多い,少ないということと設計利用者が悪用するということは必ずしもリンクしないのではないか,というのが一つめの回答です。

二つめの話ですが,解析というのは現象を表現するために必要十分なパラメータは必要だと思います。せっかく詳細な化学分析ができるようになったとしても,その結果を反映できないのでは,分析技術が生きてきません。水和率が1つから4つ(各鉱物)になることが悪いことでしょうか?

パラメータは必要十分であるべきで,減らせという議論は少しおかしいように思います。そもそも,パラメータを減らして感度の悪いパラメータを削っていけば,従来の実験式にならざるを得ません。これでは,外挿のできない使い勝手の悪い仕様手法に沿った解析になってしまいます。これは,333委員会の趣旨にも添わないと思います。

マスコンのひび割れ発生確率の図も,かなり様々な点で一種の悪用がなされております。私の議論は,そもそもひび割れ発生確率は解析条件が与えられたCP法にしか利用できない,ということを十分勉強せずに利用する人間が悪いという論法です。もちろん,土木学会としては,それらが適切に運営されて初めて良いものができる,ということは喧伝していくことが重要だと思います。

三つめ強度の話ですが,強度が含水率で変化するのは当然ですがそれをもって強度で論ずるのは問題,というのもまた問題と思います。
私の個人的な見解ではありますが,やはり,設計者,利用者の方には強度をもって説明するというのがインパクトがあると思います。誤解を生じかねない点は今後の課題と思いますが,彼らに空隙率がいくつとか,C/S比がいくつといっても,それがどうなのかということはわからないと思います。水和率でさえ,わかってもらえないでしょう。

耐久性を考慮する上で,指針の中に空隙率や水和率を指標とした設計手法が入ってくるというのは将来の方向性として十分ありえることだとは思いますが。

私の発表の中において,モデルとして強度推定の不確かさを論じていないという点は,大いに問題のある発表だったと思っております。


以上です。

5/27/2007

5月26日までの本

・ジャックウェルチの「私なら,こうする!」 日本経済新聞出版社
ジャックウェルチの本はわかりやすいが,この本はさらにわかりやすい。ビジネスパーソン向きの本ということだけれども,ものごとをどう考えるか,という例題として考えると非常によい学習ツールになる。

・「いい家」が欲しい 松井修三 創英社
・家を買いたくなったら 長谷川高 WAVE出版
別に家を買いたいというわけではないけれど,最近,生涯の経済プランを考えるようになったので参考に。

・世界にひとつしかない「黄金の人生設計」  橘 玲 (著), 海外投資を楽しむ会 (著) 講談社
これもその一貫で買った物だが,これが一番わかりやすそう。興味のある部分(子供の教育費,保険,家)をざっと読んだだけ。上のものより具体的。

山形関連では,以下のものも購入した。これもまだ読みかけ。
・論理で人をだます法  ロバート・A・グーラ (著), 山形 浩生 (翻訳) 朝日新聞社 (2006/2/7)

・Newsweek 5/23 温暖化ビジネス最前線
温暖化,資源問題,中国の脱ルール戦略については本気で個人が考えないとまずいと思う。本当に中国はやばい。日本は目先の利益で中国にこびている場合ではない。経済的,資源的自立をいかに確立していくかが国家の戦略の中心にあるべきだ。個人の経済でさえ,いまだ自立してないのに大丈夫かいな,という不安がある。

その他
T・ハリス
羊たちの沈黙 上下(新潮文庫)
ハンニバル 上下(新潮文庫)
レッドドラゴン 上下(早川文庫)

ハンニバルはもっともエレガンスを感じる小説。すばらしい。