ちょっと前になりますが,5月2日には8時間にわたるゼミを行いました。内容は化石の生成に関するもので,特に,なぜカルシウムが濃集するのか,というものです。14Cによる中性化に関する分析で,共同研究を開始した,理学系の先生方と一緒に,化石の生成プロセスを議論するという経験は,なかなかに得難いものです。
分析化学,熱力学,多孔体中などの理論を駆使して仮説を議論するわけですが,完全な理解なしには駆使することができません。いくつかの仮説について,コンクリートの知見をもとに提案を行ったりしましたが,全体像を表現するには至りませんでした。
戻ってきて,五十嵐君にPhreeqCでの解析を相談して,単純系で検討してみると,別角度の現象がでてくるなど,ネタはつきない状況で,しばらくは思考実験として楽しめます。
いずれ,みなさんと現象を解明して,共著でどこかに論文投稿したいというモチベーションで望んでいます。でも,その前にフィールドで,化石探しをしてみたいです。サンプルをみましたが,再現性といい,なんらかの法則があるのは,一目瞭然です。
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