7/23/2010

14C 検討

理学部の先生方と14C,13C,18Oについて,実構造物の分析を進めている。コンクリート中の空気・水の交換作用がどのような形になっているか,というのがだいぶんわかってきた。
同位体分別を評価するということは,実は強力なツールになりそうである。

これを通じて,実構造物と促進炭酸化で大きくことなる現象が何か,ということも議論を重ねてきてだいぶんわかってきた。
特に,実構造物上の固有の現象というのが,非常にシンプルなモデルで説明できることに気づいたので,そのモデルについてディスカッションしたが,高校生にもわかるレベルでありつつ,かなり網羅的に現象を説明できそう。

実構造物に特徴的なこの現象が,複数建物で検証できつつあるので,9月末には,海外ジャーナル投稿を目指すということで,合意。
こういう協業で非常にはやいスピードで論文化できる,というのは刺激になる。
やっぱり,もっと特異分野で協業して,欧米なみの研究スピードを持つということは重要な気がする。

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