7/14/2010

JCIなど

近況。
7月5日には,旭化成建材の方とリートベルトに関するディスカッション。ALCでは,トポケミカルな反応であることが多くあって,現象を把握するにはリートベルトは良いツールになりそうな感じ。
いやあ,過去のデータも紹介いただきましたが,興味深いです。セメント系でも知っている人も多いかもしれませんが,我々は少し勉強した方が良いな,と思いました。

7月6日 午前中に新しいセラミック建材系の打ち合わせ。意匠の先生の方で,設計上の問題点の抽出,新しい材料のメリットなどをチームを組んでやってもらったので,その報告の上でディスカッション。やはり,新しい建材の開発は,難しい点が多くありますね。今後の戦略の見直しが必要ということで結論。

午後から,JCIに出立。

7月7日 JCIでは発表,司会を行いました。今年は残念ながら委員会などが多くて聞きたいセッションにあまり出られなかった。加えて,会場は非常に使いにくかった。なぜ,ここが選定されたのは,いずれ聞いてみたいが,移動がしにくいうえに,エレベータがあきらかにオーバーフローしていて,近年ではあまりない不測の事態だったのでは,と。

・高温養生の実験では,ついにというかあらためてというか,ちゃんと出ましたね。今までのデータが乾燥条件があまくて,拘束効果の方が大きくなることがよくわかるデータでした。


・最終日の午後,非常に楽しそうなセッションだったのですが,裏のJCI委員会のために途中退出。しかし,論文をみていて,実験として,こういう風にはならないよな,という論文もちらほら・・・。セメント硬化体やモルタルでは,もっと厳密な前養生管理が必要だと思いました。どのように水和をとめたのか,測定まで何日かかっているのか,その間の履歴はそれぞれどうなっているのか,ということをキチンと書くことが重要。自分としても,今後の論文では配慮していきたい。


土日は,東大材料研OBの合宿。現状の研究を含めた状況を紹介しあい,研究についてディスカッションしたりする場。場所は,東大の山中寮でした。
趣旨が,曖昧になってきたので,来年以降は,もっと一つの研究にしぼるとか,ディスカッションすべき内容が明確になるようなプレゼンをしてもらう,ということには配慮が必要に思った。


12日は,某社さんとの共同研究の打ち合わせ。今年は,ちゃんとした実験なのでもう少し,予備実験も行って適切なデータが出るように進めていく必要があることを確認。

13日は午前中に,電力共同研究関係の打ち合わせ。非常に長期の実験についての打ち合わせで,個人的にはコンクリートよりも,自分の健康の方が問題になったりするんじゃないかと。冗談ですが。

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