新年度が始まりました。昨年は残念なことでしたが,今年は4年生が3人きて,研究室も活気づいてきました。非常にやるきがあるのは,すばらしい。
私も,普段よりも時間があったのもありますが,まずは,論文などを読み込めるための建築材料,コンクリート工学上の話題提供やレポート課題などを順次出して,学生の基礎力アップを図っています。
今年は,少し解析的検討も,ということで,まずはFEMで温度解析ができるようにと,Fortran90とFEMの理論について,毎週,適度な課題を与えています。有限要素式を自分で作れて,Fortranで内挿関数と積分の原理がわかれば,FEMは簡単に作れます。
少し自慢になりますが,既に,3人とも,FEMによってコンクリートの温度履歴をPGPLOTで出力できるまでになりました。
次の課題は水分移動か中性化のモデル化にしようかな,と思っています。3週間でこれっていうのは,結構良いペースではないかと。
その次は,応力解析ですねえ。
院試の勉強がはじめる6月くらいまでに,コンクリートの現象で面白い点をパラメトリックスタディできれば,なかなかの進捗ではないか,と思います。
不静定構造物の施工手順を考えた応力解析とか,膨張応力の解析,PC部材の解析なんかもおもしろそうです。
もう1ヶ月で,ひび割れは難しいと思うけど,クリープ解析くらいまでは,もっていきたいところです。
実験やりたいのですが,研究室の引越があって,調整が大変な感じです。
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