諸行無常。
牡蠣殻は牡蠣殻で落としていかないといけないし、前進のためには破壊もなくてはいけないわけですが、そうはいっても、うまくいっているものが壊れるとか、チームだなくなるっていうのはさみしいものです。いやあ、うまくいっていると思っていても、足元から壊れているものなんでしょうけど、こんだけ頑張ったんだから、もう少し続けばよいのに、と思うことがままあります。
25日は卒業式です。研究室の体制もまた一段と変化し、新たな1年が4月からスタートです。
変化するとわかっていても、ちょっとずつ継続に向かって努力することに意味があるんかな、とは思って頑張っていこうと思います。
さて、最近は報告書で時間が謀殺されながらも、爪に火をともすように時間をかき集めて、論文の破片をつくって、つなげて、投稿してきました。
現在、審査中の論文は、
・骨材によるひび割れ性状変化:CCR:major revision 4回目
・SAXSによるセメント中の微細構造変化:CCR:査読中
・RC構造物の固有周期変化について:JACT:査読中
・放射線照射によるコンクリートの物性変化に関する数値解析:JACT:査読中
・収縮低減剤の作用メカニズム:JACT:査読中
といった感じです。収縮低減剤関係では、さらに2編書きたいと考えていて、SAXSで1編、骨材の放射線影響1編、規制庁プロジェクトサマリ1編を2016年度中に投稿できたらよいな、と考えています。
学生からは、メソスケール解析(RBSM)、チタンナノ粒子による微細構造変化、収縮低減剤の濃度依存性、ペーストの収縮の早期脱型、水分移動、などについて投稿してもらえたらと思っています。
4月からの研究動向としては、パリ東大学の学生が半年滞在して実験をしまくります。収縮低減剤関係。その他に、英国、ベルギー、米国での大学や研究機関との国際共同研究の準備が進んでいます。COST ACTIONへの参加も検討していきたいと思います。
さらに浜岡プロジェクトが大々的にスタートしますし、11月には国際会議を名大で開催の予定です。ASRに関する数値解析についてもスタートします。
ちょっとプロジェクトを引き受けすぎかな、と思ってもいますが、ありがたいことですのでできる限り貢献していきたいと重みいます。
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