11/07/2011

11月7日

いろんな研究者のみなさまに,質問をしまくっていましたが,やっと解決しました。
AFmの単相をとりだそうとやっていたのですが,通常行う,AFtをサリチル酸で溶かす手法だとAFmが謎の物質に変化してしまうことがあって,所定の目的の実験ができませんでした。X線チャートは間違い無くAFmなんだけど,TGとか他の物性は,まったく別物という。アルミナゲルとか存在しているんでは,とおもってFTIRとったり,チャートのハロウを見たりしてもまったく無し。まさしくわけがわかりません。

五十嵐が文献を読みあさって,やっと一つの論文を信じてやったら,本当にAFmだけの単相を合成できるようになりました。最初は炭酸化したりして大変でしたが,結果オーライです。
これで,やっと研究が進みます。

しかし,10年前と比べても論文の集約効率というのは劇的に高くなっています。それだけ文献を読まないといけない,ということですが,果たして我々は,それだけ過去の知見を生かして今の研究をやっているのか,ということに責任もって答えられるようにしないといけないですね。

一部は国のお金で研究をやらせていただいているのであるし,過去の知見も同様でありますから。

特に大型の研究については,過去の研究をどれだけ調査しているのか,というチェックがあっても良さそうです。(まあ,建設系の分野に限っては,ということなのかもしれませんが。)

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