6/15/2013

6月2日~6月15日

6月3日は、急遽入った大学の打ち合わせで、JCI委員会には出席できませんでした。


グローバル人材

FBの方に書いたのですが、見回してみると違和感を感じている人は思ったより多く、これなら、いずれは大丈夫かな、とも思いますが私の所属している大学は、少し横道にいってしまうかもしれないなあと。

まず、グローバル人材というものの定義をしっかりしましょう。名前はなんとなく、ほんわかついていますが、何が目的なんでしょうか。あるいは何が出来る人がグローバル人材なんでしょうか。
英語ができる人なら、バイリンガルで十分ですよね。

国際的に活躍するにしても、日本企業でない企業で活躍できる人でしょうか。日本のために、日本企業を海外で活躍させることができる人でしょうか、それとも海外で新しく起業できる人でしょうか。
最近の文部科学省の方向性は、安倍首相のとりまきが経団連でることもあるからかもしれませんが、大学においてもなんだか、職業訓練所になってくださいというような要望が多くて愕然とします。


6/01/2013

5月27日~6月1日

今週は、飲み会がやや多かったです。

月曜日は国際会議で司会をしたあと、研究打ち合わせを別所で行い、その後に大学のときの同窓生と最近の情報交換をしました。
木曜日には、東大のI先生の研究室と研究交流会をしました。久しぶりに1日時間をつかって研究にだけ頭をつかったので、非常に爽快感がありました。現状の考え方など問題意識などが共有できましたが、存外、同じような問題意識の点が多く、ディスカッションが非常に有意義でした。
金曜日は、地元の企業と共同研究の打ち合わせをしました。非常に面白い傾向がでてきたので、次のステップとしてのメカニズム解明のための基礎研究の方向性が定まりました。

黄表紙の7月号掲載の論文は、ケイ酸カルシウム板の劣化についてです。非構造部材の耐震性が問題となっていますが、想定していない利用環境で大きく留めつけ強度が劣化する場合があるので、その問題点を指摘したものです。トヨタスタジアムのプールの天井板落下事故の採取品を細かく分析した結果と留めつけ強度を論じたものなので、案外、面白い(ただし専門家としては当たり前の)結果が出ています。谷川先生と初の共著論文です。

事故関係では、今後、アンカーとか定着の問題をなんらかやっていきたいと考えています。個人的に、某トンネルの報告書には、質問したい点がいくつかあります。今後、関連業界の出す指針類に注目です。

今週は、さらにCCRにリベンジ論文を投稿しました。セメントのC-S-Hの変質とペーストの物性変化を論じたもので、包括的データとしての価値は高いと自己評価していますが、C-S-H変質部分には、若干、噛み付かれる余地があるかと思います。査読者とディスカッションできる余地があるとよいのだけれども。

次は、ACIに骨材とひび割れの論文をとりまとめたいと考えています。SI単位系とヤード・ポンド単位系の両論併記なのがやや、面倒くさいですねぇ。