9/13/2008
近況
最近のできごと。
・高温履歴を与える中で湿度変化を測定することに成功した。ただし,各材齢で20度に戻した相対湿度履歴と異なるケースが最高温度履歴60度以上の場合でみられるので,今後の課題として検討する必要がある。実験エラーなのか,測定条件なのか,湿度計の感度の問題なのか・・・。
以前5回連続の実験で再現されたのに,6度目に異なる結果がでて大問題になったことがあったが,あえて別の人で実験をやる(慎重にやりすぎて,全く同じ履歴を人間も繰り返す場合がある。)ことも必要かもしれない。新しいデータについては,かなり慎重にならないといけないな,と反省した。
研究室を構えて成果を焦りすぎた,というのもあるかもしれない。
特性曲線の考え方からすれば,大きな湿度変化は無いはずだが,脱着線で特性曲線的な考え方ができるということはまだ検証されていない。自己収縮過程においても,ヒステリシス挙動が生じるということを証明した実験データがとれたので,レター的にどこかに今月中に投稿する。
・高炉について,詳細なデータ蓄積を行うことを研究室方針として決定した。関係者の方のご協力も得られそうなので,ラウンドロビン的なものだけでなく,メカニズム同定パラメータ実験を行う。
・CONCREEP伊勢神宮プログラムおよびバンケット担当。もはや,研究事に頭を使ってしまうと戻れなくなるので,しばらくこれに専念する必要がある。バンケットについては,もう一つめしなくてはいけない。
・JCI マスコンひび割れ指針が佳境。ここへきて議論再燃。もう,ふた踏ん張りくらいしないと厳しいかもしれない。特にBBの取り扱い。線膨張を大きくする方向になるかもしれない。
・7,8日 志摩観光ホテル,伊勢神宮にいった。国際会議準備。志摩観光ホテルは村野藤吾の作品。
・9日 浜岡原発を見学させていただいた。
・12日 東海支部講演を名大で開催。内外装材の取り付け安全性ということで行った。建築研究所伊藤先生は来られず,急遽,河辺東海支部材料施工委員長が講演された。1日の準備で豊田プールの問題をとりまとめられた。本当に頭が下がる。コンステックの込山様には,建築物に関わるさまざまな問題・現象を写真で鮮明に紹介していただいた。また,非破壊試験の動向についても紹介いただいた。自己相関ロックイン赤外線サーモグラフィという技術はすごかった。原理がよくわからなかったので,論文を拝見したい。その他,ノイズリダクションとしてビデオ編集業界で使われている技法をサーモグラフィに追うようする例にも紹介いただいた。全部で60人程度でおかげさまで盛会でした。感謝いたします。
・12日 総裁選
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