2/11/2011

2月9日 

午前中は,学内の学生生活委員会。委員長役として,内規の提案などを行い,ディスカッション。境界条件として,そとからいろいろ与えられるのだが,そのたびに研究科内では,内規の変更を委員会→専攻長会議→教授会と承認する必要がある。一方で,その内規が必要とされる事案は,ふってきて7日くらいで人を推薦しろ,とかそういった問題だったりして,どうも,補正予算にしろ,なにかの予算にしろ,ちょっとしたお金で人がそのたびにごたごたと動く。

有用な予算であることがわかっているのであれば,どういった観点から,どういう人に,どの程度に配分するかをディスカッションして,若手研究者,学生の成長を促すというビジョンが必要で,そのお金の使うタイミングはこちらで判断させてほしい。枠の申請であるのなら,悪平等であっても,当座,やむを得ない。

正直に言えば,こういった事案は消化試合になりがちなこともあり,直す必要がある。お金を使わなくては損だ,というのは,会計検査の悪い面だ。
今は必要無いからといって来年度も必要無いわけではないので,会計検査の人は,ビジョンや方向性につっこみを入れて,自分たちが政策を判断しているんだ,というくらいの形に趣旨をあらためてほしいなあ,と思ったり。
悪い使い方を摘発するのは,大事なんだけども,そのために良いところを伸ばすこともできないのでは,悪い面に足を引っ張られすぎである。今は,悪い面に多少は目をつむっても,良い面を伸ばして,人材育成に気合いをいれる場面ではないのか。

どうも,日本全体が退却戦みたいな状況になっているのだが,退却戦において何を成功とするのか,そのときにどの程度の犠牲はあきらめて,どこを本筋を残すのかという判断が必要と思う。理想論は損失がなく,すべてが丸く収まるということなのはわかるが,いくらなんでも,実社会でそんなの無理だ。


午後は,JCIの膨張委員会の幹事会に出席。今後の方向書などの骨子が定まる。WG2の課題は案外多い。

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