豊田講堂の改修工事がそろそろ終わりそうだ。槇文彦の初期の傑作で,施工はT工務店が行っている。今回の改修工事もその流れを受けて,T工務店だ。
コンクリートの型枠には,表面に木目をつけるため,杉板が使われたが,今回どうような形で高強度で増し厚して補強を行った。(かぶりが少なく中性化が激しかったのだ。)
杉板をダイレクトに使うと,アルカリに触れて樹液が出てしまい,表面にダレが生じてしまうそうなのだが,それを防ぐために,アルカリ溶液の中に型枠をつけ,樹液をだして用いたと聞いた。
かなり,金がかかっている細工で,さすが豊田講堂(トヨタ出資)だ。
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