6/28/2014

JCI 封じ込めシンポ

25日にJCIの放射性物質の封じ込めに関するシンポに参加しました。私は委員でもありました。
終了後の懇親会でも話題になったのですが,委員会立ち上げ当初,本当に2年後に報告書が役に立つのだろうか,という状態でしたが,福島は残念なことですが,あまり進展していないように見えます。多くの案が出されていても,プロジェクト全体の合理性,柔軟性,経済性などがうまく判断されていないように見えます。

これは,マスコミによる情報偏向,個別の感情の問題なのかもしれませんが,技術論としてだけでも,合理的にはみえないような判断が多くなされており,結果として,進展がゆっくりとしたものになっているように見受けられます。



全部を知る人間ではないんので,若干気が引けるコメントですが,委員会終了時のこの状況は想定していませんでした。

委員会の内容についても賛否両論あるように思われます。ただ,私はこの委員会があってよかったと思うのは,コンクリートの使われ方としての新しい側面にJCIが取り組んだこと,ということにあると思います。ニーズと技術が必ずしもマッチしていなかったことを理解し,我々の技術的サービスの不完全さに気づけた,というのはきっと,将来の新しい研究のたねになったのではないかと思います。

新しい領域との節点にはつねに,新しい種がありますから,そういったことに積極的に取り組んだことは,従来の後継委員会ばっかりだったJCI委員会からみても評価すべきと思いました。


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