2/22/2009

2月16-21日

今週もまた,どたばたした1週間だった。
・月曜日は,中村先生,国枝先生とともに道路局の報告会にった。委員長は,大物感たっぷりの人でした。G大学の先生がその前に発表されていて,ずいぶんとへりくだっている人でへんなプレゼンだなあと勝手におもっていたが,実は,ちょー大物ということで,これも驚いた。

・17日はJASS5NWGの報告書で半日つぶれた。

・19日は,名大の博士の公聴会,午後はファカルティーミーティング,その後は内緒の委員会,構造系で行った,非常勤講師の先生方との懇親会でした。
博士の公聴会,シナリオ不十分もあって,個人的に納得できない発表があった。審査委員会に入っているわけではないが,名大の博士ということでもう少しクオリティを考えてもよいと思う。

・20日は,広大でS氏とK氏の博士公聴会があって,出席した。S氏については,佐藤先生の配慮で副査に入れていただいた。どちらも社会人で5年以上の年月がかかっていた。公聴会には田澤先生をはじめ50名を超える方が聞きにいらっしゃっており,これぞ博士の公聴会,晴れの場という雰囲気があった。
毎度のことであるが,佐藤先生の出す博士のブランド力というのは,相当に高い感服する。

2/17/2009

黄表紙3月号

黄表紙3月号は,超高強度の初期応力,初期欠陥に関する論文のその2が掲載される。
部材断面で,柱軸と直角方向の応力を検討した論文で,古くはJCI時間依存性の委員会のシンポジウムで発表した論文がスタートだった。
発見,の論文で示唆したものを解析・実験の両面から明らかにしたもの。

これで,自己収縮の部材への影響については一段落で,計6本の大作になった。広大で佐藤先生のご教授を得て以降の成果である。科研の若手(A)「超高強度コンクリートを用いた実大RC部材の検証」の成果ということで,審査していただいた方々にご理解いただければと思う。

・ひび割れ発見
・圧縮主筋の降伏問題
・初期応力・初期欠陥その1(夏・冬のひび割れリスクの相違)
・収縮の冬期が大きいことの詳細な検討(寺本筆頭)
・膨張材・収縮低減剤による鉄筋周囲のひび割れ抑制(鈴木氏筆頭)
・初期応力・初期欠陥その2(軸垂直方向応力,縦ひび割れ問題)

英文化もそろそろ検討しなくてはいけないな。

2月は,論文を黄表紙に2編投稿した。収縮関連。これは,材料的な奴で私が博士論文にとりかかってから,ずっと構想をねっていた論文なのでマニアックです。新しいシリーズの幕開けになります。
これも結構な大作になる予定。


超高強度関連の論文を1本提出してあったのだが,提出時にそうとうひっかかっていた。
結局,今月投稿した論文で自分の論文を否定することになってしまった。こんなに早くものごとがひもとけるとは思っていなかった。論文は取り下げをお願いしようと思う。査読委員会の方々にはお詫びしないと。


水和関連を早くとりまとめなくては,と思いつつもう1年が過ぎた。いい加減にしないと風化してしまうなあ。住宅局助成の報告書とりまとめもあるので,今月中には目途をつけたい。

2/12/2009

採用決定

Elsevierの
に採用が決定しました。2月5日です。

含水人口軽量骨材から,低水セメント比のセメントペーストマトリクスに水分が移動する挙動を中性子らジオグラフィで可視化したもので,セメント硬化体の水和にともなう乾燥より前に,セメントの反応によるイオン濃度増大にともなう浸透圧で水分がでていそうだ,ということを実験的に確認した論文です。

いわれればみな当たり前と思うんですけどね。
でも,気づく人もすくなかったんですよ。

ちなみに自己養生効果は,骨材からというよりは骨材の周囲で水セメント比がリッチになった箇所から養生されるかんじです。

中性子の実験も,もう少しハンドリングが良いとよいんですけど,なかなか東海村は遠いし,原発のハードルはちょっと高い。

理科大,東大,原研4者の共同研究です。




2/08/2009

最近のヒット : 文献整理

文献整理は非常に重要である。
論文を書くとき,モデルを検討するとき,実験結果を評価するとき,実験方法を考えるとき,すべての段階(なんか順番ぎゃくだけど)で必要。
で,最近は便利で論文を検索できるようになってはいるんだけど,それでも自分の中で,特に一度利用したことのある文献というのの整理は重要。

いろいろ,専用ソフトをかったり,出力してバインダーにしたりしたんだけど,結局完全版には至っていない。
現在,はじめた取り組みはPDFにして,メールソフトの中に入れ込む(あるいはG-Mailに放り込む)という手法。
メールに参考文献形式の記載と,キーワード,何の論文で引用されていたか,自分で何を引用したか,を記載すると,検索が容易。
ユーザーを研究室で共有する試みを行っているが,これはうまくいくかどうかわからない。

Beckyは検索機能も迅速なので,G-Mailからダウンロードして,検索してもよいしね。

というかんじで,新しい論文整理を初めてみた。しかし,文献名を入力するだけでも面倒くさいんだよなー。

昨日のつづき

あのあと考えてみました。
日本の個人資産総額1500兆円のうち,8割が高齢者のものだそうだ。
無利子国債の形にもっていくということのメリットは,それを短期的に吐き出すための施策である。
つまり,短期的に吐き出させるために無税という形で対応するということになるけれども,この部分のメリットが浮き出ていない点が問題なんでしょう。
利率が無い+相続税が減額+短期的にフローが出る

というときのフローが,どこにどう使われるから,どうなりますか,という形がもう少し明示的だといいんじゃないでしょうか。

昨日のリンク先のページにも,談話があるけど,「~いわれている」とか伝聞形で頼りない。
もう少し実行力のあるプランがあれば,その減税に対する効果っていうものがわかりやすくなるのだと思う。

http://news.livedoor.com/article/detail/4008551/


追記 文章少し変えました。 昨日のも同様。

2/07/2009

無利子非課税国債

まあ,また,こんなことを書くとおこられちゃうかもしれないんだけども。
景気対策で,公共投資をするとしても,本来は将来性のあるものに利用しなくては,金の循環は行われないし,景気浮揚感もでてきこないと思う。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090207-OYT1T00174.htm?from=main1

でも,人口が減るなかで経済成長率がどうのこうの,という議論で今回の振れ幅を見てみると,見てみると日本の経済成長率なんてほんと微々たるもので,それがアメリカバブルの影響でしたなんて哀しくて見ていられない。今の日本はその変動幅自体が小さくなっているので,結局短期的な解決というのは,意味が無い。

むしろ,お金を使うので有れば,長期的な経済成長を促す枠組みが不況であっても重要なんじゃないか,というのが持論です。

そういえば,まったく新しい取り組みとして,ベーシックインカムの議論はおもしろい。
(リンク12
昨年,ホリエモンのブログから,山崎元氏のページへのリンクで少しだけ話題になった。時代がこういうものになっている,という視点は重要で,政策や政治を見る視点が70年代のつねに仕事があふれていて,常に税収が増えていって,常に人口が増えているんですというもので固定されていることから脱却することは重要でしょう。

2/06/2009

マスコン講習会

JCIのマスコン講習会で広島に行きました。
今回は、照査事例ということで、計算事例についてのご説明。
おかげさまで、今回のもので講習会における私の役目はごめんとなりました。
札幌もいきたかったのですけども、残念ながら行けません。

しかし、広島駅は近いなあ。東広島は遠い・・・。時間を買うのなら、広島行ってから戻った方がよいですね。

2/02/2009

Gmail オフライン機能の利用

すでに英語でオフライン機能が実装されていますが,これも日本語で利用できるようです。
http://google-mania.net/archives/1127

しかし,G-mailのβ版っていうのは,いつ正式版になるのでしょうかねえ・・・。

コンパイラ

今日は,家でずっとプログラムをいじっていた。
Intelコンパイラの最適化オプションでCPU依存のパラメータがあるのだが,大学と家でCPUが異なることをわすれていてそのままにしていた。
なんか,CCBMの値が感覚的にちょっと変だな,と思って全部チェックしていたら,最適化オプションがCPUに対応していない場合に変な値を吐き出す関数があることがわかった。

そういわれれば,そうなんだけどあまりCPUが変わった場合というのを意識していなかったので,今回は焦った。というよりも,時間を6時間ほどつかってしまってしょんぼり。

やれやれ