学生の受賞は,指導教員としては非常に励みになる。
昨年度,I君の論文は,相当にインパクトのある論文だと自負して投稿したのだが,残念ながら受賞に至らなかった。悔しさは,I君よりも私の方が大きかったかもしれない。
今年は,I君はポアソン比に関するデータと分析の結果を報告したのだが,ようやく雪辱を果たした。実は途中まで,電力中央研究所の河角博士のデータの存在を忘れていて,途中でI君が持ってきて,博士の時に読んだのを思い出した。さすがは,電力中央研究所のデータですばらしいものである。
それでも,水和とかと連結して,モデルに利用しやすい形でデータをとりまとめたので,それが評価されたのではないかと思う。
M淵先生のご質問はもっともなことである。あの発表するなら,マスコン解析に入れてみればよかった。すぐに結果は出るわけで,間違い無く違いがでるし,隅角部の問題も少なくなるわけで,良いことも多かったはずなんだが,なまけていてそれをやらなかった。
I君自身は,FEMをつくっていないので,うまく説明できていなかった。
クリープポアソン比の問題は,普通の増分型にもっていくのはしんどい。広大のS藤先生がBazantの式をもってきて,紙の上で解いて見せてくれたことがあるが,その書類は今も手元に残っているが,まだFEMには反映できていない。
今年後半から,解析については,集中的に取り組むので,そのときにやってみたい。
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