黄表紙3月号は,超高強度の初期応力,初期欠陥に関する論文のその2が掲載される。
部材断面で,柱軸と直角方向の応力を検討した論文で,古くはJCI時間依存性の委員会のシンポジウムで発表した論文がスタートだった。
発見,の論文で示唆したものを解析・実験の両面から明らかにしたもの。
これで,自己収縮の部材への影響については一段落で,計6本の大作になった。広大で佐藤先生のご教授を得て以降の成果である。科研の若手(A)「超高強度コンクリートを用いた実大RC部材の検証」の成果ということで,審査していただいた方々にご理解いただければと思う。
・ひび割れ発見
・圧縮主筋の降伏問題
・初期応力・初期欠陥その1(夏・冬のひび割れリスクの相違)
・収縮の冬期が大きいことの詳細な検討(寺本筆頭)
・膨張材・収縮低減剤による鉄筋周囲のひび割れ抑制(鈴木氏筆頭)
・初期応力・初期欠陥その2(軸垂直方向応力,縦ひび割れ問題)
英文化もそろそろ検討しなくてはいけないな。
2月は,論文を黄表紙に2編投稿した。収縮関連。これは,材料的な奴で私が博士論文にとりかかってから,ずっと構想をねっていた論文なのでマニアックです。新しいシリーズの幕開けになります。
これも結構な大作になる予定。
超高強度関連の論文を1本提出してあったのだが,提出時にそうとうひっかかっていた。
結局,今月投稿した論文で自分の論文を否定することになってしまった。こんなに早くものごとがひもとけるとは思っていなかった。論文は取り下げをお願いしようと思う。査読委員会の方々にはお詫びしないと。
水和関連を早くとりまとめなくては,と思いつつもう1年が過ぎた。いい加減にしないと風化してしまうなあ。住宅局助成の報告書とりまとめもあるので,今月中には目途をつけたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿