8/18/2010

近況 その2

・英語での対外発表について,もう少し精力的に行おうと決意した。いろいろ原因があるが,やはり,技術は対外的にも出していかないと,日本のプレゼンスとして問題だと思うからである。
英語の能力は上がらないのがだが,最近はいろいろ便利なツールが開発されている。英字郎なんかもすごいツールだが,今回は対訳くんというアプリケーションを購入した。
例文の中から,正しい使い方をセレクトしていくというコンセプトのアプリケーションで,英訳例をたくさん登録していくと,自分なりの独立したツールになる。これは,論文という特殊用途においては,かなり良い手法のツールではないかと思う。ちょっと高いが,購入したので,しばらく使いこなしてみようと思う。また,報告する。

・お盆中に新しい試験装置が導入された。質量式の吸着等温線測定装置である。こういった装置はBell社が有名だが,定容法でカンタクローム社を選んだので,同一の会社のものにした。日本第一号ということで,立ち上げに時間がかかるということで,とりあえず,試しの1回目を行っている。シンプルな測定なので壊れることはあまりないだろう。湿度調節だけは,気にかけたいところだが。水も窒素バブリングの必要はあるかもしれない。
湿度一定の温度変化ができるとか,温度一定で処女脱着線からデータがとれるなど,いろいろ良いところが多い。欠点は時間がかかること。脱着線だけでも,1週間くらいは覚悟しなくてはいけないかもしれない。
本格的な運用は3ヶ月後くらいを目標にしたい。

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