9/17/2009

新政権

雑感
・いきなり記者クラブ廃止できなかったのは,なんで報道されなかったのか不明。
・亀井氏を郵政と金融,というのはジョークなのだろうか。ちょっと笑えない。
・日本人は,方向性さえ与えればがんばれる。何が良いかの基準があきらかでないので,官僚が迷走しているだけだと思う。
・出先機関とかダム廃止とかいろいろ出ていますが,身銭を切っても中止するという断固たる方針というのは,小泉もやったような演技として,新政権ではある意味重要なのかもしれない。実質的な損得ではなくて,やり方としての問題。 ただ,これは良く捉えすぎかもしれないけども。
・素人政治というのは,本当に怖い。ジンバブエのようになりかねないところとか。人気がある政策をとりつづけていて100年後にハッピーになれるかどうかは難しい。政策について人気取りをするんじゃなくて,政治家として人気取りをしてほしいんだけども。センセイ方には。
・素人政治ができることは,信頼できるプロを選定して信じて実行することだ。日本人がもっとも不得意なところではあるが。信頼できるプロとして官僚でなくなったのであれば,別な人間をもってくればよい。まさか自分でやろうとはしないでほしいところ。


以下のコピペは,本当かどうかは別として,素人政治の起承転結としておもしろいので掲載。
派遣禁止とか参政権問題とか郵政問題とか,いずれも何かを禁止してすべてがうまく行くような問題ではないので,凸凹でどの辺でまとめるか,というのが重要なんだと。
問題点を整理して,国民に公開した上でものごとを進めてほしいところ。


ジンバブエの簡単な解説(よくあるコピペ)

今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える

とうとう初の黒人大統領が誕生

何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出

大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。

今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出

外資系企業が国外逃亡する

別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る

何もかもの物資が国内で不足するので、「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出

物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。

物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出

「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出

調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する

安定していた経済が、脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。

失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や警察機関も機能しなくなる。政治も収拾がつかず無茶苦茶に。

休暇とか・・・





家族におけるシビアコンディションを解消すべく,休暇をとりました。
サイパンにちょっと行って参りました。写真のとおりであります。

今回の旅行で知り得た知識は以下のとおり。
・サイパンの天気予報は役にたたない。サイパンには気象台が無いので,日本のネットワーク上のサイパン天気はほとんど意味がない。(Yahooとか)
・米国の情報は,役に立つ。グアムの基地では情報を仕入れているので,海外情報経由で見てみたほうがよい。

宿泊したのは,フィエスタホテル
・コインランドリーはある。(地球の歩き方と違う)
・ネットワークが北側の客室にも無い。(地球の歩き方,ホテル内のカタログと違う)
・ワイヤレスLANはホテルのフロント前で利用できる。
・部屋の中のリーフレット上の値段と実際のルームサービスの値段は異なる。(安いものもある。)
・中華料理の店にはコース料理が無い。(地球の歩き方と違う)
・中華料理店に点心は無い。(地球の歩き方と違う)
・北京ダックは皮だけでなく身も入っていたけど,まあ,おいしい。
・ホテル内の水は,海水のイオン交換水で海のにおいがするが,一応,飲料水。子供の哺乳瓶をあらっても問題はなかった。ただし,ミルク用の水は購入した。
・ホテル内のテレビにサイパンの天気予報は流れている。

その他
・中華料理 ハピネスは,予想を超えておいしかった。点心もよいし,スープもうまい。
・量がはんぱなく,多い。
・アジア雑貨 アジアンアクセントはバリのものがメインであって,サイパンのものとは限らない。
・ヴェトナム料理 サイゴンヴェトナムレストランはつぶれてた。(地球の歩き方と違う)
・ABCストアのおにぎりは気になったが,たべなかった。
・DFSはシャトルバスで移動というので遠いのかとおもったら,非常に近かった。
・サイパンダって誰のデザインなんだろう。
・日本語があまりにつかえるのでびっくりした。

ちなみに,3日のうち2日は台風だったので,普通におとなしくしてました。ネットの調子が悪かったので,あまり外部の方との疎通が図れませんでしたが。

いいところです。子供が大きくなったら,もう一度行きたい。

9/10/2009

9/1-9/11

夏休みというのに,時間がとれない。アルミネート系の反応について吟味したいのだが。何も出来ていない。
そういえば,セメント技術年報1980年の内川氏の論文とか,2008年白神先生のダイナミックTGの論文などを読むと,アルミネート系の水和物の定量の話は興味深い。
やりたいのだが,機器をそろえるのにまた時間がかかるなあ。
リートベルトでも結構,定性的な傾向は出ているので,大まかにモデリングにすすむという手はあるかもしれないな。

X線回折装置が入るので,結晶学の本を読みなおしている。3,4冊読んだが,逆格子の概念はすばらしいと思うのだが,結晶をみてX線の回折をイメージできるには,遠く及ばない。
本屋で横目でみていた模型を買って,基礎的な奴から順繰りに組み立てて遊んでいる。とはいっても,夜なべしてなので,なかなかすすまない。

最近,FT-IRが気になっている。吸着挙動について,これで状況を確認したい。論文を読みまくっている。近藤精一先生について,多田さんにご教授いただいたので,探しては読んでいる状態。

ASCOTのひび割れ委員会で気になったので,複合則の論文をCiNiiで引っかかるだけ読んでいて気づいたのだが,収縮のモデルで作用面積に含水率を用いたのは,馬場明生先生が最初の様だ。てっきり後藤孝治氏だとおもっていたのだが,1975年時点で,どうやら九大の修士論文の中に出ているようだ。
収縮の駆動力を同定しようというアプローチは当時の日本では最先端だろう。
複合則理論の方が有名だが,複合則理論は個人的には承服しかねる部分も多い。そもそも,モデル化の仮定がいろんな現象をすっ飛ばしていて,何に値をあわせているんだか,SCA解析なんだかも,明瞭でなく,むにゃむにゃしている。修士以後,ずっと同じ手法にとらわれているのも,なんだちょっと切ない。
多分わかっていたやっていたのだと思うが,そういうことをする必要はなかったのではないか。
馬場氏の論文でもう一つすばらしいのは,木材やれんがなど,他のものも包括した支配方程式を導出しようとした心意気であろう。

G-COEの講義についていくつか深くコミットしなくてはいけなくなった。環境学にはまったくの素人であるので,なかなかに厳しい。新幹線では,環境学の本を読むことにしているが,書く人の主軸を良く理解してから読まないと,頭の中がふらふらになる。人によっても,眠くなる人がいて困ったものである。

3日は東京の外装材の委員会。なんとなく,霞が晴れて来つつあるかな。といいつつも,外装材のクリティカルポイントが得られているわけではない。施工状態もかなり影響をもつ部分なので,落としどころはわからない。でも,とりあえず実験をやってみた,というところに価値が出てきたと思う。

5日は友人が家に来た。

6日は,大学。新4号館の図面はまだ確定していない。いろんな部分で調整が必要で,出張が多かったので溜まっていたものを全部,メモ書きして設計者に送り出した。その他G-COE関連の書籍を読む。

7日この日はゼミ。猪飼さんの実験がやはりうまくいかない。測定手法に根本的な問題があるのかどうか。インバーなどをつかって,もう一度見直し。 そういえば,超音波試験機が届いた。縦波・横波で剛性評価に使うつもり。凝結とか,薬との相性とか,自己収縮挙動などなどの評価ツールとして活用していきたい。


8日ASCOTひび割れ委員会。個人的には,T本油脂さんと実験ができるので満足。委員会全体では,あまり深くやろうとしても理解してもらえない部分も多い。今回は吉兼さんの話が聞けた。なかなか市場原理どおりなのか,そうでないのか,生コンの今後は悩ましい。


10日 JCI膨脹委員会WG2 午後は教室会議,その後,シスメックスとのやりとり。Hydrosorbのメンテナンスが予想を超えて高かったので,今後の方向性と事実関係の確認。2,3年に一度,50万のメンテナンス費がかかるのは,やはりちょっときつい。今年はどうしたものか考えないといかん。試験機としてクリティカルになったわけではないが,やはり,メンテが必要と思われるので,考えどころ。



その他:
教員個人評価の優秀実績者に今年も選ばれました。万歳。
海外の研究ファンドの審査委員などに選ばれることが増えました。別に英語論文投稿しているわけではないので,日本のどなたか,私に仕事まわしてませんか・・・?どっちかというと私が申請したいんですが。

9/02/2009

ミスミ

最近,試験機を作ることが増えてきて,図面を考えるのがおっつかなくなりつつあります。
細かい部品等の発注は,時間と金がかかったのですが,Misumiのオンライン発注は便利で良い感じです。おすすめです。

9/01/2009

AIJ雑感

CONMOD09 8月23~26日
Delftの友人 Ye Guangが来ていたので,大学を見せるのとひつまぶしを紹介した。中国人には,ひつまぶし,結構ヒットのようでした。
研究のスタンスは,デルフトの時から両者は大分隔たりがあったのですが,最近の研究テーマ,とくに高炉の部分というのはディスカッションがあって面白かったですね。
自己修復コンクリートの話や軽量骨材関係の話も,わりとかぶる部分があいかわらず多いので,うまくいけば共同研究を張れるかな,という感じ。
しかし,マイクロラボの予算規模は,すごいですね。普通に数億円ですからね。
ただ,お金が自由に使えないって,こぼしてたけど・・・。


AIJ大会 8月26日~29日
AIJ大会は仙台でした。いろいろタイミング的にかぶっていて,這々の体でたどり着いた感じ。

骨材関係のデータが多く出てきました。一回忘れられた文化だ,というのは今本先生がJCIでご指摘した通りで,戦前では日本でも普通にディスカッションされていたのに,あるいは70年代より前の論文でも考えている人が多かったので,いつのまにか消えちゃった。
でも,データがまた出始めたのは良い。Tセメントチームの微粉にすると収縮低減効果が無いという結果は,メカニズムを考える上では面白い。
今回,猪飼さんの発表で解析で追えるかとおもったのですが,ひび割れを考慮しても,結局平均化した値で評価すると相似則になってしまってうまく引き出せなかった。
司会の今本先生のご指摘の仕入先生の論文を読んでみたが,たしかにこういった考え方は起こりうるとおもって解析したんだが・・・・。
仕入先生が使っている骨材のヤング率は相当に小さいので,データが整合しているといっても問題はあるように思う。
我々の推察では,骨材周囲の遷移帯が相当にクッションの役割をになっているんだ,ということになる。なかなか検証が難しい。
でも,まあ,ペーストからコンクリートをつなぐっていうことをちゃんとやっても良い時代。
是非,実験・解析から解明したいところ。

中性子のセッションで,発表された木材中の釘の応力測定はいかしてる。可能性が相当にある研究。長期挙動,乾湿の影響,錆びの影響などがとれると面白い。
あとは地震時の釘の応力なんていうのは,本当にいけてる。
ただ,RESAって結構データとるのに時間かかるので,むずかしいかな。



その他

今回は建築材料では仕上げ,環境関係がやや増えたかな。コンクリートのセッションはぼちぼちでした。なんか,メカニズム的な研究というのがほとんどなくて,データ取ったらこうなりました,というのが多くで聞いてて疲れた。
JASS5とか大臣認定とか,本来は考えて設計するもののように思うんだが,結局ルールありきでデータをとってて,なんだか主旨とちがってきているのではないか。データが適合すればOkみたいな風潮,その極端な例が火災規格関連の事件だと思うが,困ったものだと思う。


ルーチン実験を,学生つかって大学でやることはないと思う。
そもそも,建築材料系の教員が少なくなっているので,特に若手はメカニズムとか原理とか,なぜ,問題がおこるのか,新しい材料設計とはなにか,とかそういったクリエイティブなことにシフトしていかないと。
大学の先生まで,指針づくりのデータをとることは無いでしょう。ああいういのは,建築研究所とかゼネコンとか,国の金を使って,決まった手続きでやればよいのでは,と。


(ゼネコンの研究所が縮小気味であるときに,こういったことも一部の大学でやるのはやむを得ないのではとの意見をいただきました。個人的には,そういうのこそ試験所とかコンサルに金を払ってやるべきで,最終的には施主が負担すべきもののような気がしますが,反省として消します。)

論文ネタが無いからかもしれませんが,手法ありきの研究が増えてきましたね。分析系。
別に技術の向上という意味で,否定はしませんが,結局それでなんなんだよ,とつっこみたいようなものも。
マニアックなパートで世界で初めてのデータを取るというのも快感なので,時として私もそちらの方向に心奪われることもあるが,そうはいっても,基本的に水和から構造性能を予測するためのパーツ以外は,現在のところ触れてない。
論文の立ち位置と意味合いくらいはしっかりしておきたいところ。
(私の想像力が無い,という批判もあるかもしれません。そういう場合は,方向性とか,何につかうのか,とかあるいは結論の書き方は工夫していただきたいところです。自戒もすべきですが・・・)

水分移動のデータとりまとめに,潜熱の影響を持ち出した人がいましたが,もう少しオーダーの議論とか工学的判断とか,データの取り扱いとか考えた方がよかったですね。化学ポテンシャルの算出で293K をつかっていて,そこに0.2度程度の誤差があったとしても1/1500くらいの差異なわけで・・・。
まあ,あまり,そういうのに詳しく無い人なんだろうし,しょうがないんですが。代入計算くらいはできるんじゃないか。

乾燥収縮試験のV/Sについては,V/S比の意味合いから考えて関数系をつくらないといけないんでしょうね。
ま,計算でコンクリートの収縮出すのが早いとおもいますけど。
FEMで遷移帯いれるのは,ちとしんどいかなあ。

8/17/2009

最近の読書



気づけば,最近,結構本を読んでいるのだが,紹介ができなかった。
まず,一つめ。「天才」。IQ信仰以降の「天才学」が対象でいかにして環境が人をつくるか,ついて言及したもの。いわゆる成功となるためにはどういった環境が必要だったか,という点が個別から体系化へのステップを踏んで記載されている。
習熟には1万時間が必要,ソーシャルスキルは家庭ではぐくまれる,時代的タイミングの問題,等々がかかれているが,いずれもしっくりくる内容。
なんというか,子供も出来たことを踏まえたり,あるいは,自分を振り返ったりしながら読むと面白いです。





ホリエモンのブログで知った本。竹中平蔵のアメリカべったり政策は,時として選択的に利益が生じたりしたし,本当の公益とは何か,という議論がとりのこされていたりしたので,かならずしも評価されていない。一方,どんな議論にも客観的な事実にもとづき,反論するさま,また,頭の回転の速さは目を見張る。テレビに出てくる噂だけを拾ってコメントする人たちとは,そりゃあたりまえだが,全然違っていて,それなりの情報がある。
と,そんな考えを抱いたときに読んだ本。非常に原理的に社会・お金について記載してあって,学生には是非読んでもらいたい。工学をやるのなら,お金のことも考えないと駄目です。教育も研究もお金がかかるし,お金をかけたらそれだけの生産性を示さないといけない。それが社会的責任。
選挙の前に一人でも,学生が読んでくれたら,と思う。




これ,前にも紹介したかな?
読み直してもそれなりの発見がある。統計上の有意,ということがこれだけの情報戦になったときにいかに重要か,ということが示される。「天才」に示される結果が直感的なもののうらづけであるのにたいして,ここでは,超大量のデータがいかに直感とは独立の結果をもたらすかを示す。
結構,研究についての立ち位置もこれで,少し動いたかもしれない。

8/09/2009

HDD

JCI札幌で、ポータブルHDDを紛失して顔面蒼白になりました。結局、落とし物で届いていて、本当にありがたかった。

その後、セキュアなHDDを探していたのですが、FujitsuのHandyというHDDが、最近新しいソフトを導入していることを知って、購入しました。
これは、あらかじめアプリをインストールしたPCでないと、USBのHDDが認識されません。
紛失した場合は、機械的に認識をオフにしているので、取得者は結局分解して中の円盤から読みとらないと、復元はできないということのようです。

これは、結構安心な機能で、大変満足しています。

収縮理論

今月号に収縮理論の論文が掲載された。
いろいろ反響のメールをいただいて、ありがたいことです。
お読み頂いた皆様ありがとうございます。

なんで、こういった形の式に成ったかは個人的にすっきりしていない部分や、未解明な部分もある。
ようは、ある平衡状態で、含水率と比表面積と弾性率がわかっているとひずみは一意に定まるよ、ということがいいたかったわけです。

体積含水率は、比表面積および吸着厚さの関数なので、本当は相対湿度の関数になるのかもしれない。
体積を変化させる分離圧と水分を移動させる化学ポテンシャルがなぜ同一にならないのか、は疑問ののこるところである。多田さんにご指摘いただいたように、Derjaguinの言っている分離圧を変化させるなにかの作用素が変化して、分離圧自体が変化するメカニズムがありうるという形の立式も可能だったかもしれない。その点については勉強不足だったし、ヒステリシスの部分のデータが不十分であるので、現在、さまざまなヒステリシスループのデータを取得している。


今から考えると、もっと良い書き方があったように思うし、式の形ももっとわかりやすいものがあったように思う。分離圧を差分として支配方程式に組み込むかどうか、は最後まで悩みました。ただ、平衡状態を基準として立式されるという前提にたてば、分離圧は差分でなくてもよかった。一方、水-表面間に作用する分離圧のユニバーサルな式と、それを用いてセメント硬化体に組み込む場合には差分形式になるということは補足すべき事項だったと思います。
英文化の際には、もっと洗練したものにしようと思います。

私はセメント硬化体のように様々な空隙が多様に分布しており、吸着水が基本的に連続的になるような硬化体においてインクボトル効果というものが存在するとは考えていません。
吸着のヒステリシス挙動を説明するための別の仮説はまだ、2,3は存在します。近々にどこかに仮説だけは言おうと思います。立証は難しいんですが、J-PARKの力があれば可能と思っています。

8/01/2009

7/27~7/31

7/27 研究室ゼミ 大分方針が決まった。Iさんの実験がどうもうまくいかない。なかなか苦労の産物である。寺本の温度履歴条件下のひずみ測定は,相変わらず綺麗なデータが出る。M1諸君の今後の実験については,来年の実験棟改築と新規購入装置との兼ね合いで,多少,方向性変更がありうるかな。

7/28 333委員会に出席予定だったが,残念なことに出席できなかった。本当に2連泊で東京の予定だったのだが,急遽学内会議。

7/29 午前中にランドマークの委員会。反省会,今後,どうやってオフィシャルにしていくか,等々の打ち合わせ。午後は,テクストの多田さんのところに収縮理論についてのディスカッションのために訪問させていただいた。
・構成則の理論性 →従来理論の延長から入っているので,不明瞭なところがある。
・比表面積の算定 →吸着,脱着(脱離)のどちらでやるかは考えどころである。一般的には脱離でやることが多いとのこと。たしかに105度乾燥させると疎水化した上での吸着挙動になるので,比表面積は小さくなる。脱離側とで比較すると大体ポルトランド系列で1.2倍程度,高炉では1.5倍程度になる。
英語論文化の時には,検討しないといけない。脱離側もとっておいて良かった。そういえば超高強度の実験についても,両者で比較しないといけない。温度履歴の影響などがでてくるかも。
あるいは,C-S-Hの量がわかったりするかもしれない。


7/30 午前中はAIJの中性子委員会。大分,文章が上がってきたので格好になりそう。後は,最終の講演会での人集めかな。でも,結構おもしろいと思いますよ。実用とか抜きにして。

7/31 本日,秘書および日比野助教が退職された。3年,あるいは2年半,お疲れさまでした。
強力なメンバーを失ったので,しばらくきつそうです。

7/25/2009

7/11~7/24

7/13 鹿島の技研におじゃまする。水和モデル等に関するディスカッション。モデルは利用してもらうには複雑化してはいけない、ということがよくわかる。今までのデータをもう一度見直した方がよいなあ。自分の時間をつくるよう努力しないと。ついつい、いやな仕事が残るとその間のペースが落ちる。

7/14 寺本君が鎌田先生のところで、超音波関連の予備実験に行く。結果は、そういえばまだ報告されていない。どうなっているのか。

7/15 午前中に引っ越し先の5号館の電源まわりの整理。午後は広報委員会。JCIの環境委員会は学内委員会のために欠席。環境学研究科のロゴの話が。あったらよいが、こういうのって一筋縄ではいかない。結構、予算と覚悟がいるかなあ。広大のロゴは800~1000万くらいだったと聞いた覚えがある。

7/16 PANALyticalとの打ち合わせ。頑強なのは有名のようだ。ソフトも良さそうだけど、セメント分野での評判はさまざま。午後は学内委員会。 JCI編集委員会は欠席。

7/17 10時~外装材の委員会。依然、方向性模索の状況。午後JCI自己治癒委員会。前回委員会の報告書を見たが立派だ。これを超えるのは難しいので別の方向性ということで。共通試験の話が出る。モデル化、簡単なのはやれそうだな。データがいるけど。

7/18~20日 JCIテクニカルレポートのプロットを考える。半井先生にもご協力を得る。いや、結構重たいな。これ。やっぱり。

7/21日 SII、Brukerとの打ち合わせ。TGは、SIIとはちょっと値段のすりあわせが難しそうかな。Brukerとは、オプションの説明をしてもらう。底角側のバックグラウンドを抑えるためにスリット幅の話を伺う。絞れば当然、測定時間が増加する。 

7/22 朝一にRigakuが来る。デモをしてもらうが、ソフト的にはセメント分野ではまだ、全然利用できなさそうだ。やはりTOPASで行くしかないということで、機種選定は終了。Brukerで行くことに。


7/24 安藤建設の技研に行く。太平洋セメントと3者での共同研究に関する打ち合わせ。昨今の経済的状況から、長期的ビジョンというのは書きにくい。どこで成果とするか。頭を悩ます。予算は、住宅局じゃなくて、別のところからとってくることを考えた方が良いのかもしれない。

7/15/2009

7/14

院生の五十嵐豪君が,建築学会の優秀卒業論文賞をいただけることになりました。
応援いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございます。

7/11/2009

6/30~7/11

6/30~7/1
東海村での実験。軽量骨材の乾燥プロセスの可視化について。
実は,JRR-3Mは,前々日まで緊急停止していた。ただでさえ,実験日数がすくないのでやきもきしていたのだが,誰かの日ごろの行いがよかったのだろうが,実施にこぎつけた。まことにありがたいことである。
昨年度までは,自己養生の可視化を行っていたのだが,今年は乾燥プロセスで影響をみれるかどうか,ということで検討した。
実は,結構複雑ですね。
軽量骨材の練り混ぜで結構,分離が生じやすいこと,軽量骨材中の水分は重力の影響をうけやすいことが推察された。
全体挙動は,もう少し見ないとわからないかな。

それと3次元CTに挑戦した。これはこれでよいのだが,飽水状態でサチル現象がでるのでこの補正について検討しないといけなさそうだ。

7/2
学内の授業。今後の方向性についてM2が発表。まあ,よかったんじゃないでしょうか。

7/3
東工大の坂井先生のところを訪問。X線関連の意見を伺いに。どっちかっていうとメンテナンスの大変さを強調なされていたので,気になった。X線の試験機自体はずいぶんと歴史のある装置だし,ソフトの問題も大きいかもしれないなあ。あとは,セメントをどうやってフィックスするか,ですかね。
すっきり,というより,さらに混沌としてきた。

午後は,学内引越しの話。面積がたりない。やっぱり,実験は来年できないのか・・・。つらいなあ。

7/6
午前中は,学生との面談と業者との打ち合わせ。
ペースト用の引張クリープ試験機の最終打ち合わせ。
新しい知見を得るには,その目的に合致した試験機が必要。既製品でできることには限りがある。
今回は,もとのアイディアを学生に出して,学生自身に設計させた。
ものが来ると感動するだろうな。

午後はゼミ。研究の状況を発表。まあ,4月から3ヶ月しかたっていないので,進み方は人それぞれ。しかし,1年をとおすときっちり差がでるので,学生諸君は,日ごろの研鑽を忘れないでほしい。

7/7
JCIの移動日。打ち合わせなど。

7/8
午前中はランドマークセッションと自分のマスコンの発表。
ランドマークでは,私が大野和男先生について発表した。1935年時代にすでに拘束試験を行うとともに,若材齢のひび割れについて,考察し,ほぼ現在の研究手法の枠組みを確立している。
また,収縮は打ち込み直後から測定しないと本当のことはわからない,という指摘など今にも通じることがすでになされていた。
こういったことが研究者魂として受け継がれていれば,もう少し現在はちがったのではなかろうか,とも思う。それでもむずかしかったのだろうか。
開会式の阪田会長のお言葉に始まったランドマークだが,存外好評であった。
マスコン発表は,奨励賞をもらいました。恥ずかしながら,まだ2回目をもらっていなかったんです・・・。
午後は,寺西先生とASCOTの件で打ち合わせ,その後,企業の方と実験に関する打ち合わせ。

7/9
午前中,強度・力学Iのセッションの司会。
注目する研究は,・谷口氏の強度発現の温度依存性と鉱物組成の関係に関するものと,・溝渕先生グループの直接引張強度試験によるもの,の2編。この論文は実験と考察ともにすぐれていたと思う。
直接引張試験のばらつきの話は,嵩先生のご指摘のとおりで,嵩先生がいわなければ自分が言おうと思っていたことだった。
建築の法律体系の中の論文がかなり多かったが,土木の人の関心は薄いだろうな,とも思った。
テクニカルすぎてデータとしては貴重なのだが,論文とか新規性という意味では評価が難しい。

午後は佐藤先生の科研に関する打ち合わせで,PS三菱の北海道支店に伺った。
今回のJCIでは,骨材研究が相当に出ていて,これらを横並びに見るといくつか着目点がある。
気づいている人は気づいていそうだが,関連ポイントを整理すると研究のポイントが抽出できる。佐藤先生や谷村さんなどは,やはり,ばっちり問題点を捉えていた。
ただ,骨材の問題がわかったとして,そのあとどうする,という実学的な部分もまた課題である。


7/10
午前中,ランドマークに出席予定だったのだが,急遽CONMATの打ち合わせが入った。学生の発表を聞いたが,やっぱりちょっと勉強不足の観がある。

そういえば,7/9の学生発表は聞きにいけなかったのだが・・・。
岸の熱伝導率の論文における飽水時に水分が移動するかどうか,というご指摘は非常にありがたいご指摘だった。個人的には圧力勾配が生じるので流れると思うが,空隙がある場合と同じだけの速度を有するかどうかという点はあきらかではない。
しかし,今,実験データを改めてみると,飽水時のデータは,低含水率側の点を伸ばしていくとあきらかに寝ている。これが飽水時特有の問題なのか,そうでないのかは,ちょっと考える必要がありそうだ。

一方,五十嵐の発表におけるゲル空隙比理論において,破壊力学的考察を欠いているという指摘はあまり意味がない。圧縮試験という特性値をインデックスとしてゲル空隙比で整理することは,破壊の起点となる脆弱部の存在確率という現象と相関するであろう値で整理するということであり,従来より評価を行ってきたものである。今回は同一条件で行った試験という共通結果に対してある一律の関係がえられたという点が評価されるべきであり,かつ,高温履歴で水和が停滞すると考えられている状況も包含して説明できたという点が新しい。
圧縮破壊自体,試験機や寸法,端面の拘束,試験体の乾燥条件に依存するもので,物性値ではない。

C-S-HのH/C比のご指摘は,従来研究と比較すれば当然のご指摘である。ただ,過去のC-S-Hの研究,代表的にはYoung博士らの研究を見てみるとC-S-HのHは,基本的にゲル水に相当する水で本当に容易に脱水する水を包含している。われわれのスタディでは,Hが2.0以上の水は強度に寄与しない流動的な水であると考えている。
このことが,ゲル空隙の適応性の改善につながっているのである。

昼は,谷村さん,細田先生らと膨張委員会のWG2についてディスカッションした。設計上の問題でどこまで示すことができるか不明だが,課題を明らかにして委員のみなさんのご協力を仰ぎたい。
目標を示すことが幹事団の使命であるが,こういった整理ができると委員会も円滑になるだろうし,問題点を他のWGとあらかじめ共有する上でも有意義だと思う。

今回のJCIは,学生2名が奨励賞をいただけたことが大変誇らしい。


7/11
帰宅。久しぶりに家に帰ったら,子供が微妙に目をそらす。なんか,人見知りしているみたいだ・・・。
がーん。

お土産にルタオのチーズケーキ,花畑牧場のキャラメル等々を買った。

6/20~6/29

ずいぶんと間隔があいてしまった。怒涛のように時間が過ぎる。毎度のことになってしまった。

6/22
私的な高炉セメント研究会。最近の実験データについて出し合って議論を行う。建築で高炉を増やす手法についてディスカッション。それと,最近投稿した論文3編についての紹介。大学教員は,法律を動かすことができる立場にいるのかもしれないが,実学への認識が少ない上に,材料そのものについて十分な調査・研究がすすんでいるかどうか疑問。もう少し,集中してじっくり議論した方がよいのではないか。
JASS5なども,出版ありきで委員会を進めるような時期ではないように思う。

6/23
学生実験+ASCOT 学内の打ち合わせでASCOTの委員会に出席できず。

6/24
午前中は,TGについての打ち合わせ。既存のTGだけでなくて,改良を加えることを条件とすることにした。C-S-Hの研究を深く進めたいので,ダイナミックTG+Isobarが測定できるような特殊環境を整備する方向でうごくことに。真空TGオプションが安く利用できるということと,ダイナミックTGができる,さらに精度と安定性を考慮すると2社に絞られる。この後は価格の問題になるかな。

午後は超音波速度測定の試験機の打ち合わせ。超若材齢時における硬化プロセスを確認したいので,超音波法を導入することを決定した。最初は,提案した収縮理論の自己収縮現象での検証に用いるが,おいおいは凝結の問題,水和制御の方向で進めて生きたい。

6/25
教室会議 GCOE関連,人事・予算の問題で若干もめる。
議論というのは,実行力・権限が伴った人間がやるべきだと思う。提案してこいっていうのであれば,個人ベースで羅列の提案だけだろう。若手でディスカッションして,問題点をあげつらって妥協点・合意形成を行うことにあまりメリットを感じない。
これは,たとえば,署名活動とかリコール運動などにも通じる。民意がそこにあることは通じるだろうが,日本でのものごとの決定構造は,えてして民意とは独立に行われるものだったと思う。
大学もたいていの場合,そうだ。官僚構造に近いと思う。

形だけ民主主義をとるという空論で,若手は疲弊しているので,タスクは減らしてほしい。
また,そういうことを当然のようにやらせるから,結局,若手の中で意見をとおせるような人間がいても,変に権力構造によりすがって人脈だけを誇示するようなのがはびこるのだとも思う。

まあ,そうはいっても,大学でそういう立場になれる若手というのは,えてして如才なくて,才能もあったりするからよいのかもしれないけど。
でも,強烈なリーダーシップとかカリスマっていうのにはなれないような。

6/26
久しぶりに時間があったが,結局,たまった事務処理をするだけだった。

6/29
午前中はCONMATの会議。名古屋での運営について。CONCREEPと比較すると,驚くほどにものごとが進んでいなくて,びっくりする。これで本当に運営ができるのか。まさに個人の尽力にかかっている。
午後は,東京理科大学の今本先生のところを訪問。ランドマーク会議(JCI)に関する最終打ち合わせ。
いろいろ意見はあるだろうか,それなりに意義のある発表になりそうだ。

そういえば,JCIのテクニカルペーパーをとりまとめるんだった。まったく進んでいない。まいったな。