3/02/2014

H25年度プロジェクト

2月28日に、プロジェクトの報告会がありました。

今年度の報告会では、参加者(外部の方も自由に参加可能)の方にプロジェクトについて、目標、手段、研究組織、成果について評価していただく形になっており、その結果は、来年度の継続研究の有無、予算配分に活かされるという、国のプロジェクトとして、もっとも健全な報告会になりました。さらに、プレゼン資料を当該研究分野の研究者の方に送付してレビューをしていただく、ということでその点でも非常に進歩的です。

このプロジェクトではリーダーが、国際貢献とともに世界トップ水準のプロジェクトという覚悟で、という雰囲気を非常に上手に出していて、委員としての私も、いや、そりゃそうだよねっと思わざるをえなかった、という次第です。
でも、周りの人のご助力もあって、国際的にも研究の進め方や問題点についてディスカッションする場を定期的にえることができました。日本のプロジェクトとして世界に足りていないどのあたりのデータを取るのか、というも随時意見交換することができますし、では実際にどうするか、ということについては、国内にも沢山の素晴らしい研究者の皆様からのアドバイスのおかげで、常に先々と予備実験をおこなうことができています。自分の持ち出しも相当額になっちゃっていますが、その御蔭でプロジェクトとしては、かなり冷や汗ものですが、着実に結果が出ております。

こういう先進研究に30代で参加できたのは、自分の研究キャリアでは非常に大きな経験であり、大変に感謝する次第です。
来年度もうまくスタートが切れればと思いますし、これらの成果は海外ジャーナルに適宜発表していきたいと思います。

おおよそ、年度内の報告書関係は一息ついた(のかな?まだ、出していないのあったら指摘ください。)ように思います。3月中旬には、スペインで第一回、コンクリート放射線マニアの会を行います。私の行っている研究分野について、各国で検討されている研究者があつまって 議論を行うという大変マニアックな会でして、非常に楽しみです。


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