大学のDNSが更新されていないので,まだ,ウェブがみられない。もうしばらくまたないといけないみたい。
工学部3号館580に移動しました。
19日 内部監査があった。いろいろ実験関連の物品を購入しているので,ご指名。問題なくパス。出張の書類などで細々指摘はあった。うーむ。できれば,大学でカードを発行して,全部それで購入できるようにしてほしいんだが。記録は外注できるし,物品の嘘購入は通常はできないし,出来たとしてもそれなりに追跡できるし。証拠を残すという作業はアウトソーシングしても良いと思う。教員自身がやるのは無駄が多い。
20日 諸事情あってミーティングがなくなった。少しだけ,みのまわりの整理が進む。
22日 GOCEの基礎環境学セミナーが開講。なかなか難易度の高いDコース用の授業。ちょっと宿題も出るので,D用として受け入れられる生徒というのは限定されるかもしれない。こういうの,本当はどのタイミングでやるべきなのかを考えないと。個人的には環境学にも学部生がほしいと思う。カリキュラム編成は紛糾間違いなしでしょうけど。
23日 基礎環境学の2回目。といいつつ,2回目は真鍋先生による授業で超豪華。Earth system model 等々のお話。
24日 ホームカミングデー 大学に行く。なんというか,熱狂という感じではない。静かな同窓会。大学のネットワークが力を発揮するというのは,文化なのか,教育なのか。そもそも全体的にコネクションでものを動かすというようなことって,子供の時には教育されない。(私はされなかった。別に今もできるわけではないけど,必要性は実感している。)社会をうごかすための素養って,子供の時からちゃんと体験させないといけないんじゃないだろうか。日本の場合,欧米よりも密室型なんで,その辺オープンにできないのかな。もの,ひとを動かすっていうのが個人の力量だけになっている,というのは有る部分の人間には都合が良いことでしょうけど,日本全体ではもったいない。やはり教育ではないか。学校だか,家庭だかはわからないけれども。
25日 法事。伊那に行って来た。ずいぶん変わっていて,建物が増えている。人口が少しだけ増えているんだそうだ。天竜川周辺も開発されていて,なんというか私の子供の時のThe田舎でなくなってしまった。ちょっと哀しかった。
10/25/2009
10/16/2009
引越など
昨日,研究室の引越(というか物理的な移動)が終了。
無事終了かどうかは,これから生活空間を立て直していく中でわかる。
運んで置いたが,捨てるものというのがかなり多くなりそうではある。
委員会資料なども過去のものは,今後利用するかもしれないとファイリングしてとって置いたが,結局大事な部分は報告書にまとまっているし,当時議論したものは論文化されていたりしているので,現場の問題とかトラブルで外に出せない情報とか,そういった情報は価値があるのかもしれないが,あまり普段接しない私としてはそれなりに頭に残っているので,委員会資料は残す必要が無いのかもしれない。
国際会議の運用経験などは,参考になるところが多いのでとっておく方がよさそうだが。
14日は,とある試験機開発のβ版を拝見にいった。すばらしく利便性が良さそうな試験機で大変感心した。来年夏くらいには市販を目指しているということですので,楽しみです。当方はもし,4号館が建て替えになって新しい実験棟になるのであれば,是非配備したいところです。
無事終了かどうかは,これから生活空間を立て直していく中でわかる。
運んで置いたが,捨てるものというのがかなり多くなりそうではある。
委員会資料なども過去のものは,今後利用するかもしれないとファイリングしてとって置いたが,結局大事な部分は報告書にまとまっているし,当時議論したものは論文化されていたりしているので,現場の問題とかトラブルで外に出せない情報とか,そういった情報は価値があるのかもしれないが,あまり普段接しない私としてはそれなりに頭に残っているので,委員会資料は残す必要が無いのかもしれない。
国際会議の運用経験などは,参考になるところが多いのでとっておく方がよさそうだが。
14日は,とある試験機開発のβ版を拝見にいった。すばらしく利便性が良さそうな試験機で大変感心した。来年夏くらいには市販を目指しているということですので,楽しみです。当方はもし,4号館が建て替えになって新しい実験棟になるのであれば,是非配備したいところです。
10/10/2009
10/08/2009
10/07/2009
収縮メカニズム
・毛管凝縮理論にあるようなメニスカスによる収縮応力というのは確かに存在する。ALC等にみられるAdditionalな収縮については,たしかにそれが適用可能だと思う。
・一方,吸着水に生じている表面からの力の影響をうける収縮駆動力というのは,別に評価されるべき,というのが私の見解である。
・毛管凝縮理論で収縮低減剤の影響については,表面張力の低下によってケルビン半径が低下し,結果として,同一の化学ポテンシャルであっても,作用面積が小さくなるからモデル化としては成功している,という意見がある。しかし,これに関する反論は,収縮低減剤自体,すべての表面張力が低下する物質で収縮低減が見込めていない,という実験的事実が存在することである。
また,接触角の変化で表現すればよいという考えもあるが,これに関する反論は,1.毛管内で液状水が存在するかぎりにおいて,接触角は凸には成り得ない。2.毛管中の平衡を仮定しているのであれば,かならずある量の吸着水が存在し,接触角は,この吸着層からの接触角になる。これが変化するというのは,よっぽとの遠距離力であるが,これを薬で作用できるといのは無理があるのではないかと考えられる点。3.一般の接触角の式(Young式等)は,必ずしも平衡系を議論の対象としていない。動的な状態,たとえば,葉っぱの上の水滴を議論をしているが,この系は,局所平衡にも達していない力の釣合式である。平衡状態になったとき,すなわち周囲の湿度が平衡に達し,表面の上に平均的に吸着層が形成されれば,当然,接触角は水の上のものに近づく,というのが私見である。
なお,余談になるが,ミクロ孔ではケルビン半径が表面からの力を受けて,理想的な値からドリフトすることが分子動力学の知見から知られていた。それを実験的に確認し,工学的に付加的な親水性表面エネルギーを評価する手法を宮原ら(2000,Langmuir 16 4293-4299)が提案している。1桁ナノ系の議論が支配的なセメント硬化体については,こうした影響についても評価したほうが良いと考えられる。これは,今後の収縮等の内部平衡状態に関する一つの方向になると思う。
・一方,吸着水に生じている表面からの力の影響をうける収縮駆動力というのは,別に評価されるべき,というのが私の見解である。
・毛管凝縮理論で収縮低減剤の影響については,表面張力の低下によってケルビン半径が低下し,結果として,同一の化学ポテンシャルであっても,作用面積が小さくなるからモデル化としては成功している,という意見がある。しかし,これに関する反論は,収縮低減剤自体,すべての表面張力が低下する物質で収縮低減が見込めていない,という実験的事実が存在することである。
また,接触角の変化で表現すればよいという考えもあるが,これに関する反論は,1.毛管内で液状水が存在するかぎりにおいて,接触角は凸には成り得ない。2.毛管中の平衡を仮定しているのであれば,かならずある量の吸着水が存在し,接触角は,この吸着層からの接触角になる。これが変化するというのは,よっぽとの遠距離力であるが,これを薬で作用できるといのは無理があるのではないかと考えられる点。3.一般の接触角の式(Young式等)は,必ずしも平衡系を議論の対象としていない。動的な状態,たとえば,葉っぱの上の水滴を議論をしているが,この系は,局所平衡にも達していない力の釣合式である。平衡状態になったとき,すなわち周囲の湿度が平衡に達し,表面の上に平均的に吸着層が形成されれば,当然,接触角は水の上のものに近づく,というのが私見である。
なお,余談になるが,ミクロ孔ではケルビン半径が表面からの力を受けて,理想的な値からドリフトすることが分子動力学の知見から知られていた。それを実験的に確認し,工学的に付加的な親水性表面エネルギーを評価する手法を宮原ら(2000,Langmuir 16 4293-4299)が提案している。1桁ナノ系の議論が支配的なセメント硬化体については,こうした影響についても評価したほうが良いと考えられる。これは,今後の収縮等の内部平衡状態に関する一つの方向になると思う。
10/03/2009
素粒子なんちゃら
昨日NHKで新4号館の施工者入札が停止ということになりました。
いやあ,どうなるんですか,これ。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015862973000.html#
新しい技術が新しい産業をつくる,ということを理解していただきたいところ。
税金回すだけ(あるいは税金を払っていない人に回す)というので,生産性は向上しないんですよ。技術革新と両方やらないと。
しかし,一方で,ここ10年強の時代にどれだけ,この分野が生産性向上に貢献したか,ということもちゃんと評価しないといけないですけども。
いやあ,どうなるんですか,これ。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015862973000.html#
新しい技術が新しい産業をつくる,ということを理解していただきたいところ。
税金回すだけ(あるいは税金を払っていない人に回す)というので,生産性は向上しないんですよ。技術革新と両方やらないと。
しかし,一方で,ここ10年強の時代にどれだけ,この分野が生産性向上に貢献したか,ということもちゃんと評価しないといけないですけども。
10/02/2009
近況 9/18-10/1
18-20 室蘭工大の濱先生のところに、研究に関するディスカッションをしに伺う。濱先生のところには、最近着任した岸本先生もいて、水分関係のことがディープに議論できるかと。それぞれの研究的背景をしょっているところもあって、かみ合わない部分もあったが、濱先生が最近検討されている、凍害についてのアプローチは大変理にかなったもので得心がいった。凍害については、個人的に強く確信しているところがあって、その点、濱先生との話に矛盾がなかったので、実験派の濱先生の結論なら、まず間違いはないかなあ、と思った次第。DSCによる凍結量評価は、相当に難しいし、うまく値がでないというアドバイスをもらう。
凍結量評価はやはり電極法になるのかな。
21-23 休日だが、すべて大学で時間を費やす。JCI混和材委員会での発表用スライドの整理、これから3月までに書く論文の題目決めと目次の作製と連名者の検討、消耗品の発注、学生の実験結果の確認と今後の実験計画の漏れの有無の確認、10月からの授業に関する準備、G-COEに関する環境関連の本の通読、などなど。3月まで時間がとれて順調なら、5,6本は書いておきたいところ。そろそろ黄表紙の英文化を検討していかないと、陳腐化してしまうなあ。JCI年次の投稿項目も考えていかないと。
24 JCI混和材委員会。小型の拘束試験機の結果がキャリブレーション、物品納品の遅れからうまくデータが出せていなかったので、収縮理論に関するプレゼンを主軸に。分離圧、やはり理解してもらえないなあ。大分書き下したんだけども。反省です。11月に掲載される黄表紙の解説を読んでもらうともう少しわかりやすくなるのでは、と期待する次第。
25 M野先生等と勉強会。ちょっと自分の勉強不足について大いに反省。いくつかリーズナブルな仕事をしていただける業者を紹介していただいた。
26-27 家で作業。
28-29 333委員会。あいかわらず面子が濃い、刺激のある委員会。混和材のデータ等々で示唆的な値が出ている。やはり同一のデータからでも解釈がいろいろあるのでおもしろいところ。自分のところのデータは追試もしているし、再現性・精度ともに確認しているので、有る範囲の確度は高いと思っているので、それらに矛盾している点がなんなのかは、追々考えて行きたい。どういう実験条件でこうなるのか、とか。
しかし、高炉スラグ微粉末って各成分比例して溶解しているようには思えないけど、どうなっているんでしょうかねえ。
その後、JCI自己修復委員会へ。個人的には委員会に入っているのだから、負担低減ということは考えなくてよいように思った。やらない人はやらなくて良いし、出来る人はやればよいし、どっかに相乗りして成果が出せそうなら、そういうことをすればよいし。それぞれ、それなりの思い入れというか、こういうことでやってみたいというのがあるはずなので、それを引き出せれば良いと思う。
30 東京。兼松先生と資源循環関連の打ち合わせ。
GIS高いねえ。完璧なデータはないので、なかなかそこで頭がいる。個人的には実験データを自分で作れる材料分野の方が向いているな、と思った。
Spring8に行く予定だったがキャンセル。新しい秘書の方と会う。ちょうど引越と重なる面倒くさい時期になってしまったが、是非、いろいろ頑張っていただきたい。
・書類書き、黄表紙の校正、JCIの文章の英語概略を書くのを忘れていたので、その作成、実験データの整理・評価、学生の進捗状況の確認、実験室内にある正体不明の薬品の調査、材料サンプルの出荷。出張の領収書探し(哀しい)。
凍結量評価はやはり電極法になるのかな。
21-23 休日だが、すべて大学で時間を費やす。JCI混和材委員会での発表用スライドの整理、これから3月までに書く論文の題目決めと目次の作製と連名者の検討、消耗品の発注、学生の実験結果の確認と今後の実験計画の漏れの有無の確認、10月からの授業に関する準備、G-COEに関する環境関連の本の通読、などなど。3月まで時間がとれて順調なら、5,6本は書いておきたいところ。そろそろ黄表紙の英文化を検討していかないと、陳腐化してしまうなあ。JCI年次の投稿項目も考えていかないと。
24 JCI混和材委員会。小型の拘束試験機の結果がキャリブレーション、物品納品の遅れからうまくデータが出せていなかったので、収縮理論に関するプレゼンを主軸に。分離圧、やはり理解してもらえないなあ。大分書き下したんだけども。反省です。11月に掲載される黄表紙の解説を読んでもらうともう少しわかりやすくなるのでは、と期待する次第。
25 M野先生等と勉強会。ちょっと自分の勉強不足について大いに反省。いくつかリーズナブルな仕事をしていただける業者を紹介していただいた。
26-27 家で作業。
28-29 333委員会。あいかわらず面子が濃い、刺激のある委員会。混和材のデータ等々で示唆的な値が出ている。やはり同一のデータからでも解釈がいろいろあるのでおもしろいところ。自分のところのデータは追試もしているし、再現性・精度ともに確認しているので、有る範囲の確度は高いと思っているので、それらに矛盾している点がなんなのかは、追々考えて行きたい。どういう実験条件でこうなるのか、とか。
しかし、高炉スラグ微粉末って各成分比例して溶解しているようには思えないけど、どうなっているんでしょうかねえ。
その後、JCI自己修復委員会へ。個人的には委員会に入っているのだから、負担低減ということは考えなくてよいように思った。やらない人はやらなくて良いし、出来る人はやればよいし、どっかに相乗りして成果が出せそうなら、そういうことをすればよいし。それぞれ、それなりの思い入れというか、こういうことでやってみたいというのがあるはずなので、それを引き出せれば良いと思う。
30 東京。兼松先生と資源循環関連の打ち合わせ。
GIS高いねえ。完璧なデータはないので、なかなかそこで頭がいる。個人的には実験データを自分で作れる材料分野の方が向いているな、と思った。
Spring8に行く予定だったがキャンセル。新しい秘書の方と会う。ちょうど引越と重なる面倒くさい時期になってしまったが、是非、いろいろ頑張っていただきたい。
・書類書き、黄表紙の校正、JCIの文章の英語概略を書くのを忘れていたので、その作成、実験データの整理・評価、学生の進捗状況の確認、実験室内にある正体不明の薬品の調査、材料サンプルの出荷。出張の領収書探し(哀しい)。
9/17/2009
新政権
雑感
・いきなり記者クラブ廃止できなかったのは,なんで報道されなかったのか不明。
・亀井氏を郵政と金融,というのはジョークなのだろうか。ちょっと笑えない。
・日本人は,方向性さえ与えればがんばれる。何が良いかの基準があきらかでないので,官僚が迷走しているだけだと思う。
・出先機関とかダム廃止とかいろいろ出ていますが,身銭を切っても中止するという断固たる方針というのは,小泉もやったような演技として,新政権ではある意味重要なのかもしれない。実質的な損得ではなくて,やり方としての問題。 ただ,これは良く捉えすぎかもしれないけども。
・素人政治というのは,本当に怖い。ジンバブエのようになりかねないところとか。人気がある政策をとりつづけていて100年後にハッピーになれるかどうかは難しい。政策について人気取りをするんじゃなくて,政治家として人気取りをしてほしいんだけども。センセイ方には。
・素人政治ができることは,信頼できるプロを選定して信じて実行することだ。日本人がもっとも不得意なところではあるが。信頼できるプロとして官僚でなくなったのであれば,別な人間をもってくればよい。まさか自分でやろうとはしないでほしいところ。
以下のコピペは,本当かどうかは別として,素人政治の起承転結としておもしろいので掲載。
派遣禁止とか参政権問題とか郵政問題とか,いずれも何かを禁止してすべてがうまく行くような問題ではないので,凸凹でどの辺でまとめるか,というのが重要なんだと。
問題点を整理して,国民に公開した上でものごとを進めてほしいところ。
ジンバブエの簡単な解説(よくあるコピペ)
今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える
↓
とうとう初の黒人大統領が誕生
↓
何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出
↓
大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。
↓
今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出
↓
外資系企業が国外逃亡する
↓
別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る
↓
何もかもの物資が国内で不足するので、「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出
↓
物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。
↓
物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出
↓
「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出
↓
調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する
↓
安定していた経済が、脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。
↓
失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や警察機関も機能しなくなる。政治も収拾がつかず無茶苦茶に。
・いきなり記者クラブ廃止できなかったのは,なんで報道されなかったのか不明。
・亀井氏を郵政と金融,というのはジョークなのだろうか。ちょっと笑えない。
・日本人は,方向性さえ与えればがんばれる。何が良いかの基準があきらかでないので,官僚が迷走しているだけだと思う。
・出先機関とかダム廃止とかいろいろ出ていますが,身銭を切っても中止するという断固たる方針というのは,小泉もやったような演技として,新政権ではある意味重要なのかもしれない。実質的な損得ではなくて,やり方としての問題。 ただ,これは良く捉えすぎかもしれないけども。
・素人政治というのは,本当に怖い。ジンバブエのようになりかねないところとか。人気がある政策をとりつづけていて100年後にハッピーになれるかどうかは難しい。政策について人気取りをするんじゃなくて,政治家として人気取りをしてほしいんだけども。センセイ方には。
・素人政治ができることは,信頼できるプロを選定して信じて実行することだ。日本人がもっとも不得意なところではあるが。信頼できるプロとして官僚でなくなったのであれば,別な人間をもってくればよい。まさか自分でやろうとはしないでほしいところ。
以下のコピペは,本当かどうかは別として,素人政治の起承転結としておもしろいので掲載。
派遣禁止とか参政権問題とか郵政問題とか,いずれも何かを禁止してすべてがうまく行くような問題ではないので,凸凹でどの辺でまとめるか,というのが重要なんだと。
問題点を整理して,国民に公開した上でものごとを進めてほしいところ。
ジンバブエの簡単な解説(よくあるコピペ)
今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える
↓
とうとう初の黒人大統領が誕生
↓
何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出
↓
大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。
↓
今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出
↓
外資系企業が国外逃亡する
↓
別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る
↓
何もかもの物資が国内で不足するので、「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出
↓
物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。
↓
物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出
↓
「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出
↓
調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する
↓
安定していた経済が、脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。
↓
失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や警察機関も機能しなくなる。政治も収拾がつかず無茶苦茶に。
休暇とか・・・
家族におけるシビアコンディションを解消すべく,休暇をとりました。
サイパンにちょっと行って参りました。写真のとおりであります。
今回の旅行で知り得た知識は以下のとおり。
・サイパンの天気予報は役にたたない。サイパンには気象台が無いので,日本のネットワーク上のサイパン天気はほとんど意味がない。(Yahooとか)
・米国の情報は,役に立つ。グアムの基地では情報を仕入れているので,海外情報経由で見てみたほうがよい。
宿泊したのは,フィエスタホテル
・コインランドリーはある。(地球の歩き方と違う)
・ネットワークが北側の客室にも無い。(地球の歩き方,ホテル内のカタログと違う)
・ワイヤレスLANはホテルのフロント前で利用できる。
・部屋の中のリーフレット上の値段と実際のルームサービスの値段は異なる。(安いものもある。)
・中華料理の店にはコース料理が無い。(地球の歩き方と違う)
・中華料理店に点心は無い。(地球の歩き方と違う)
・北京ダックは皮だけでなく身も入っていたけど,まあ,おいしい。
・ホテル内の水は,海水のイオン交換水で海のにおいがするが,一応,飲料水。子供の哺乳瓶をあらっても問題はなかった。ただし,ミルク用の水は購入した。
・ホテル内のテレビにサイパンの天気予報は流れている。
その他
・中華料理 ハピネスは,予想を超えておいしかった。点心もよいし,スープもうまい。
・量がはんぱなく,多い。
・アジア雑貨 アジアンアクセントはバリのものがメインであって,サイパンのものとは限らない。
・ヴェトナム料理 サイゴンヴェトナムレストランはつぶれてた。(地球の歩き方と違う)
・ABCストアのおにぎりは気になったが,たべなかった。
・DFSはシャトルバスで移動というので遠いのかとおもったら,非常に近かった。
・サイパンダって誰のデザインなんだろう。
・日本語があまりにつかえるのでびっくりした。
ちなみに,3日のうち2日は台風だったので,普通におとなしくしてました。ネットの調子が悪かったので,あまり外部の方との疎通が図れませんでしたが。
いいところです。子供が大きくなったら,もう一度行きたい。
9/10/2009
9/1-9/11
夏休みというのに,時間がとれない。アルミネート系の反応について吟味したいのだが。何も出来ていない。
そういえば,セメント技術年報1980年の内川氏の論文とか,2008年白神先生のダイナミックTGの論文などを読むと,アルミネート系の水和物の定量の話は興味深い。
やりたいのだが,機器をそろえるのにまた時間がかかるなあ。
リートベルトでも結構,定性的な傾向は出ているので,大まかにモデリングにすすむという手はあるかもしれないな。
X線回折装置が入るので,結晶学の本を読みなおしている。3,4冊読んだが,逆格子の概念はすばらしいと思うのだが,結晶をみてX線の回折をイメージできるには,遠く及ばない。
本屋で横目でみていた模型を買って,基礎的な奴から順繰りに組み立てて遊んでいる。とはいっても,夜なべしてなので,なかなかすすまない。
最近,FT-IRが気になっている。吸着挙動について,これで状況を確認したい。論文を読みまくっている。近藤精一先生について,多田さんにご教授いただいたので,探しては読んでいる状態。
ASCOTのひび割れ委員会で気になったので,複合則の論文をCiNiiで引っかかるだけ読んでいて気づいたのだが,収縮のモデルで作用面積に含水率を用いたのは,馬場明生先生が最初の様だ。てっきり後藤孝治氏だとおもっていたのだが,1975年時点で,どうやら九大の修士論文の中に出ているようだ。
収縮の駆動力を同定しようというアプローチは当時の日本では最先端だろう。
複合則理論の方が有名だが,複合則理論は個人的には承服しかねる部分も多い。そもそも,モデル化の仮定がいろんな現象をすっ飛ばしていて,何に値をあわせているんだか,SCA解析なんだかも,明瞭でなく,むにゃむにゃしている。修士以後,ずっと同じ手法にとらわれているのも,なんだちょっと切ない。
多分わかっていたやっていたのだと思うが,そういうことをする必要はなかったのではないか。
馬場氏の論文でもう一つすばらしいのは,木材やれんがなど,他のものも包括した支配方程式を導出しようとした心意気であろう。
G-COEの講義についていくつか深くコミットしなくてはいけなくなった。環境学にはまったくの素人であるので,なかなかに厳しい。新幹線では,環境学の本を読むことにしているが,書く人の主軸を良く理解してから読まないと,頭の中がふらふらになる。人によっても,眠くなる人がいて困ったものである。
3日は東京の外装材の委員会。なんとなく,霞が晴れて来つつあるかな。といいつつも,外装材のクリティカルポイントが得られているわけではない。施工状態もかなり影響をもつ部分なので,落としどころはわからない。でも,とりあえず実験をやってみた,というところに価値が出てきたと思う。
5日は友人が家に来た。
6日は,大学。新4号館の図面はまだ確定していない。いろんな部分で調整が必要で,出張が多かったので溜まっていたものを全部,メモ書きして設計者に送り出した。その他G-COE関連の書籍を読む。
7日この日はゼミ。猪飼さんの実験がやはりうまくいかない。測定手法に根本的な問題があるのかどうか。インバーなどをつかって,もう一度見直し。 そういえば,超音波試験機が届いた。縦波・横波で剛性評価に使うつもり。凝結とか,薬との相性とか,自己収縮挙動などなどの評価ツールとして活用していきたい。
8日ASCOTひび割れ委員会。個人的には,T本油脂さんと実験ができるので満足。委員会全体では,あまり深くやろうとしても理解してもらえない部分も多い。今回は吉兼さんの話が聞けた。なかなか市場原理どおりなのか,そうでないのか,生コンの今後は悩ましい。
10日 JCI膨脹委員会WG2 午後は教室会議,その後,シスメックスとのやりとり。Hydrosorbのメンテナンスが予想を超えて高かったので,今後の方向性と事実関係の確認。2,3年に一度,50万のメンテナンス費がかかるのは,やはりちょっときつい。今年はどうしたものか考えないといかん。試験機としてクリティカルになったわけではないが,やはり,メンテが必要と思われるので,考えどころ。
その他:
教員個人評価の優秀実績者に今年も選ばれました。万歳。
海外の研究ファンドの審査委員などに選ばれることが増えました。別に英語論文投稿しているわけではないので,日本のどなたか,私に仕事まわしてませんか・・・?どっちかというと私が申請したいんですが。
そういえば,セメント技術年報1980年の内川氏の論文とか,2008年白神先生のダイナミックTGの論文などを読むと,アルミネート系の水和物の定量の話は興味深い。
やりたいのだが,機器をそろえるのにまた時間がかかるなあ。
リートベルトでも結構,定性的な傾向は出ているので,大まかにモデリングにすすむという手はあるかもしれないな。
X線回折装置が入るので,結晶学の本を読みなおしている。3,4冊読んだが,逆格子の概念はすばらしいと思うのだが,結晶をみてX線の回折をイメージできるには,遠く及ばない。
本屋で横目でみていた模型を買って,基礎的な奴から順繰りに組み立てて遊んでいる。とはいっても,夜なべしてなので,なかなかすすまない。
最近,FT-IRが気になっている。吸着挙動について,これで状況を確認したい。論文を読みまくっている。近藤精一先生について,多田さんにご教授いただいたので,探しては読んでいる状態。
ASCOTのひび割れ委員会で気になったので,複合則の論文をCiNiiで引っかかるだけ読んでいて気づいたのだが,収縮のモデルで作用面積に含水率を用いたのは,馬場明生先生が最初の様だ。てっきり後藤孝治氏だとおもっていたのだが,1975年時点で,どうやら九大の修士論文の中に出ているようだ。
収縮の駆動力を同定しようというアプローチは当時の日本では最先端だろう。
複合則理論の方が有名だが,複合則理論は個人的には承服しかねる部分も多い。そもそも,モデル化の仮定がいろんな現象をすっ飛ばしていて,何に値をあわせているんだか,SCA解析なんだかも,明瞭でなく,むにゃむにゃしている。修士以後,ずっと同じ手法にとらわれているのも,なんだちょっと切ない。
多分わかっていたやっていたのだと思うが,そういうことをする必要はなかったのではないか。
馬場氏の論文でもう一つすばらしいのは,木材やれんがなど,他のものも包括した支配方程式を導出しようとした心意気であろう。
G-COEの講義についていくつか深くコミットしなくてはいけなくなった。環境学にはまったくの素人であるので,なかなかに厳しい。新幹線では,環境学の本を読むことにしているが,書く人の主軸を良く理解してから読まないと,頭の中がふらふらになる。人によっても,眠くなる人がいて困ったものである。
3日は東京の外装材の委員会。なんとなく,霞が晴れて来つつあるかな。といいつつも,外装材のクリティカルポイントが得られているわけではない。施工状態もかなり影響をもつ部分なので,落としどころはわからない。でも,とりあえず実験をやってみた,というところに価値が出てきたと思う。
5日は友人が家に来た。
6日は,大学。新4号館の図面はまだ確定していない。いろんな部分で調整が必要で,出張が多かったので溜まっていたものを全部,メモ書きして設計者に送り出した。その他G-COE関連の書籍を読む。
7日この日はゼミ。猪飼さんの実験がやはりうまくいかない。測定手法に根本的な問題があるのかどうか。インバーなどをつかって,もう一度見直し。 そういえば,超音波試験機が届いた。縦波・横波で剛性評価に使うつもり。凝結とか,薬との相性とか,自己収縮挙動などなどの評価ツールとして活用していきたい。
8日ASCOTひび割れ委員会。個人的には,T本油脂さんと実験ができるので満足。委員会全体では,あまり深くやろうとしても理解してもらえない部分も多い。今回は吉兼さんの話が聞けた。なかなか市場原理どおりなのか,そうでないのか,生コンの今後は悩ましい。
10日 JCI膨脹委員会WG2 午後は教室会議,その後,シスメックスとのやりとり。Hydrosorbのメンテナンスが予想を超えて高かったので,今後の方向性と事実関係の確認。2,3年に一度,50万のメンテナンス費がかかるのは,やはりちょっときつい。今年はどうしたものか考えないといかん。試験機としてクリティカルになったわけではないが,やはり,メンテが必要と思われるので,考えどころ。
その他:
教員個人評価の優秀実績者に今年も選ばれました。万歳。
海外の研究ファンドの審査委員などに選ばれることが増えました。別に英語論文投稿しているわけではないので,日本のどなたか,私に仕事まわしてませんか・・・?どっちかというと私が申請したいんですが。
9/02/2009
ミスミ
最近,試験機を作ることが増えてきて,図面を考えるのがおっつかなくなりつつあります。
細かい部品等の発注は,時間と金がかかったのですが,Misumiのオンライン発注は便利で良い感じです。おすすめです。
細かい部品等の発注は,時間と金がかかったのですが,Misumiのオンライン発注は便利で良い感じです。おすすめです。
9/01/2009
AIJ雑感
CONMOD09 8月23~26日
Delftの友人 Ye Guangが来ていたので,大学を見せるのとひつまぶしを紹介した。中国人には,ひつまぶし,結構ヒットのようでした。
研究のスタンスは,デルフトの時から両者は大分隔たりがあったのですが,最近の研究テーマ,とくに高炉の部分というのはディスカッションがあって面白かったですね。
自己修復コンクリートの話や軽量骨材関係の話も,わりとかぶる部分があいかわらず多いので,うまくいけば共同研究を張れるかな,という感じ。
しかし,マイクロラボの予算規模は,すごいですね。普通に数億円ですからね。
ただ,お金が自由に使えないって,こぼしてたけど・・・。
AIJ大会 8月26日~29日
AIJ大会は仙台でした。いろいろタイミング的にかぶっていて,這々の体でたどり着いた感じ。
骨材関係のデータが多く出てきました。一回忘れられた文化だ,というのは今本先生がJCIでご指摘した通りで,戦前では日本でも普通にディスカッションされていたのに,あるいは70年代より前の論文でも考えている人が多かったので,いつのまにか消えちゃった。
でも,データがまた出始めたのは良い。Tセメントチームの微粉にすると収縮低減効果が無いという結果は,メカニズムを考える上では面白い。
今回,猪飼さんの発表で解析で追えるかとおもったのですが,ひび割れを考慮しても,結局平均化した値で評価すると相似則になってしまってうまく引き出せなかった。
司会の今本先生のご指摘の仕入先生の論文を読んでみたが,たしかにこういった考え方は起こりうるとおもって解析したんだが・・・・。
仕入先生が使っている骨材のヤング率は相当に小さいので,データが整合しているといっても問題はあるように思う。
我々の推察では,骨材周囲の遷移帯が相当にクッションの役割をになっているんだ,ということになる。なかなか検証が難しい。
でも,まあ,ペーストからコンクリートをつなぐっていうことをちゃんとやっても良い時代。
是非,実験・解析から解明したいところ。
中性子のセッションで,発表された木材中の釘の応力測定はいかしてる。可能性が相当にある研究。長期挙動,乾湿の影響,錆びの影響などがとれると面白い。
あとは地震時の釘の応力なんていうのは,本当にいけてる。
ただ,RESAって結構データとるのに時間かかるので,むずかしいかな。
その他
今回は建築材料では仕上げ,環境関係がやや増えたかな。コンクリートのセッションはぼちぼちでした。なんか,メカニズム的な研究というのがほとんどなくて,データ取ったらこうなりました,というのが多くで聞いてて疲れた。
JASS5とか大臣認定とか,本来は考えて設計するもののように思うんだが,結局ルールありきでデータをとってて,なんだか主旨とちがってきているのではないか。データが適合すればOkみたいな風潮,その極端な例が火災規格関連の事件だと思うが,困ったものだと思う。
ルーチン実験を,学生つかって大学でやることはないと思う。
そもそも,建築材料系の教員が少なくなっているので,特に若手はメカニズムとか原理とか,なぜ,問題がおこるのか,新しい材料設計とはなにか,とかそういったクリエイティブなことにシフトしていかないと。
大学の先生まで,指針づくりのデータをとることは無いでしょう。ああいういのは,建築研究所とかゼネコンとか,国の金を使って,決まった手続きでやればよいのでは,と。
(ゼネコンの研究所が縮小気味であるときに,こういったことも一部の大学でやるのはやむを得ないのではとの意見をいただきました。個人的には,そういうのこそ試験所とかコンサルに金を払ってやるべきで,最終的には施主が負担すべきもののような気がしますが,反省として消します。)
論文ネタが無いからかもしれませんが,手法ありきの研究が増えてきましたね。分析系。
別に技術の向上という意味で,否定はしませんが,結局それでなんなんだよ,とつっこみたいようなものも。
マニアックなパートで世界で初めてのデータを取るというのも快感なので,時として私もそちらの方向に心奪われることもあるが,そうはいっても,基本的に水和から構造性能を予測するためのパーツ以外は,現在のところ触れてない。
論文の立ち位置と意味合いくらいはしっかりしておきたいところ。
(私の想像力が無い,という批判もあるかもしれません。そういう場合は,方向性とか,何につかうのか,とかあるいは結論の書き方は工夫していただきたいところです。自戒もすべきですが・・・)
水分移動のデータとりまとめに,潜熱の影響を持ち出した人がいましたが,もう少しオーダーの議論とか工学的判断とか,データの取り扱いとか考えた方がよかったですね。化学ポテンシャルの算出で293K をつかっていて,そこに0.2度程度の誤差があったとしても1/1500くらいの差異なわけで・・・。
まあ,あまり,そういうのに詳しく無い人なんだろうし,しょうがないんですが。代入計算くらいはできるんじゃないか。
乾燥収縮試験のV/Sについては,V/S比の意味合いから考えて関数系をつくらないといけないんでしょうね。
ま,計算でコンクリートの収縮出すのが早いとおもいますけど。
FEMで遷移帯いれるのは,ちとしんどいかなあ。
Delftの友人 Ye Guangが来ていたので,大学を見せるのとひつまぶしを紹介した。中国人には,ひつまぶし,結構ヒットのようでした。
研究のスタンスは,デルフトの時から両者は大分隔たりがあったのですが,最近の研究テーマ,とくに高炉の部分というのはディスカッションがあって面白かったですね。
自己修復コンクリートの話や軽量骨材関係の話も,わりとかぶる部分があいかわらず多いので,うまくいけば共同研究を張れるかな,という感じ。
しかし,マイクロラボの予算規模は,すごいですね。普通に数億円ですからね。
ただ,お金が自由に使えないって,こぼしてたけど・・・。
AIJ大会 8月26日~29日
AIJ大会は仙台でした。いろいろタイミング的にかぶっていて,這々の体でたどり着いた感じ。
骨材関係のデータが多く出てきました。一回忘れられた文化だ,というのは今本先生がJCIでご指摘した通りで,戦前では日本でも普通にディスカッションされていたのに,あるいは70年代より前の論文でも考えている人が多かったので,いつのまにか消えちゃった。
でも,データがまた出始めたのは良い。Tセメントチームの微粉にすると収縮低減効果が無いという結果は,メカニズムを考える上では面白い。
今回,猪飼さんの発表で解析で追えるかとおもったのですが,ひび割れを考慮しても,結局平均化した値で評価すると相似則になってしまってうまく引き出せなかった。
司会の今本先生のご指摘の仕入先生の論文を読んでみたが,たしかにこういった考え方は起こりうるとおもって解析したんだが・・・・。
仕入先生が使っている骨材のヤング率は相当に小さいので,データが整合しているといっても問題はあるように思う。
我々の推察では,骨材周囲の遷移帯が相当にクッションの役割をになっているんだ,ということになる。なかなか検証が難しい。
でも,まあ,ペーストからコンクリートをつなぐっていうことをちゃんとやっても良い時代。
是非,実験・解析から解明したいところ。
中性子のセッションで,発表された木材中の釘の応力測定はいかしてる。可能性が相当にある研究。長期挙動,乾湿の影響,錆びの影響などがとれると面白い。
あとは地震時の釘の応力なんていうのは,本当にいけてる。
ただ,RESAって結構データとるのに時間かかるので,むずかしいかな。
その他
今回は建築材料では仕上げ,環境関係がやや増えたかな。コンクリートのセッションはぼちぼちでした。なんか,メカニズム的な研究というのがほとんどなくて,データ取ったらこうなりました,というのが多くで聞いてて疲れた。
JASS5とか大臣認定とか,本来は考えて設計するもののように思うんだが,結局ルールありきでデータをとってて,なんだか主旨とちがってきているのではないか。データが適合すればOkみたいな風潮,その極端な例が火災規格関連の事件だと思うが,困ったものだと思う。
そもそも,建築材料系の教員が少なくなっているので,特に若手はメカニズムとか原理とか,なぜ,問題がおこるのか,新しい材料設計とはなにか,とかそういったクリエイティブなことにシフトしていかないと。
大学の先生まで,指針づくりのデータをとることは無いでしょう。ああいういのは,建築研究所とかゼネコンとか,国の金を使って,決まった手続きでやればよいのでは,と。
(ゼネコンの研究所が縮小気味であるときに,こういったことも一部の大学でやるのはやむを得ないのではとの意見をいただきました。個人的には,そういうのこそ試験所とかコンサルに金を払ってやるべきで,最終的には施主が負担すべきもののような気がしますが,反省として消します。)
論文ネタが無いからかもしれませんが,手法ありきの研究が増えてきましたね。分析系。
別に技術の向上という意味で,否定はしませんが,結局それでなんなんだよ,とつっこみたいようなものも。
マニアックなパートで世界で初めてのデータを取るというのも快感なので,時として私もそちらの方向に心奪われることもあるが,そうはいっても,基本的に水和から構造性能を予測するためのパーツ以外は,現在のところ触れてない。
論文の立ち位置と意味合いくらいはしっかりしておきたいところ。
(私の想像力が無い,という批判もあるかもしれません。そういう場合は,方向性とか,何につかうのか,とかあるいは結論の書き方は工夫していただきたいところです。自戒もすべきですが・・・)
水分移動のデータとりまとめに,潜熱の影響を持ち出した人がいましたが,もう少しオーダーの議論とか工学的判断とか,データの取り扱いとか考えた方がよかったですね。化学ポテンシャルの算出で293K をつかっていて,そこに0.2度程度の誤差があったとしても1/1500くらいの差異なわけで・・・。
まあ,あまり,そういうのに詳しく無い人なんだろうし,しょうがないんですが。代入計算くらいはできるんじゃないか。
乾燥収縮試験のV/Sについては,V/S比の意味合いから考えて関数系をつくらないといけないんでしょうね。
ま,計算でコンクリートの収縮出すのが早いとおもいますけど。
FEMで遷移帯いれるのは,ちとしんどいかなあ。
8/17/2009
最近の読書
気づけば,最近,結構本を読んでいるのだが,紹介ができなかった。
まず,一つめ。「天才」。IQ信仰以降の「天才学」が対象でいかにして環境が人をつくるか,ついて言及したもの。いわゆる成功となるためにはどういった環境が必要だったか,という点が個別から体系化へのステップを踏んで記載されている。
習熟には1万時間が必要,ソーシャルスキルは家庭ではぐくまれる,時代的タイミングの問題,等々がかかれているが,いずれもしっくりくる内容。
なんというか,子供も出来たことを踏まえたり,あるいは,自分を振り返ったりしながら読むと面白いです。
ホリエモンのブログで知った本。竹中平蔵のアメリカべったり政策は,時として選択的に利益が生じたりしたし,本当の公益とは何か,という議論がとりのこされていたりしたので,かならずしも評価されていない。一方,どんな議論にも客観的な事実にもとづき,反論するさま,また,頭の回転の速さは目を見張る。テレビに出てくる噂だけを拾ってコメントする人たちとは,そりゃあたりまえだが,全然違っていて,それなりの情報がある。
と,そんな考えを抱いたときに読んだ本。非常に原理的に社会・お金について記載してあって,学生には是非読んでもらいたい。工学をやるのなら,お金のことも考えないと駄目です。教育も研究もお金がかかるし,お金をかけたらそれだけの生産性を示さないといけない。それが社会的責任。
選挙の前に一人でも,学生が読んでくれたら,と思う。
これ,前にも紹介したかな?
読み直してもそれなりの発見がある。統計上の有意,ということがこれだけの情報戦になったときにいかに重要か,ということが示される。「天才」に示される結果が直感的なもののうらづけであるのにたいして,ここでは,超大量のデータがいかに直感とは独立の結果をもたらすかを示す。
結構,研究についての立ち位置もこれで,少し動いたかもしれない。
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