11/29/2012

月一くらいになってしまった。

どういった情報を書けばよいか,悩むなあと。

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最近考えた教育について。

子供が幼稚園に入って,劇的に進化しています。幼稚園では,教育に力を入れるところ,遊びに力をいれているところ,よくわからないけど,問題興さないようにだけ気をつけているところなどさまざまです。うちは,遊びに力を入れるという評判のところに入れました。





当初から,幼稚園から勉強なんてともおもっていたし,勉強よりは,手先が器用になるとか,スポーツをするとか,他の友達とどうやって過ごすかの方がずっと大事だと思っていたからです。

最近びっくりしたのは,子供が急に,ひらがな・カタカナを読み書きできるようになっていたことです。どうやら,幼稚園の先生に手紙を出す,ということがはやっているらしく,競争意識も働いて,クラスでは急激に文字認識能力が向上したとのこと。私が小学校1年生のときは,クラスの半分くらいは,入ったときにひらがなを読めなかったし,書けなかったと思うのですが,これはすごいことです。

こういうのを知るとやはり子供,とくに幼児期の教育というのは難しいと思います。家庭や塾ではなくて,こういう競争の場,一緒にやる仲間がいるということが大事だということがよくわかります。塾にいって泣く泣くやるより全然良いんでは無いかと。
逆に,こういう環境,学習意欲に火をつける環境,というの構築をもう少し科学的に捉える情報が教育現場にフィードバックされることが重要ではないかとも思います。
こういうの,子育てしなければわからないです。


大学はどうでしょうか。以前にも書きましたが,学部の講義の多くは知識優先です。知識がなければ応用ができない,道具がつかえなくては,建設はできないのですが,全体像も大事じゃ無いでしょうか。私は,極力教科書に書いていない,理論やトピックを授業で話すようにしています。そもそも教科書に書いてることを読めば良い授業なら,教科書読んで授業に出てこない方がよっぽど早く学習がすみます。
しかし,私個人でやれることには限界があります。建築・建設・あるいは国土を考えるには,もう少し大きなグランドビジョンから降りるような授業も必要ではないかと。

そういった観点から,研究室の教育は,自由自在です。企業に見学にいったり,人を呼んで講演してもらえたり,私の知見を伝えたりすることができます。そういった観点から,本当の大学教育は,大学院教育からが始まりなのかもしれません。

今の偏った日本のニュースだけでなく,真相を理解するとともに海外から見た日本の立場も理解した上で,自分の将来を考えられる学生を育てたいと思います。
今,ホットな企業は10年後もホットかどうかはわかりません。しかし,原理原則を理解して,社会とつながる基礎的な思考というのは変わらない。大学院ではそういったものを教育しています。


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