7/30/2008

環境委員会

JCIの環境委員会に無理をいって入れてもらった。環境問題から目をそむけるのは,私たちの世代では無理だろう。以下,雑感。

・環境問題を整理するに当たって,基礎データ収集は重要。すくなくとも何がどうなっているかがわからないのでは手の打ちようがない。

・私企業に関して環境情報をオープンにすることは,現在のところCSR的な立場でしか,利益につながらない。企業の責任ある行動が株主,消費者に評価される,ということだ。これが,環境に関する税制や会計報告と同等の扱いになれば今後変わっていくし,産業連関表的なものも,すぐに作れるようになるかもしれない。問題は,たとえば,こういった環境報告をすることで,原材料の流れ,コスト構造が外部にも推察されやるくなってしまうことで,価格形成がより消費者よりになる。これを嫌う企業は多いと推察する。

・データを集めることは,結局ノウハウ集め。総研のようなところがやるか,国がやるべきことのように思った。大学人がやるには,コストがかかりすぎるし,維持保全,最新版の確保はかなり難しい。スピンオフして外郭団体にするなら良いかもしれない。利益を上げるモデルは難しい。NPOによる評価かな。

・得られたデータをどのように活用するかは,研究活動,クリエイティブさが発揮される箇所と思う。大学の人間の活躍の場はここか? ただ,データが集まった時点で,それは,既存の技術で最適化なり,評価なりはできてしまうだろう。土木の計画系の先生方の知見はすぐに反映されると思う。ただ,見方はやはりコンクリート業界なりのものが必要なのだろうな。

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