5/31/2014

5月最終 その3

工学者とはこういうものだ,という感動を受ける本に出会いました。自分の矮小さが恥ずかしく,地道に科学技術力を磨いていこう,と決意をさせる本でした。

考証-福島原子力事故-炉心溶融・水素爆発はどう起こったか-石川迪夫


5月最終 その2

そういえば,今日は,真夏日でした。32度を超えるっていうのは,世の中そういうもんなんでしょうか。5月なのに。

一つ前のおもしろイベントでコメントしましたが,最近は管轄省庁ではグローバル化,みたいなことをしきりと言っています。助教のテニュア問題というのもありまして,世界的な優秀な人材を集めてこよう,とかいっている人たちもいるわけです。でもね,もう少し現場の状況を考えた予算の枠組みとか考えて欲しいわけです。


5月最終 その1

さて,イベントは風化しつつありますが・・・。

所属の研究科にできたセンターの設立シンポジウムに出席しました。率直に意見が出た方がよいんじゃないかと思って,少し辛口ですがコメントします。

いろんな人が出席してコメントして,ワークショップをしたのを横からみていたわけですが,見識の世代間ギャップが大きいのが一番の見どころでした。大学教員の頭の硬さも,役人の頭の硬さもよく見えたし,それを感じる学生が少しでもいたのなら,意味のあったシンポだったんじゃないかと思います。


5/01/2014

GW近況

GWになってしまった。研究室内もいろいろありまして,ごたごたもありまして。
SAXSについて,もういちど文献掘り起こして大分勉強しました。Allenらのやっていることと,最近のMITがやっていることを比較しました。MITチームのは,qレンジが狭くて,これで本当によかったんかなあ,とか,モデルのフィッティングの前提が壊れてて,これで良く査読とおったよなあ,とか,ちょっとずつ批判できるくらいには成りました。Allenのは,なんかI(q)がそのまま記載されていないので,自分で解析しにくいので困ります。データ,そのまま出してくれれば良いのに。でも,基本は,水和中も劣化中も,ってことで全部取って確認している,というのはデータ解釈として安定感がありますよね。我々も超音波でもリートベルトでも,結局とりまくってから発表してきましたが,そういうの無いと絶対感が無いので気をつけないといけません。セメギでは,SAXSで発表します。