3/30/2008

豊田スタジアムプール天井落下事故 答申

無事,というか,つつがなく終了。

事故の原因は,答申にあるように複合的です。一つだけということではないし,特別なこと,普遍的なこと,さまざまに入り組んでいます。調査は,事故の現任は物理的になにか,ということですから,それを説明できる物理現象は示されたと思います。








やれやれ。

3/26/2008

ビルバオ→セビリア


セビリアのまちを散策する目的で移動した。
宿は,こぎれいな宿で,Best Western Hotel Cervantesというところに泊まった。
中にパテオがあって,酒をのむのにうってつけ。

街を散策して気づいたのだが,このようなバルコニーの裏側もタイルによる装飾が施されている。

3/21/2008

ビルバオの飯

思い出したが,ビルバオでいろいろ食事したが,一番うまかったのは,グッゲンハイム美術館内にあるレストランのランチだ。ここのランチは,食べておいたほうが良い。

3/20/2008

休暇

最近は,ずいぶんと大前研一氏づいている。
・旅行中,出がけに購入した大前研一,心理経済学を読んだ。読みやすくて,わかりやすい。もの作りの場にたつ人間は,どうも経済屋というか銀行屋,投資屋を対立構造の場によみこんで理解したくなるが,もう,そういう状況じゃないんだ,ということがよくわかる。学生にも是非,勧めたい。

平山令明:熱力学で理解する化学反応のしくみ,を読んだ。学生に勧めたい。ちょっと冗長な例が多いようにも思うが,これくらいゆっくりのペースであれば,休日1日で原理原則は理解してもらえるように思う。

で,話もどって,今日は,東海東京証券のイベントで,大前研一氏の話を聞きに名古屋のアソシアホテルまでいった。連れ合いと共ににいったが,エンターテイメントとも思えるくらい話上手だし,内容も豊富だったので,連れ合いも満足したようだ。

3/19/2008

心機一転:Debianをはじめる。

というわけで,1週間研究・教育と離れていたので,大分リフレッシュされた。

手始めに,先日助教にインストールしてもらったDebianをつかいこなせるように,こまごまいじってみた。
まずは,Xmingのインストール。
インストール方法・設定方法はいろんなところに乗っていることがわかったので,スムースだった。
再起動は,*.xlaunchの設定を保存したファイルで行う,ということがわからなかったのでここにメモしておく。

ビルバオ・カラトラバの橋と空港



構造的なまとまりの良さ,という意味ではすぐとなりにあるカラトラバの橋の方が美しい。ややデコラティブではあるのだけれど。形と構造がより近いという意味で望ましい。でも,なんというか,骨と肉の関係のように肉の部分が少し華美なんだよな。


空港は,そういう意味ではシンプルで良かった。

3/18/2008

ビルバオ・グッゲンハイム美術館



スペインに旅行にいってきた。最初の都市は,ビルバオである。
フランク・ゲーリーのビルバオ・グッゲンハイムを見たかったので。
ビルバオはチタンの産地で有名で,表層材にもチタンをイメージしたもの,ということでこの建物ができたそうだ。中は撮影禁止だったので,カメラをもって入らなかったので,内部の写真はないが,躯体と形態はまったく関係が無い。あくまでも,形のための建築という意味では,あまり重みを感じない。
ただ,奇異な形状とその豪華さで目を見張るという点では成功している。

以前にみた,パリのアメリカンセンターと比較すれば,圧倒的に洗練されている。


でも,まあ,感動半分っといった感じです。

3/04/2008

諸処

・ 相変わらず忙しい時期がつづいていて,頭を落ち着ける時間が無い。走りながら考えるにしては種類が多い。

・今日は黄砂があって,なかなか気分がわるかった。

・新4年生が挨拶に来た。来年度もうれしいことに3人の配属である。研究テーマはあまたあるが,彼らの進学希望や就職希望先を聞いた上で,決定したい。

・黄表紙の査読結果が2編分帰ってきた。

・今週末から,休暇を取る。旅行でスペインに行ってくる。ビルバオのグッゲンハイムが最大の見所。雨が降りそうな予報だけど,どうなるかな。

・豊田市関連の実験データがまとまった。今月末には報告書の形でまとまるだろう。

・超高強度セメントに関する詳細データがたまりつつある。あまり見たこともない結果も出ているので再検証中。検証がすめば,論文化を行う予定。

・AIJマスコン指針の講習会に出席いただいた方々に御礼申し上げます。おかげさまで想定以上の人数となり,無事開催できました。

2/15/2008

一月ぶり

いくつか考え事があったのだが,年度末っていういのはやっぱり忙しい。
ブルーな気分になるのがよくわかる。

近況
・豊田スタジアムプールの天井落下事故の調査委員会に入った。これ以上のことは,もう言えない。学会活動として行動できれば,もっといろいろ書きたいことがあるのだが。
ケイ酸カルシウム板の実験をやる。プール建築は,材料設計として非常に難しい。

・11月に投稿した黄表紙の査読結果がまだこない。どうなっているのやら。1月にも1本投稿した。

・久しぶりに広大に行った。ACIの報告書で,微量アルカリが伸びひずみに影響を及ぼすというレポートを再度見直したが,なかなか興味深い。アルカリはアルコツの問題だけではなさそうだ。ただ,なにをポイントで研究するか,というのはもう少し洞察が必要そう。

・大前研一の戦略論を読んだ。論文自体は90年代のものであるが,この人の合理的な思考は本当に理解しやすいし,本質をついていると思う。振り返って思うのは,少なくとも建築材料の範囲では,各大学単体で研究をやっていては,もはや社会的に必要なことにキャッチアップできないのではないか,ということである。セメント化学もそうだが,やはりアライアンスというか協働というものが必要になっていると思う。サイエンティフィックにつめる部分,工学的判断を役にたてる部分の両者のバランスが大学の特色を決めそうだ。

1/12/2008

ひび割れポテンシャル

今月号の黄表紙の論文2編目の方で,「ひび割れポテンシャル」って要は何ですか,という質問を受けた。

ひび割れポテンシャルが高い,とはひび割れが発生しにくい,という意味合いで使っていて,数値の正の方向は,ひび割れを発生させない方向になる。

つまり,コンクリートがひび割れまでにどの程度の余裕度をもっているか,という意味合いでつかっており,ある時点のコンクリートの応力と(応力履歴,温度履歴等に依存したその時点での)ひび割れ発生強度の対応をもってひび割れポテンシャルと提議している。

なぜ,ひび割れポテンシャルという言葉を使ったか,という背景には,そもそもひび割れ発生強度は上述したように養生履歴(温度,湿度),応力履歴等々の依存性があること,また,その時点で発生している応力にも,ひび割れ発生強度は依存していることから,両者を応力/割裂引張強度のようにそれぞれが独立な特性値として評価すべきではないでしょう,という思想がある。

また,別の意味合いでは,様々なコンクリートのひび割れ危険性を評価するときには,収縮応力とその収縮応力履歴を受けたコンクリートのひび割れ発生強度の対応から評価したら良いだろうと。

材料選定,調合時において,セメント,骨材,水セメント比をひび割れ危険性の評価から選定するには,潜在的にひび割れしやすいかどうか,つまり,完全拘束条件下での自己収縮応力と各材齢時でのひび割れ発生強度との時間依存性を評価する必要がある。本論文は,ひび割れ発生強度の時間変化を完全には切り取れないものの,二つの材齢を抽出して評価を行っている。

で,本論文では,自己収縮,乾燥収縮によってひび割れた時の強度,収縮応力が発生している状況において直接引張によって得られた強度を同一のものとしてとらえ,コンクリートがどれだけひび割れ発生しやすい状況にあるか,ということを「ひび割れポテンシャル」と呼んで議論している。

「ひび割れ発生の潜在可能性」という言葉の意味は,ある拘束条件下のある材齢で応力が生じているときに,ひび割れまでどれだけの余裕度があるか,というのを評価する目的でもちいている。我々は,応力履歴を経たコンクリートを所定の材齢で直接引張をした時の強度をもって,その余裕度をみたので,ひび割れたコンクリートだけでなく,ひび割れないコンクリートの潜在的余裕度も評価した,という意味合いである。

ひび割れポテンシャルは,コンクリートの一意な履歴条件上,ある材齢において一意に定まるのが本筋だが,また,拡大解釈として,コンクリートがひび割れしやすいかどうかを判断するに際して,ひび割れポテンシャルの時間依存性も含めて,たとえば「このコンクリートはひび割れポテンシャルが高い」といったように用いてもよいものと考えられる。

ポテンシャルは,場の意味ではなくて,語義通りひび割れまでの潜在可能性を表している。