8/09/2012

最近考えたこと

修正:
2つ前のリンクを読んで,考えたこと。





・赤字国債について,世の中には,問題ないという人,問題あるという人,二通りあるが,なんで理解しあえないのか,問題点がなにかもよくわからなかった。

・リンク先にあるように国を銀行として捉えると,国民が国に預金しているだけなので,借金そのものは大きな問題とはなりそうにない。もし,問題が生じるとしたら,取り付け騒ぎのように国(銀行)の信用が噂だけでも下落して,一気に国債が償還されるような事態になったとき。

・国は1000兆の借金があり,500兆の資本がある。国民自体の資産は1000兆~1500兆。(文献,時代によってさまざま)。
国民が,国に預金をしているという事自体は問題がないけど,国民に預金するお金がなくなった時というのがデッド・エンド,と考えるのはよくわかる。

・よくあるように,海外の資金が導入されて,それで,国債の金利が左右されてしまう状態は,健全でない。現状10~208.3%くらいの海外資金が国債に流れているというが,20080兆円くらいなので,国の資産を考えると現在の範囲では問題が無い。
(2012/08/10 日経:http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20120810&ng=DGKDZO44781660Q2A810C1FF1000によって修正しました。)


・というわけで,なにが問題なのかというのが私なりに理解できました。国の借金は問題なく,国債バンバンだして,景気浮揚策をとりましょう,という場合にも,それを否定する場合にも,国債の引き受けてが誰か,その資産はどこのものか,それがどのように消化されるから大丈夫だという話があわせて必要とおもいます。

・あわせて,国債が国民資産で消化できなくなったときは,海外資産に頼らざるを得ませんが,そういう状況になると金利が高騰したり,結構不安定な時代がまっているかもしれない,ということは想像しておくべきことと思います。

・借金があると,それだけ経済が拡大します。帳簿上の問題で,経済が拡大します。言い方をかえれば,それが信用の創造です。信用があれば,経済規模は大きくなる。信用(借金)がなければ経済はシュリンク。銀行が課さなければ,信用不安,借金量減少,経済規模減少,というわけなようです。

・今の若い人は,将来に対してあまり信用していません。だから借金しませんし,お金をつかわおうとはあまり思いません。若い人だけでなく,みんなが,ということかもしれませんが。あるお金をつかう,借金まで使っても良い,という将来に対する見込みを作り上げることが今の政治で必要なことと思います。そういう観点で,本当に税金がちゃんと利用されるという前提にたてば,消費税増税も良いことのような気がします。


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