おどろくべきことに、新年から1ヶ月がすぎました。
これから3月まで、怒涛のスケジュールになります。ほとんど、予定はうまってしまいました。
最近、健康診断で早めにご老体になっていることが明らかになったので、ダイエットを始めました。巷でも、糖質抜きダイエットがはやっていますが、古くは東大のB&Wに入った友人から教えてもらったプロセスそのままです。学部3年生の時にそれを実践して、最小値を記録しましたが、その後30年近くをかけて単調増大傾向でした。オランダで一気に増えたわけですが。
今、開始して4週間弱ですが、体重は4kg減で順調に減っています。
が、糖質抜きが脳みそに与えるダメージは結構大きいかもしれません。簡単な単語が出てこなくなります。研究上は大きく欠損はないですが、興味の失われた身の回りの言葉で家族と話をしているときによく起こります。自分の意識として明瞭にそれがわかるので、目標体重になったら、すぐに移行期にもっていこうと思います。さらにひどくなるようなら、やめようと思います。
昨日は、卒業論文の発表会でした。4年生の研究の集大成であるのですが、いつもながら学生に発表させると、普段私が厳しくしていない分、晴れの場で学生が悔しい思いをするんだな、と思います。厳しくすると当然、ついてこれない学生や面白くなくなる学生が出てくるので、それを乗り越えるためにも研究モチベーションが学生と共振しなくてはいけないのですが、4年生というのはやはり難しい時期だと思い知らされました。
昨年度のスケジュールを考えると私の出張が増えたことも大きな要因にあるかもしれません。学生教育のことを考えるならば、もう少し出張を控える必要がありそうです。来年はメンターとなる上級生の人数も減るのでいろいろ組織運営を見直す必要があります。
ResearchGateという、Facebookの親戚みたいなものがあります。研究者のSNSです。このシステムはよく出来ていますが、嵌り込むとやたらめったら、論文を読めとか推薦してくる人がいます。新興国に多いのですが、それはちょっと困りモノです。一方で、共通の目的をもった研究者と偶然に知り合えるという意味では非常に面白いです。先日もフランスの原子力関係の研究者からメールを頂き、情報交換をメール上で行えました。こういったツールで、欧米の動向をキャッチできるというのは、積極的に取り込む必要があるのかもしれません。
SNSって何もメリットを感じていませんでしたが、初めて、自分のキャリアとも関係があるのかも、と思うイベントでした。
そういえば、1月の上旬に、ラファージュのGartner博士が来名してくれました。Nanocemの最新動向を始め、ラファージュで問題でなっていることなど、欧米の情報をいただける方、また、適切な研究アドバイスをいただける方として、面倒を見て頂いている方です。
最近のCCRで受理されたC-S-Hの論文などから、NMRの最近の動向を伺い、共同研究のご提案などもいただけました。M博士からもその関連の論文は頂いていたのですが、初めて自分の研究領域であると認識して、既往研究を読みましたがすごいことになっていました。
いやあ、やっぱり、既往研究は自分の問題として捉えないと全然、その深さが認識できません。自分の想像力のなさを反省した次第です。今後やるべき、新しい課題が明瞭になりました。
博士3年の五十嵐が博士論文を提出しました。まだ、教授会の審査開始承認はないですが、カリカリのディフェンスの日程が決定しました。2月10日の10:30~12:00です。セメントと水の関わりについて、面白い仮説を提案するので、もし、ご興味がある方はご参集いただければ幸いです。詳細は当方よりメールしますので、ご連絡いただければと思います。
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