9/27/2008

レッツノート

CF-W2がAIJ大会でおなくなりになられた。
まったく同じ型式を利用していた,T先生も壊れたし,そういえば,広大のS先生のも壊れたので,なんかあるのかもしれない。タイマー的なものが。

私のは,起動するとブルー画面になって再起動を繰り返すようになって,くるったようにカタカタいいつづける。

CONCREEPもあることだし,困ったので結局生協でCF-R7を購入することにした。

いつも,ノートには一式いれるのですが,今回はVisualStudioを入れないことにしたら,動きはすごい早いんですね。いつも一式いれているから全然きづかなかった。
小さいPCでハンドリングが良くなったので,結構満足している。

パーティションの編集ソフト EASUS PARTITIONというので,Dドライブを作製した。

それと,いままで全然知らなかった(なぜググらなかったのかもわからないが)けど,レッツノートシリーズはFnキーとCtrlキーをBiosで交換できるんですね。
不便だなーとおもっていたんだけど,びっくりしました。

中性子ラジオグラフィ

中性子ラジオグラフィの実験をおこなってきた。理科大兼松先生との共同研究である。
今回の目玉は,含水軽量骨材の水分移動挙動ということで,実験を行った。

原子炉内で練り混ぜするのは失敗がいやだし,なかなか緊張する。
流動性を制御できなくて,焦ったりもした。

今回わかったのは,骨材内部の空気が結構悪さをする場合がある,ということだ。
水分が吸われると言うことは中の空気がどこかにいかなくてはいけないので,その分問題が生じる可能性がある。

9/22/2008

含水率

含水率は,セメント硬化体の絶乾質量に対する,自由水分の比です。
AIJ大会の発表で,線膨張率の含水率依存性の論文において,飽和度を含水率として表現した論文があり,混乱を生じさせてしまったようです。お詫び申し上げます。

9/21/2008

ITMNR,AIJ

9月18日は神戸で行われるITMNRで発表を行ってきた。
これは,中性子ラジオグラフィに関する国際会議で,どちらかというとデバイス,手法ベースの国際会議だ。コンクリートに中性子ラジオグラフィを使っているのは,現在は,南アフリカとオーストラリアのチームが積極的に行っており,我々(兼松・野口・丸山チーム)はどちらかというとアプリケーションベースで後追い組である。
ただ,コンクリートの問題に対するソリューションとしての利用においては,一歩秀でている感がある。

減衰だけでなく,後方散乱の影響に対する質問や境界条件に及ぼす影響に関する質問を得た。

どちらかというと,相互のコミュニケーションを重視する学会の様で,(おそらく機器のかずがそもそも限られている),非常に親密に受け入れられたように感じた。


AIJ中は,あまりセッションに参加できなかった。CONCREEP8の準備に忙しく,広大でも委員会の発表用PPTを作ったり,別件の教科書作成のミーティングがあったり,であった。
また,学生に広大土木の設備や実験について紹介したりもした。

収縮,線膨張,ALA&TNFRについては,いろいろご意見をいただいたようで,すべからく次回以降の研究に反映させていただきます。

・現在,熱力学的にRH70%でのピークについては,シミュレーションで検討しているところです。
・RH・含水率・ヤング率・収縮量については,セメント別,高炉についても検討しているところです。
・ALAについては確認実験を23,24日に行う予定になっています。
・若材齢相対湿度測定については,センシリオンセンサで現在行っています。

9/13/2008

近況


最近のできごと。

・高温履歴を与える中で湿度変化を測定することに成功した。ただし,各材齢で20度に戻した相対湿度履歴と異なるケースが最高温度履歴60度以上の場合でみられるので,今後の課題として検討する必要がある。実験エラーなのか,測定条件なのか,湿度計の感度の問題なのか・・・。

以前5回連続の実験で再現されたのに,6度目に異なる結果がでて大問題になったことがあったが,あえて別の人で実験をやる(慎重にやりすぎて,全く同じ履歴を人間も繰り返す場合がある。)ことも必要かもしれない。新しいデータについては,かなり慎重にならないといけないな,と反省した。
研究室を構えて成果を焦りすぎた,というのもあるかもしれない。

特性曲線の考え方からすれば,大きな湿度変化は無いはずだが,脱着線で特性曲線的な考え方ができるということはまだ検証されていない。自己収縮過程においても,ヒステリシス挙動が生じるということを証明した実験データがとれたので,レター的にどこかに今月中に投稿する。


・高炉について,詳細なデータ蓄積を行うことを研究室方針として決定した。関係者の方のご協力も得られそうなので,ラウンドロビン的なものだけでなく,メカニズム同定パラメータ実験を行う。



・CONCREEP伊勢神宮プログラムおよびバンケット担当。もはや,研究事に頭を使ってしまうと戻れなくなるので,しばらくこれに専念する必要がある。バンケットについては,もう一つめしなくてはいけない。

・JCI マスコンひび割れ指針が佳境。ここへきて議論再燃。もう,ふた踏ん張りくらいしないと厳しいかもしれない。特にBBの取り扱い。線膨張を大きくする方向になるかもしれない。

・7,8日 志摩観光ホテル,伊勢神宮にいった。国際会議準備。志摩観光ホテルは村野藤吾の作品。

・9日 浜岡原発を見学させていただいた。

・12日 東海支部講演を名大で開催。内外装材の取り付け安全性ということで行った。建築研究所伊藤先生は来られず,急遽,河辺東海支部材料施工委員長が講演された。1日の準備で豊田プールの問題をとりまとめられた。本当に頭が下がる。コンステックの込山様には,建築物に関わるさまざまな問題・現象を写真で鮮明に紹介していただいた。また,非破壊試験の動向についても紹介いただいた。自己相関ロックイン赤外線サーモグラフィという技術はすごかった。原理がよくわからなかったので,論文を拝見したい。その他,ノイズリダクションとしてビデオ編集業界で使われている技法をサーモグラフィに追うようする例にも紹介いただいた。全部で60人程度でおかげさまで盛会でした。感謝いたします。

・12日 総裁選