7/29/2008

Fortranでの図形描画

以前,広大の時のホームページにもFortranの図形描画について,書き込んだことがあるのだが,広大のサーバーが更新された時点でなくなってしまった。

Fortranで図形を描画するには,Intel Visual Fortranの利用を前提とするとQuickWindowプログラムで可視化が可能だし,APIもそろっている。

これを,ちょっときれいに書きたいな,というときにはPGPLOTというツールがあって,これを使うと簡単に二次元のコンター図が書けるようになる。うちの4年生が,すでにフレームのFEM解析のポスト処理につかっているくらい(彼は4年のはじめからプログラムを始めたばかり)なので,かなり簡易であることがわかるでしょう。
http://www.astro.caltech.edu/~tjp/pgplot/
http://www.fluidlab.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/~minnie/pgplot/

Intel Fortranで使う場合には,一度ソースファイルをライブラリプロジェクトに入れ込んでコンパイルする必要がある。おそらくワーニングが3つほどでるが,無視しても問題が無い。

私個人では,ポスト処理としては,Borland C++ Builder + TChart という組み合わせで,OpenGL経由で可視化していたのだが,Borlandのヴァージョンアップをさぼっていることもあって,いじるのが面倒くさくなってきた。

FortranからWindowsのAPIをたたくのでも良いし,PGPlotで3次元のラッパーライブラリをつくるのでもよいけれど,いかんせん時間がかかる。たぶん,丸1日仕事。

で,いろいろ探した結果ここの方が作成しているElViewというのを見つけた。
3次元の方は,インプットファイルを作成するライブラリと,閲覧用のOpenGLViewerの組み合わせで成り立っていて,非常に簡易。
プログラムから,外部プログラムを呼んで実行してもよいし,連番で解析結果を出力して,あとから評価してもよい。
解析でひび割れを表現するくらいなら,主ひずみベクトルとひび割れに相当するひずみを呼び出して,
主ひずみベクトルに直行する平面上にひずみ量に比例する円を描けば良い。


ポスト処理もまあ,しばらくはこれでやってみようかと。

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