9/21/2008

ITMNR,AIJ

9月18日は神戸で行われるITMNRで発表を行ってきた。
これは,中性子ラジオグラフィに関する国際会議で,どちらかというとデバイス,手法ベースの国際会議だ。コンクリートに中性子ラジオグラフィを使っているのは,現在は,南アフリカとオーストラリアのチームが積極的に行っており,我々(兼松・野口・丸山チーム)はどちらかというとアプリケーションベースで後追い組である。
ただ,コンクリートの問題に対するソリューションとしての利用においては,一歩秀でている感がある。

減衰だけでなく,後方散乱の影響に対する質問や境界条件に及ぼす影響に関する質問を得た。

どちらかというと,相互のコミュニケーションを重視する学会の様で,(おそらく機器のかずがそもそも限られている),非常に親密に受け入れられたように感じた。


AIJ中は,あまりセッションに参加できなかった。CONCREEP8の準備に忙しく,広大でも委員会の発表用PPTを作ったり,別件の教科書作成のミーティングがあったり,であった。
また,学生に広大土木の設備や実験について紹介したりもした。

収縮,線膨張,ALA&TNFRについては,いろいろご意見をいただいたようで,すべからく次回以降の研究に反映させていただきます。

・現在,熱力学的にRH70%でのピークについては,シミュレーションで検討しているところです。
・RH・含水率・ヤング率・収縮量については,セメント別,高炉についても検討しているところです。
・ALAについては確認実験を23,24日に行う予定になっています。
・若材齢相対湿度測定については,センシリオンセンサで現在行っています。

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