一宮市役所は、昭和5年に建築された愛知県で最初のRC造です。残念ながら、改築ということになり、先月に解体が開始されました。清水建設さんのご厚意で、この建築物の分析をさせていただくチャンスをいただいたので、コア抜きをして強度分布や含水率分布を取らせていただくことにいたしました。
もちろん、これは、現在持っている予測コードの検証に使われるだけでなく、近い将来に実施されるであろう、某プロジェクトに関する布石でもあります。
併せて昭和38年の部材もコア抜きさせていただきましたが、こちらの方が完全に低強度コンクリートでした。
現在、修士の伊藤君が分析を実施しており、近々とりまとめができる予定です。チラっと見ましたが、含水率分布はすばらしい精度でとれています。本当ですか、っていうくらい。
強度のばらつきはそこそこありましたが、それでも、傾向があるので、高経年評価にも応用可能なデータになっています。
どこかで発表していこうかと思います。
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