3月23日 建築学科の将来計画に関する委員会
・大学は,22歳までの人間を教育する専門機関ではなく,知の集積・文化の深化を目指す場所
・大学は行政機関ではないので,フィードバックを重視する。文化・学問は押しつけだけで成長するものではない。
・建築行政,建築設計,等々も押しつけでは限界がきている。そもそも,責任を国,県,設計者に追わせるのでも良いが,契約の主体は人々であるので,建築とはどういうものであるかを知らなければ,建築文化の高度化はすすまない。
ASCOTひび割れ委員会
どこも似たようなことをやっていますな。
・収縮の大きいといわれる骨材を,そうでない骨材と混合して利用することを提案した。再生骨材で,低品質骨材の利用で行われた研究そのもの。長滝・佐藤先生らの研究が生きるが,そうはいっても,骨材群としてどのように性能評価するかが鍵だが,いまのところ難しいか。再生骨材は付着物が一般的なモルタルであったので,吸水率をパラメータにしてもそれなりの歩留まりが見込まれたのだが。
生コン側も金銭的に難しいという話があるが,骨材業者が連合して品質別に出荷すればよいのではないか。(まあ,運賃の問題などもあるだろうが。)もし,そういった助け合いを行わないのであれば,骨材自体が選別されるということは,施主が希望する限り八百屋で果物を選ぶのと同じなので,留めようがないのでは。
・そもそも骨材に水をいれて抜けるから収縮するので,絶乾のままか,別の薬いれとけばよいのではないか,という話もある。
3月24日
骨材の影響を評価するためのFEMをつくっていた。そろそろ学生にもプログラムを担当してもらなわないと,首がまわらない。こまったもんだ。
3月25日
卒業式。謝恩会で学生からひげそりもらった。やっぱり,はさみで切るのは汚いのか。
ありがたくつかわせてもらう。
3月26日
学生があまり来ていなかった。教室会議が長引く。新1年生の研究室紹介を行った。
3月27日
AIJ,中性子委員会。京大原子炉の森先生とニーズ・シーズの意見交換。水和生成物の詳細がいろいろわかりかけているので面白い。C-S-Hの中性化って,最近のコンクリートみていると結構影響が大きい気がするので,研究を開始することにした。
建築の端っこでかなりマニアックな議論ができたので楽しかった。
3月28日
大学が停電。いきなりいわれるので困る。実験の都合もあるのに。
名大ってこういうコントロールができていないところが不満。建物自体が古いのでしょうがないのかもしれんが,もうすこしなんとかならんのか。
学生のご両親が挨拶にいらっしゃった。
3月29日
家でFEMを作っていた。いやあ,あたりまえなんだが,セメント硬化体って60%RHで3,4000μもひずむんですが,割れますなあ。解析して改めて確認。
しかし,セメント硬化体が割れる,ひび割れるっていうのは本質的になんなんだろう。
摩擦材料であることを考えると,ひび割れによって性状が一方向に卓越することが問題なんだろうか。
3月30日
本日から,中性子のデータの分析。いや,こりゃしんどい。
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