現在,オスローにいます。昨日は8時間ぶっとおしの会議で,なんとか来年度意向の実験について見通しがでてきました。この実験には,結局あしかけ5年ほどの準備がかかっていて,国のプロジェクトとしてかなりの下積みがなされています。
すでに実験計画単体をIAEAの国際会議で発表したり,予備試験の結果は,米国原子力学会やASMEなどに発表しつつありますが,国際共同研究としての打診をいただいたり,かなり大きな話になってきました。
国際共同研究自体は,結局,関係省庁+外務省の話になってしまうということで,現在のところは,担当者ベースの情報交換会+来るべき共同研究の枠組みのディスカッション,を適宜やっている状態です。今回,政権が変わったということで,米国側もかなり対応がかわるかもしれません。
国内においても,こうした国際的な研究・意見交換体制ができたり,そこの参加者にかなり大物がでてくるようになってくるにつれ,アチラコチラで実験協力者も出てきてくれるようになっています。うまくいけば,また別のプロジェクトをたちあげることができるかもしれないな,という感じです。
また,実験を評価し,実務に落としたり設計に反映させるためには,数値計算やモデルが必要になってきますが,ここにおいても,モンテカルロ計算や決定論的手法の計算各種に精通した専門家にご協力をいただけるようになり,今年度にはそろそろ全体像が見え始めるようになってきました。
こちらの研究は建築業界やコンクリート業界で発表してきませんでしたので,来年あたりから発表したいなと考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿