油断すると、すぐ1ヶ月です。やれやれ。
この間のことを少し書いてみます。
7月18日は、JCIのアルコツのシンポジウムがあったので参加してきました。先日の方向のように原子力分野では、コンクリートのアルカリシリカ反応がホットな話題となっており、特に、発症リスクの同定と、発症後の維持管理をどのようにしていくか、ということの手法論の構築が目下の課題点です。
原子力で特に日本の構造物を対象とした場合には、水分供給が塗装、室内条件といったことから限定的なので、急激な膨張は考えにくいことから、どのようなモニタリングでどのように性能検証をすすめていくかという議論が必要です。
伊方原発の事例は世界に類をみない手法であるので、世界に認知されるものであるとともに、引き続きの部材のデータについて、詳細な検討、手法論の検証などに展開されることが期待されます。
そういった観点でシンポジウムを拝見していましたが、どちらかというと新工事のための骨材選定のあり方、という従来的観点の視点のとりまとめに偏っていたので、残念でした。少し、構造的観点の評価がありましたが、時間軸をどう考えるのか、性能評価をどう考えるか、という観点のコメントは少なかったように思います。
原子力と言葉の使い方も違うので、Aging Managementとしてどう考えるか、ということが別途取り扱われるとよいかな、と思ったという次第です。
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