3/07/2009

3月2日~6日

今週は,RESA-daysであったが,所用で東海村には行けなかった。楠チームがまたもやすばらしいデータを出した。鉄筋付着の完全非破壊測定は世界初だろう。
JCIにも投稿中だが,すばらしいデータである。

2日は午前中に特許関連の議論。なんというかコンクリートのカルチャーを良く理解されていないようで,議論がしゃきっとしない。本当にこんな方向性の議論が必要なのかどうかも議論で疲れた。
午後1時からは,NEDO若手申請のアドバイスをもらった。書式で数点意見をもらった。後はあまり,どうということもなく。
午後3時から,超高強度関連のミーティング。今年度のデータを一堂に解してみてみたが,これまたすばらしいデータ群である。新しい発見が様々にあって,4,5年はしゃぶらないといけないデータだと思う。これは決意して,時間をとらないといけない。報告書作成もあるし。

3日はJCIアジアモデルコード委員会。アンケートについて。世界的な動向を知るには良いチャンスかとおもうが,アンケートを模擬的に回答したがなかなか難しい。時間がかかるので,どれだけ返答がくるか。
その後には別所へ。委員会として,そもそも論の議論をしてしまった。方向性をしっかりするには親委員会をひっくりかえす必要があるかとおもうと,しんどい。でも,あまり無駄なことはしたくないし,時間も限られている。

4日は教授会等々。この日は2日での議論を思い返して書類作成。おもうようにはかどらなかった。

3/06/2009

政治的な事件

以前からゼネコンが絡んでいたので注目しておりましたが,以下の方がとりまとめられたのでリンクを張ります。

http://ameblo.jp/lancer1/entry-10219057191.html

個人的な意見は控えます。事実かどうかも別として,こういう情報がネット上にあるよ,ということです。

3/05/2009

2月23-28日

24日は,T辺先生と個人的に水分移動について議論をさせていただいた。水熱連成論文についてだが,議論の結果,私の論文に間違いがあることがわかった。これは,いずれどこかで修正しないと行けない。
水蒸気の移動を水分子の気相密度をポテンシャルとして評価しているのだが,これは,空気が存在して圧力一定の状態(たとえば空気の相互拡散が起きていて,1気圧が保たれる場合)を想定している。しかし,コンクリート中,とくに高強度では,これはおこりずらく,水蒸気だけど考えるべきだろう。
なので,ポテンシャルは水蒸気圧をポテンシャルとすべきことへの変更である。土壌の分野では,おそらく1気圧の中での水蒸気密度勾配で物質移動を検討している(未検証だけどしらべればわかるでしょう。)と思われるので,この議論をコンクリートにもってくるところで前提条件に差異が生じるということだ。
計算上は,若材齢の解析では,液状水の影響の方が大きいため,計算結果に実際はほとんど問題がなかったことがわかったが,やはり誤りは誤りである。

25-26日 東京出張 25日はALAの中性子実験データのとりまとめに理科大に行った。最大の問題は,実験機器の問題で,長期的に中性子を当て続けるとコンバーターが劣化することがあきらかになった点である。このあたり,中性子の照射量,時間の関数として整理ができるようなものかどうかが,最大の疑問だったが,相関係数0.99程度の高い関数として評価できることがわかって,安心した。
ただ,こういうデータは,どちらかというと機器側の方で提示して欲しい,あるいは前提条件としてあらかじめ明らかにしてほしかった,とも思った。
連続照射実験において,こういった問題がかつてなかったのか,トモグラフィで勾配がデータ上でてくるなどの現象は生じなかったのかが,疑問である。

それと,K松先生が指摘していたが,中性子が当たり始めた結果,原子の状態が変化して中性子の減衰に影響を及ぼすようだ。連続照射をするときは,アクリルの減衰が変化していた。当初,アクリルもそれなりの含水率があるので,その影響とおもったがそれよりもどうも大きそうで,このあたりは,再度,中性子の専門家と議論の余地がある。なんにしろ,今回は初期20分ほどのデータは捨てることにしたほうが良さそうだ。

26日は,電力関係の委員会。1年という期間,膨大なエネルギーと人的労力をかけて行った実験を,設定値がまちがっているから無意味と両断するのは楽だが,工学的な技術者,指導者としてはまちがった行為だろう。どんなデータにも理化学的知見は存在するし,工学的に必要な知見は,実験そのものにオリジナリティが無い場合以外は存在するはずだ。
最悪のケース,最良のケース,あるいは相対的にどのへんに位置するかという補足データをもって,成果の輪郭を明確にするのが,学識委員としての役割だろう。
その実験はまちがっている,というだけでは学生の域を出ない。

27日は,JCI混和材委員会。フライアッシュの反応の話題提供をいただいた。シリカフュームで検討していて,うすうす考えていたことがフライアッシュでも議論されているので,得心がいった。シリカフュームは,水和という形でなくて,固溶のような形でも反応が進むと思う。超高強度領域では結合水量が増えなくても,シリカフュームの水和率は増進する。
企画関連のWGでは,モルタルベースのひび割れ抵抗性試験について提案した。ちょっとお金をとってこないといけないな。

2/22/2009

2月16-21日

今週もまた,どたばたした1週間だった。
・月曜日は,中村先生,国枝先生とともに道路局の報告会にった。委員長は,大物感たっぷりの人でした。G大学の先生がその前に発表されていて,ずいぶんとへりくだっている人でへんなプレゼンだなあと勝手におもっていたが,実は,ちょー大物ということで,これも驚いた。

・17日はJASS5NWGの報告書で半日つぶれた。

・19日は,名大の博士の公聴会,午後はファカルティーミーティング,その後は内緒の委員会,構造系で行った,非常勤講師の先生方との懇親会でした。
博士の公聴会,シナリオ不十分もあって,個人的に納得できない発表があった。審査委員会に入っているわけではないが,名大の博士ということでもう少しクオリティを考えてもよいと思う。

・20日は,広大でS氏とK氏の博士公聴会があって,出席した。S氏については,佐藤先生の配慮で副査に入れていただいた。どちらも社会人で5年以上の年月がかかっていた。公聴会には田澤先生をはじめ50名を超える方が聞きにいらっしゃっており,これぞ博士の公聴会,晴れの場という雰囲気があった。
毎度のことであるが,佐藤先生の出す博士のブランド力というのは,相当に高い感服する。

2/17/2009

黄表紙3月号

黄表紙3月号は,超高強度の初期応力,初期欠陥に関する論文のその2が掲載される。
部材断面で,柱軸と直角方向の応力を検討した論文で,古くはJCI時間依存性の委員会のシンポジウムで発表した論文がスタートだった。
発見,の論文で示唆したものを解析・実験の両面から明らかにしたもの。

これで,自己収縮の部材への影響については一段落で,計6本の大作になった。広大で佐藤先生のご教授を得て以降の成果である。科研の若手(A)「超高強度コンクリートを用いた実大RC部材の検証」の成果ということで,審査していただいた方々にご理解いただければと思う。

・ひび割れ発見
・圧縮主筋の降伏問題
・初期応力・初期欠陥その1(夏・冬のひび割れリスクの相違)
・収縮の冬期が大きいことの詳細な検討(寺本筆頭)
・膨張材・収縮低減剤による鉄筋周囲のひび割れ抑制(鈴木氏筆頭)
・初期応力・初期欠陥その2(軸垂直方向応力,縦ひび割れ問題)

英文化もそろそろ検討しなくてはいけないな。

2月は,論文を黄表紙に2編投稿した。収縮関連。これは,材料的な奴で私が博士論文にとりかかってから,ずっと構想をねっていた論文なのでマニアックです。新しいシリーズの幕開けになります。
これも結構な大作になる予定。


超高強度関連の論文を1本提出してあったのだが,提出時にそうとうひっかかっていた。
結局,今月投稿した論文で自分の論文を否定することになってしまった。こんなに早くものごとがひもとけるとは思っていなかった。論文は取り下げをお願いしようと思う。査読委員会の方々にはお詫びしないと。


水和関連を早くとりまとめなくては,と思いつつもう1年が過ぎた。いい加減にしないと風化してしまうなあ。住宅局助成の報告書とりまとめもあるので,今月中には目途をつけたい。

2/12/2009

採用決定

Elsevierの
に採用が決定しました。2月5日です。

含水人口軽量骨材から,低水セメント比のセメントペーストマトリクスに水分が移動する挙動を中性子らジオグラフィで可視化したもので,セメント硬化体の水和にともなう乾燥より前に,セメントの反応によるイオン濃度増大にともなう浸透圧で水分がでていそうだ,ということを実験的に確認した論文です。

いわれればみな当たり前と思うんですけどね。
でも,気づく人もすくなかったんですよ。

ちなみに自己養生効果は,骨材からというよりは骨材の周囲で水セメント比がリッチになった箇所から養生されるかんじです。

中性子の実験も,もう少しハンドリングが良いとよいんですけど,なかなか東海村は遠いし,原発のハードルはちょっと高い。

理科大,東大,原研4者の共同研究です。




2/08/2009

最近のヒット : 文献整理

文献整理は非常に重要である。
論文を書くとき,モデルを検討するとき,実験結果を評価するとき,実験方法を考えるとき,すべての段階(なんか順番ぎゃくだけど)で必要。
で,最近は便利で論文を検索できるようになってはいるんだけど,それでも自分の中で,特に一度利用したことのある文献というのの整理は重要。

いろいろ,専用ソフトをかったり,出力してバインダーにしたりしたんだけど,結局完全版には至っていない。
現在,はじめた取り組みはPDFにして,メールソフトの中に入れ込む(あるいはG-Mailに放り込む)という手法。
メールに参考文献形式の記載と,キーワード,何の論文で引用されていたか,自分で何を引用したか,を記載すると,検索が容易。
ユーザーを研究室で共有する試みを行っているが,これはうまくいくかどうかわからない。

Beckyは検索機能も迅速なので,G-Mailからダウンロードして,検索してもよいしね。

というかんじで,新しい論文整理を初めてみた。しかし,文献名を入力するだけでも面倒くさいんだよなー。

昨日のつづき

あのあと考えてみました。
日本の個人資産総額1500兆円のうち,8割が高齢者のものだそうだ。
無利子国債の形にもっていくということのメリットは,それを短期的に吐き出すための施策である。
つまり,短期的に吐き出させるために無税という形で対応するということになるけれども,この部分のメリットが浮き出ていない点が問題なんでしょう。
利率が無い+相続税が減額+短期的にフローが出る

というときのフローが,どこにどう使われるから,どうなりますか,という形がもう少し明示的だといいんじゃないでしょうか。

昨日のリンク先のページにも,談話があるけど,「~いわれている」とか伝聞形で頼りない。
もう少し実行力のあるプランがあれば,その減税に対する効果っていうものがわかりやすくなるのだと思う。

http://news.livedoor.com/article/detail/4008551/


追記 文章少し変えました。 昨日のも同様。

2/07/2009

無利子非課税国債

まあ,また,こんなことを書くとおこられちゃうかもしれないんだけども。
景気対策で,公共投資をするとしても,本来は将来性のあるものに利用しなくては,金の循環は行われないし,景気浮揚感もでてきこないと思う。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090207-OYT1T00174.htm?from=main1

でも,人口が減るなかで経済成長率がどうのこうの,という議論で今回の振れ幅を見てみると,見てみると日本の経済成長率なんてほんと微々たるもので,それがアメリカバブルの影響でしたなんて哀しくて見ていられない。今の日本はその変動幅自体が小さくなっているので,結局短期的な解決というのは,意味が無い。

むしろ,お金を使うので有れば,長期的な経済成長を促す枠組みが不況であっても重要なんじゃないか,というのが持論です。

そういえば,まったく新しい取り組みとして,ベーシックインカムの議論はおもしろい。
(リンク1,2)
昨年,ホリエモンのブログから,山崎元氏のページへのリンクで少しだけ話題になった。時代がこういうものになっている,という視点は重要で,政策や政治を見る視点が70年代のつねに仕事があふれていて,常に税収が増えていって,常に人口が増えているんですというもので固定されていることから脱却することは重要でしょう。

2/06/2009

マスコン講習会

JCIのマスコン講習会で広島に行きました。
今回は、照査事例ということで、計算事例についてのご説明。
おかげさまで、今回のもので講習会における私の役目はごめんとなりました。
札幌もいきたかったのですけども、残念ながら行けません。

しかし、広島駅は近いなあ。東広島は遠い・・・。時間を買うのなら、広島行ってから戻った方がよいですね。

2/02/2009

Gmail オフライン機能の利用

すでに英語でオフライン機能が実装されていますが,これも日本語で利用できるようです。
http://google-mania.net/archives/1127

しかし,G-mailのβ版っていうのは,いつ正式版になるのでしょうかねえ・・・。

コンパイラ

今日は,家でずっとプログラムをいじっていた。
Intelコンパイラの最適化オプションでCPU依存のパラメータがあるのだが,大学と家でCPUが異なることをわすれていてそのままにしていた。
なんか,CCBMの値が感覚的にちょっと変だな,と思って全部チェックしていたら,最適化オプションがCPUに対応していない場合に変な値を吐き出す関数があることがわかった。

そういわれれば,そうなんだけどあまりCPUが変わった場合というのを意識していなかったので,今回は焦った。というよりも,時間を6時間ほどつかってしまってしょんぼり。

やれやれ