5/14/2009

5/4~5/14

GWの後半は,胃腸の調子が悪くてずっと,家にこもっていた。時間依存ひび割れモデルを組み込んだ2次元FEMの開発が大分進んだ。最初,ひび割れたエレメントの剛性マトリクスに必要なテンソル計算が間違っていて,なんだか,X方向ばかりにひび割れが入っていたが,それも今週には解決した。

五十嵐にPGPLOTのサブルーチンを作製してもらい,それを組み込むことで各ステップのひび割れ進展状況が画像ファイルで確認できるようにした。
と,言いつつ,実はこの時間依存ひび割れモデルを応力やひずみで検証するのは難しい。簡単な実験を補足で行うことにした。7月くらいまでにはデータがでるとよいなあ。

高炉の水和率のデータを根本から取得する環境を作る必要がある。ドラフトチャンバーが一番でかい買い物かな。後は,薬品管理が多様になるので,きちんとしなくては。早めに決断しないと。

コンクリートの圧縮強度というのは特性値なのだが,それが,基準法レベルで影響を持っているので,場合によっては非常に大きなインパクトになる。しかし,この特性値を根本から考えようという人は少ない。そういう意味で,圧縮強度の数値解析やコンクリートの構成則の議論は,再度評価されるべきかもしれない。今後,1万年コンクリートとか,原子力の建物とか,極めて厳しい環境や基準における材料品質評価を目的として,こういった研究は,もう一度サイエンティフィックに取り組む必要がある。しばらく,種まき的に勉強をしようと思う。

今年,X線回折装置だけでなく,うまくいえばTGが購入できるかも。ダイナミックの奴で再現性が高いものが良いなあ。やはり,高い製品はそれなりの価値がある。水和のデータ定量を考えると,ぐっとかがんで良いものを購入する必要がある。いろいろ話を聞くと,やはり垂直型の奴が良いみたいだ。つり下げ,キャンチの奴はどうも,繰り返し精度が低いらしい。

最近,超音波測定について勉強を始めた。かなり広がりのある試験方法だ。結構良いかも。

C-S-Hの合成,新潟S先生は5年位前から,ご自身のチームで実行している。なかなか自身がないんだよなあ。どうしたものか。

今日,やっと特許出願を行った。12月からなので5ヶ月の難産だったなあ。

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