5/14/2012

再現性 吸着等温線試験

時々,論文の査読上でも,あるいは新しく試験機を購入するときの相談でも出てくるのですが,当研究室で利用しているHydrosorbという水蒸気吸着試験装置の再現性試験の結果です。同一ロットのセメントペーストサンプルを5回測定したもので,担当はM1の西岡さん。
すでに,岸君,五十嵐君の時代から測定手法の改良が重ねられておりますが,比表面積は,1σで±2m^2/g程度の精度は出ます。

これは,吸着・脱着,どちらのBET比表面積でも同様。この再現性を出すための手法についての基本情報は論文にすべて記載してあります。興味のある方は読んでいただけたらと思います。




ちなみにサンプルの保管方法については,CCRのレターで,Jenningsらが1998年ごろだと思いますが,N2吸着試験に対するサンプル保管の問題点を記載しているので,そこを参考にされると良いと思います。国内の多くの研究者が誤解している点があります。





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