7/30/2007

7/30までの雑誌類

・日経ビジネス7.9 置いてきぼりニッポン
韓国のFTAがちょっと前に話題になったが,日本がいかに票田のために国内を守り,結果として競争力の無い業界が多いか,ということを指摘している。たしかに,自給率維持というのは,リスク管理として大事だが,ここまで産業等がグローバル化してしまったら,食料輸入国を分散してリスク管理するとかするしかないのじゃないだろうか。農業にしても保護政策ばっかりで,生産力向上にまったく結びついていないのであるから,なんらかの業界としてのてこ入れが必要だろう。そういう意味では,近年の日本米中国輸出というのは画期的な事であるように思う。

日本は,ものつくり王国といっても良いのはよいが,そればっかりで,金融をおろそかにするのも問題。個人的に金融で資産が増えるという仕組み自体がなっとくいかない,というか生産能力と資金が独立して市場を形成していることに危うさを感じてはいるが,そうはいっても,それで国際政治が決まってしまう現在なのだから,強みは強みとして使い切るくらいのことをしなくてはいけない。

個人資産で金が余っている量が相当あるのであれば,それをてこに金融で儲けられるようにすればよい。英国を見習って欲しい。ものつくり自体もサービスありきで考え,高度なサービスとして金を払う市場を形成すれば,必然的にものつくりもうまくいくのではないか。何も戦力を一つに絞ることは無いし,強いところは,強さとして遠慮無く使い切って欲しいものだ。

大学の人間,工学の人間として金融ばかりになるのはいかがなものかと思うし,学生がそういった偽業的なものを喜ぶ価値観に偏るのは心配。良い物,システムを作るのはいずれの社会でも創造的行為なはずで,それを評価し,より発展させるというところに目を向けて欲しい。

・週間ダイヤモンド 7.14 派遣の裏側
派遣会社の評判,職種毎の相場を知りたかったので購入。大企業の丸投げとか,雇用問題の隠れ蓑にされている実態とは何かを知るために購入。
1級建築士をもってても,大して稼げないんですね。

・週間ダイヤモンド 7/7 営業入門
サービスの対価,信用獲得へのプロセス等々の勉強のために購入。どうということはなかった。

・週間東洋経済 7/28 日本と英国
GDPで日本を超えた英国の実態に関するレポート,サッチャーの自由主義経済とブレアの保護政策のバランスについて書かれている。日本の指導力の無さ,ビジョンの無さが浮き出る良いレポート。日本の政策というのは,何故理由とか,コストパフォーマンスとか,見通される結果とかをわかりやすく国民にレポートしないのだろうか。
選挙の演説でも何行っているのかよくわからないし,ためしに質問してみても,何のデータに関しても勉強していないし,具体性をもった議論,定量的な議論をしない。国民ももっとつっこまないといけない。

・日経ソフトウェア 2007.9 元気が出るテスト
デバッグについて書いてあるけど,特にどうということはない。あまり,読むべき点が無かった。

・CAD&CG 2007.9
こんなMagazineがあることを知らなかったので,立ち読みして,購入。昨日のリンクはこれを参考にした。内容は面白い視点で情報収集していると思うが,コストパフォーマンスに関しては疑問。まあ,日経ソフトウェアよりは読む人間の数が少ないのでしょうがないのかな。

・週間ダイヤモンド 6/16 金融商品の罠
株を始めたいと思って早数年経過したが,今もって納得いかない点が多い。投信にも興味があったが,これを読んで大分納得した。

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