東京出張。照射実験について,放射線照射損傷,水化学,セメント化学の専門家に現在準備中の実験計画が妥当かどうかについて検討してもらう。PIEについて,特にセメントペーストおよび骨材についてどのように評価すべきか,という点のディスカッションが有意義だった。
現状の(私個人の)問題は,PIEを物理化学メカニズムに立脚して評価するために,DPA計算について理解しなくてはいけない点,また,共有結合性を有する骨材中のDPA計算に関わる文献調査が十分で無いことにある。9月中にはこれらを実施して,専門家の先生に私の理解+方向性確認のアドバイスをいただきたいと思っている。
その後,建物の要求機能に対するシステムとしての安全と建物性能との関係について整理する会合に出席。既存建築分野でのボトムアップ的アプローチにおいても大きな課題があるが,そもそも会合設置における目的に関から降りてくる部分については謎の部分が多くて,議論がネガティブな方にいってしまいがち。
N先生などがカンフル剤をうつも,うまく聞かず。自分としても,どうやって議論をリードしていくべきかを考えていくなかでタイムアップしてしまったので,帰りの新幹線の中で話を整理して,全体にメールした。
なかなかチャレンジングなテーマなので,引き続き関与していきたい。
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