7/29/2010

著作権

日本も迷走中ですが,アメリカもすごいことになっている。
http://www.crunchgear.com/2010/07/26/now-legal-in-the-u-s-jailbreaking-your-iphone-ripping-a-dvd-for-educational-purposes/

最近iPadを購入して,その利便性に魅入れられている私としては,購入したものについては,自分の権利を最大限利用したいと思うし,私的複製も昔のようにもっとおおらかになると便利なことが多いのではないか,とも思う。

一方で,創作活動に対するペイというか,経済活動としてどう位置づけるかということはやっぱり大事で,プログラムなり,アイデアなり,小説なりには,やはり対価があってしかるべき。我々も一部ではそこで食べているわけですし。

中間マージンで生きていた人たちの機能を認めないわけではないのだけれども,創作者とユーザーがダイレクトにやりとりややりやすくなっている現状で,どういうサポートとして,誰にたいしてどういう対価をもらいたいか,という話をもう少しオープンに議論したら良いと思う。

マーケット提供者がフィーをもらうのはある意味で,所場代ということで健全なわけですが,そういうことを明確化するような話も特にない。どっちかというと,法律でしばって,自分達の利権を法的に確保しましょう,みたいな話が多いような気が。
今までの仕事を利権化してマージンとろうというのは,ユーザーと創作者,双方に嫌われるのでやめた方がよいように思う。


JASRACの話も,機能は重要な部分も多い。本を書いたことのある人なら,図版の引用の交渉の面倒くさいことはよくわかるはずだ。それをどっかで一括でやってくれるというのは,ある意味便利なことだ。金で解決できるなら,是非すべき問題だ。
サービス,金額,市場の実際の乖離の点で,問題がヒステリックになっているような気もする。

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