7月6,7,8日と日本コンクリート工学会年次講演会で博多に言っておりました。期間中,かつて名大にいた先生と会食でき,旧交を深めることができました。
司会は,今年は腐食(防食)で,面白く聞かせてもらいました。すぐ調べればわかることだと思いますが,電気防食だとASRがまずそうですね。電流で逆に加速したら面白いことできないでしょうか。
あとは,Cationが移動するのですけど,シンジェナイトとか,なにが析出しているのか気になります。しかし,水酸化カルシウムに対して,何を選択的に析出させたらバッファーになるのか,っていう研究はされているんでしょうか。こちらも興味深いです。
JCI総会で恩師に君もそろそろ懇親会に顔を出すようにといわれ,はじめて主催側でないときに懇親会に出てみました。いずれの学会もそうですが,おじいちゃんのための会になっているわけで,研究者間の懇親は別のところでもできそうだな,と思いました。企業の方と久方ぶりにお会いする機会としては素晴らしかいですけども。
今回は博多だけあって,食事もおいしいし,むしろ混雑がすぎたので欠席した方がよさそうでした。なんか,アラートがあるとよいですかね。
その他の夜の会では,同世代のみなさんと飲めたので元気が回復しました。
7月10日(日)は,名古屋市大の青木先生代表の科研(S)の打ち合わせでした。文化遺産保存に関する打ち合わせで,少し疑問に思っていた点について,直接実務に携わっている方のお話がきけてよかったです。コンクリートはやる人がメンバーをみるとたくさんいそうなので,レンガの塩風化をやろうと思いました。塩風化は,DEFとは違い,過飽和条件がイメージしやすいのでメカニズムや数値モデルは,材料や周囲土壌,飛来物質条件が定量できれば,その場その場に応じたモデルは(比較的)簡単につくれるのでは,と推察します。ですので,むしろ問題があった場合のキャラクタリゼーション方法についてざっととりまとめることと,現在起きているその現象をどのように停止させるか,ということが課題ですね。
回復性を担保しつつ停止する手法,というのはなかなかに課題です。チャレンジングなので燃えますけど。少し頭の体操をしたいと思います。
CCR投稿中の論文2本の査読が返ってきました。おおむね総じてPositiveと判断していますが,いずれもそれなりの分量の査読結果でした。Rejectよりは議論が続くのがありがたい。
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