3/31/2013

戯言

まあ,こんなところに書くことでもないのかもしれないんですが,最近,組織と人とか人と人っていうもので悩ましいことがいくつかあって,ああもう,これが大人なんですか,ああそうですか,というような事になっておりまして。戯言をオープンにするというのは,大人のマナーかどうかよくわかりませんが,こういうのもたまにはありかな,とおもって徒然書いてみたいとおもふ。





まあ,一つを取り上げて,学んだことをいうのであれば,けんかの仲裁に軽々しくはいってはいけない,ということでした。ああそうだね,って片方の話を聞いてコメントすると,かならずもう片方を攻撃することになるわけで,よく考えると当たり前のことですが,何分親しい人だったのでついつい出て行ってしまいまして,こりゃいかんと退散したんでありました。
で,結局,事態の解決ははかれていない,という。なにしろ,それぞれに背景・立場があって,それがぶつかるということなんですから,妥協ができなければ決裂になってしまうわけです。これをどのタイミングで,とういう体面をキープしての退却戦というのは,自分のことならできるかもしれませんが,人のことであると,こりゃもう,お前頑張れ,になってしまうわけです。
だから,お前,がんばってくれ。


大学行事が一段落したので,来年度に向けてのポイントを考えていこうかな,と思っていたわけですが,シラバスつくったり,インターンシップのデータをとりまとめたり,院試の募集要項について検討したりと,春休みがありません。どうしたことでしょう? (某ナレーション風に。)
いやあ,まあ,4月に科研の結果とか,その他のプロジェクトの開始動向などを見守りながら,スタートをおそるおそる切るわけですが,年々の反省事項として,どうにも最近,学生さんと一緒に考える時間がすくなくなっている上に,年とってまるくなったのか,個別のターゲットに対して学生を叩き上げる厳しさが少なくなっているような気がしていて,それをどうやってスタートに繋げるかという点で悩ましいわけです。
1年を振り返ると,4年生の研究成果とか今できる技術の総体とか,研究室の雰囲気を考えた場合に,さらによくできたんじゃないかということが反省されるわけですが,それが年々大きくなっているようにも思います。


そんな中で,春だなってかんじの楽しいことがひとつだけあったんで,そういうのを少し見守りたいなとおもいます。


研究進捗としては,最近,CCRとMAASに1本ずつ掲載が決まりました。あと,1本,画像相関法のものがMAASの査読中。最近CCRに投稿したC-S-H関係の論文は,想像で書きすぎといわれて2ヶ月でリジェクトでした。すごい良い論文のときと,落ちるときは早いですCCR。

リジェクトされたとしても,CCRに投稿する意味は確かにあって,ここの査読というのは本当にありがたいな,と思うわけです。なにしろ,大学の先生というお山の大将になってしまうと,面とむかって正論をぶつける立場というのはとっても少なくなってしまうのですが,CCRのこういう場は,本当に正論を(たまにムカツクこともありますが。)を言ってくれるというのは,良いなあと思うわけです。
最近でも,日本で研究ディスカッションのつもりで話をしたつもりが,むこうは痛くプライドを傷つけられていて,私を恨んでいるというような話を聞いてしまい,げんなりであります。

日本では特にそうなんでしょうけど,年をとると厳しいことを言う人が周りにいなくなるので,(それが大人なんだとは思いますが),成長が偏るように思います。
耳の痛い正論ほど,自分を振り返るのに適切な言葉はないわけですが,そういうのがきっと親のありがたみなんでしょう。正論をもって叱ることをしない親というのは,長い目でみて子供にとって不幸です。話がそれすぎですね。でも書きたかったんです。


CCRの戦績でいうと,4戦2勝2敗ですが,この2敗は別に本当の敗けというわけではなくて,CCRに査読をいただいた結果を反映すると,CCCにはちゃんと掲載されたりするわけで,結局,本当にプロジェクトとしてダメになったデータ・結果というのはありません。今回のものも,もう少し,掲載するデータをリファインするのと,事実ベースで淡々と書ければよいんじゃないかとポジティブに考えています。片方の査読者からは,アイディアとしては面白いとおもうけどね,というコメントでした。
また,Crispyな論文が大事なんだよ,ってリジェクトでも言ってくれる査読者っていうのは,愛があるなあと思います。

10年ROMってろ,っていうのは愛がありません。






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